ストーリー
女用心棒のバルサは新ヨゴ国の王子チャグムが川に転落したところへ通りがかり、命を救った。宮殿に連れて行かれたバルサは、妃から「王子を連れて逃げてほしい」と頼まれる。
チャグムには精霊の卵が宿ったが、その精霊は悪しき魔物と言われており、帝から暗殺されようとしていると言うのだ。
やむなくチャグムを連れて逃亡するバルサ。王宮からは刺客が放たれ、異界の魔物が王子に宿る卵を狙っていた。バルサは闘い、生きる厳しさと身を守る術をチャグムに教えていく。
やがて、精霊と交信できる呪術師たちの協力を得て、精霊の真の姿が分かってくる。
卵が孵化する時期が迫っていた。いつまでも逃げているわけにはいかない。バルサたちはついに、刺客と魔物との決戦の時を迎える…!
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各回のあらすじ
第1回「女用心棒バルサ」
女用心棒のバルサ(綾瀬はるか)は、川に落ちた王子チャグム(小林颯)を救い出すが、その際に得体の知れないものが王子にまとわりつくのを見てしまう。王宮のろうに繋がれたバルサだが、二ノ妃(木村文乃)によって解放され、王子を連れて逃げるよう頼まれる。チャグムには水の魔物が取り憑き、それを嫌った帝(藤原竜也)が息子の命を狙っていると言うのだ。まだ幼く、気位だけは高いチャグムを連れて、バルサの逃避行が始まった
第2回「王子に宿りしもの」
危機一髪のバルサ(綾瀬はるか)を救ったのはチャグム(小林颯)の不思議な能力だった。叫びに呼応した川の水が追っ手を押し流したのだ。満身創痍のバルサは幼なじみのタンダ(東出昌大)に手当を受け、一命をとりとめる。一方、チャグムに何が起きたのか調べていたシュガ(林遣都)は呪術師のトロガイ(高島礼子)から、王子に宿ったのは精霊の卵で、守るべきものと聞かされる。それは新ヨゴ国の建国の神話を否定する内容だった。
第3回「冬ごもりの誓い」
精霊の卵を狙うラルンガから逃れたバルサ(綾瀬はるか)は雪を嫌う化け物をやり過ごすため、チャグム(小林颯)を連れて山の洞窟に逃げ込む。しかしその間にも卵は育ち、チャグムはもうひとつの世界<ナユグ>の闇に度々引きずり込まれるようになる。バルサは恐怖と闘うチャグムを抱きしめ、かつて自分を守ってくれたジグロ(吉川晃司)のことを語り始める。バルサの心の傷を知ったチャグムは、自分も運命から逃げないことを誓う。
第4回「決戦のとき」
ラルンガの襲撃をかわしたバルサ(綾瀬はるか)だが、チャグム(小林颯)は精霊の卵に操られるように森の中に消えた。帝(藤原竜也)の密命でチャグムを狙うジン(松田悟志)との追跡劇が始まる。一方、王宮に連行されたトロガイ(高島礼子)はシュガ(林遣都)と共にラルンガ退治の方法を探り、伝説に隠された真実に気がつく。その頃、チャグムはサーナンと呼ばれる水源にたどりつくが、その背後に卵を狙うラルンガが忍び寄る…!