BS1 5月27日(日) 午後6時00分~6時44分

「日本で花見がしたい」と、桜の満開に合わせて来日する外国人観光客が急増。そこで今回のテーマは、日本の四季を彩る「花」。近年、多くの外国人が訪れるというフラワーパークの魅力とは。エントランスで出迎える巨大な生け花。外国のフラワーアレンジメントとの違いは。日々の暮らしの中に息づく花など「日本人と花の関係」に焦点を当て、そのクールに迫る。
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ご意見番:
荒俣 宏 さん(作家)
出演外国人:
ウー・ルイ(中国)、アバン・サフリ(シンガポール)
クリスティアン・ブリュー(イギリス)、ユーリ・クンヤ・ファウルスティヒ(ブラジル)
ヘザー・マクリーシュ(アメリカ)、イヴァン・パゾス(スペイン)
エミリー・マッケイ(オーストラリア)、オマル・イスハグ(スーダン)

◆町の花壇
外国人は、日本の街で花壇をよく見かけるという。その多くは商店街や自治会がボランティアで管理し、市町村も援助しているようだ。街行く人が笑顔になる街の花壇はクール。
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出演:イヴァン・パゾス(スペイン)/クリスティアン・ブリュー(イギリス)、取材先:国立駅前大学通り商店会
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[感想トーク]
外国人は、地域の人々がボランティアで花の手入れをしていることに驚いたという。日本は花の種類が豊富で、花を摘んだり荒らしたりする人がいない、花に名札がついていることが良いという意見などが出た。
◆日本のフラワーパーク
訪ねたのは国営ひたち海浜公園。東京ドームのおよそ40倍もの面積に2種類の花畑があった。270種のチューリップと丘一面のネモフィラの花だ。海外からの観光客も多数訪れている。手入れをされた満開の花の美しさや広さが、世界中の人たちに楽しませていた。一斉に咲きそろわせ、美しい色のグラデーションには職員の工夫や努力があった。
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出演:ウー・ルイ(中国)、取材先:国営ひたち海浜公園
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[感想トーク]
フラワーパークを訪ねた外国人は、花と海を青空が溶け合って絵のようだったと言う。開花時期の時間差を利用し見頃を長くしたり、色の配置を工夫したりするのがすばらしいという。海外でもフラワーパークがあるが、人工的であったり、規模も小さいようだ。日本にフラワーパークが多いのは、花の命を愛でるためではないかとの意見があった。
◆巨大な生け花
ホテルのエントランスロビーに一晩で出来上がった桜を使った巨大な生け花。花は2トントラック3台で運ばれたもの。生け花は「命の彫刻」とだという華道家は、運搬で弱った花々に水揚げをし、真夜中作業に取りかかった。流木や枯れ枝に色を付けたものも取り入れ「命の出会い」を表現したいという。できあがった大きな生け花は、前後左右で違った姿を見せた。
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出演:エミリー・マッケイ(オーストラリア)、取材先:華道家 前野 博紀 さん
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[感想トーク]
外国人は、生けた後も花は成長すると言うことに驚き、日本の生け花が命の移り変わりを愛でるところがクールだという。欧米のフラワーアレンジメントは、表面的な美しさを追求するが、日本の作品には意味(テーマ)があることに気付いたという。様々な芸術を通して命のはかなさを表現している日本文化はクールだと思われた。