BS1 5月13日(日) 午後6時00分~6時44分

京都・嵐山の竹林に外国人が押し寄せるなど、いま日本の「竹」が大人気。日本人は、古来「竹」を様々な日用品に利用し、筍料理に舌鼓を打ってきた。しかし、外国では日本ほど竹を利用しないという。様々な用途に竹を利用し、味も楽しむ日本の竹はクール?外国人の視点で日本に根付いた竹文化のクールを探る。
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ご意見番:
荒俣 宏 さん(作家)
出演外国人:
アーロン・ドッズ (ニュージーランド)、アナト・パルナス (イスラエル)
ジョアン・オオルイ(ブラジル)、オルガ・ヤレムチュック(ウクライナ)
デーリン・アームストロング(アメリカ)、シニパー・ピンムアン(タイ)
ニコラ・セラファン(フランス)、ヘン・シン(中国)

◆都会の竹事情
外国人が、都会にある竹を見に行った。黄色の幹に緑の縦縞が入った金明孟宗竹(キンメイモウソウチク)や、黒い幹に緑の葉が美しい黒竹など竹に多くの種類があり、ビルの中にも植えられていることに気付く。
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出演:デーリン・アームストロング(アメリカ)/シニパー・ピンムアン(タイ)、取材先:日本橋三井タワー
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[感想トーク]
外国人は今でも日本の文化に竹が深く関係していることが分かったという。高層ビル街に竹があることでストレスが減るとか、竹が数本あるだけで飾らない美を感じると言う意見が出た。また、アジアにもたけのこ料理はあるけれど、たけのこが主役の料理はないので、日本でたけのこ本来の味を知ることができたという。
◆日本の美、京都嵐山の竹林を守る人々
外国人が竹林を訪ね、竹林を管理している平木さんと出会う。平木さん達は、年間300日以上、朝と夕に竹林に入り手入れをしている庭師。落ち葉を掃除し苔に光を与え、竹を間引いて、竹がまっすぐに伸びるよう促す。間引かれた竹林は美しいグラディエーションをみせる。
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出演:ジョアン・オオルイ(ブラジル)/平木 信行 さん、取材先:株式会社 曽根造園
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[感想トーク]
竹林の美しさは日々の手入れがあってこそだが、あまり手を入れず自然の美を作り出していることに全員が感動。竹林は映画・忍者・浮世絵・絵画の影響で世界的に日本のイメージを代表する物の一つで、欧米人にとっては日本文化の象徴だという意見もでた。
◆竹に魅了されたアメリカ人の尺八演奏家
アメリカ出身の尺八演奏家、ジョン・海山・ネプチューンさん。大学時代、尺八の音に魅せられ45年前に来日。修行を経て、雅号「海山」を授かり師範となる。現在、良質な竹を求め千葉県鴨川市に移住。自ら尺八の製作を行い、「一音成仏」(一つの音を極める)の音を探し続けている。
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出演:ジョン・海山・ネプチューン さん
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[感想トーク]
外国人の感想は、尺八はシンプルな楽器なのに様々な音色を出せ、パワフルだけど、目を閉じると竹林を抜ける風の音にも聞こえるなど、繊細な音も奏でられる楽器でクールだということだった。竹そのものについては、曲げられても折れずに我慢するところが日本人の価値観に合うから竹に囲まれて生活は自然なことだという意見も有った。