BS時代劇
「神谷玄次郎捕物控2」

初回放送

2015年4月3日から放送[連続8回]
毎週金曜 夜8時 BSプレミアム

ストーリー

神谷玄次郎は、定町廻り同心でありながら、上役の意見に耳を傾けず、なじみの料理屋の女将とねんごろになるなど、北町奉行所ではちょっとはみ出し者。しかし、いざ事件が起きると、天才的な集中力と鋭い観察眼、卓越した勘とひらめきで、ものの見事に真犯人を突き止め、解決してしまう。

毎回謎の騒動や個性的な人物、巧妙に悪事を働く者たちが登場。そうした人間の心に潜む秘密や魔性が事件を追う玄次郎たちによってミステリー風にあぶり出され、周りの者たちとの実に人間味あふれたやりとりと相まって、人の心の機微を繊細に描き出す“藤沢周平”捕物帖のパート2。

主演の玄次郎役を演じるのは、パート1で新鮮な旦那っぷりを魅せた高橋光臣。また、玄次郎を支える岡っ引きの銀蔵親分役の中村梅雀、玄次郎と恋仲である小料理屋の女将役の中越典子、組屋敷で玄次郎の世話を焼く女中役の岸本加世子など、パート1同様に多彩なベテラン陣が時代劇を彩ります。

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各回のあらすじ

第1回 「出合茶屋」
不真面目、自堕落、極まりなく、ひらめき、優しさ、この上なし。藤沢周平の名作をドラマ化した「神谷玄次郎捕物控」がパワーアップして帰ってきた物語巴屋に3人組の押し込みが入った事件を調べていた北町奉行所の同心・神谷玄次郎(高橋光臣)は、岡っ引きの銀蔵(中村梅雀)に妙な相談をもちかけたおとせ(高岡早紀)を知る。その後、おとせが何者かに襲われた。おとせは事件の重要な手がかりを白状する…。

第2回 「昔の仲間」
岡っ引の幸太が長門屋の裏手路地であやめられた。神谷玄次郎(高橋光臣)はその下手人と疑われる作十(石橋蓮司)という人足を調べ始める。やがて作十が長門屋の主人の宇兵衛(篠田三郎)に会いに来たことがわかる。実は宇兵衛と作十はかつての盗人仲間。貧乏暮らしの作十は、借金を抱えているのに親切にしてくれる隣の女のために宇兵衛に金を無心しに来たのだ。しかし娘の祝言が近い宇兵衛は、過去の悪行を知る作十が邪魔になり…

第3回 「消えた女」
小料理屋よしのの板前で元岡っ引の弥助(高橋和也)は、元の女房・おようの父から一通の文を見せられる。そこには「岡場所から救い出して欲しい」と書いてあった。おようの行方を探り始めた弥助は、彼女が材木問屋の高麗屋に一時奉公していたことを突き止める。一方、玄次郎(高橋光臣)たちは高麗屋に流れ星と呼ばれる盗っ人が入った件を調べていた。そして、昔おようが理不尽な理由で高麗屋から追い出されたことを知る。

第4回 「密告」
玄次郎(高橋光臣)が同心仲間の鳥飼(山崎樹範)のなじみの料理屋で飲んだ夜、磯六(不破万作)が橋の上で何者かに殺される。磯六はかつて同心だった鳥飼の父に、人の悪行を密告することで日銭を稼いでいた「たれこみ屋」。犯人が鳥飼の命も狙っていたことから、玄次郎は磯六と鳥飼に恨みを持つものが下手人ではないかと推理し、ある老人を特定するが、その老人はすでに病死。しかし、そこから意外な犯人が浮かび上がってきて…。

第5回 「神隠し」
小間物屋・伊沢屋の若い女房お品(宮本真希)が出かけたきり三日も帰って来ず、番頭の庄七が銀蔵(中村梅雀)に相談したやさき、四日目にして帰って来た。お品は家を空けた三日間の記憶が無いと言い、主人の新兵衛(渡辺いっけい)も、これは神隠しに違いないと言い張る。不審に思った玄次郎(高橋光臣)はお品の意外な過去を知る。そしてお品が消えた三日間、行方がわからなくなっていた人物がもう一人いた事を突き止めた。

第6回 「鬼ごっこ」
料理屋の女中おやえ(須藤温子)の斬殺死体が見つかった。玄次郎(高橋光臣)の調べで、おやえは元々岡場所にいたこと、そこで小間物屋・井筒屋忠兵衛(金田明夫)に身請けされていたことがわかった。さっそく忠兵衛を訪ねてみると、すでに店を番頭に譲って行方がわからない。玄次郎が忠兵衛を探し当て問いただすと、忠兵衛はおやえを殺した下手人に復しゅうするために店を捨てたと言うが、その下手人探しが意外な大捕物に発展する

第7回 「小ぬか雨」
小料理屋のおかみ・お鳥が殺された。同時に勤め先の金を使い込んでお鳥に貢いでいた新七(石田卓也)の姿も消えた。玄次郎(高橋光臣)や銀蔵(中村梅雀)、それにお鳥の手下も新七の行方を追うが見つからない。新七は通りすがりのおすみ(福田麻由子)の家に飛び込み身を隠したのだ。新七は捕まる前に、重い病を患っている母に一目会いたいという。おすみはそんな新七に同情し、自分の家にかくまう。事情を知った玄次郎は…。

第8回 「日照雨(そばえ)」<終>
米問屋・奥州屋の女中・おそのは、店に長年奉公した惣六の娘。三月の間勤めた後、嫁入りのために奥州屋を辞めた。その直後、奥州屋の長男・重吉が何者かに殺される。重吉は博打場に頻繁に出入りし店の女中にも片っ端から手を出すという遊び人だった。玄次郎(高橋光臣)の調べではおそのも重吉に手篭めにされ、その後もしつこくつきまとわれていたという。最初に疑いをかけられたのはいいなずけの信助だったが、下手人は意外にも…

キャスト

神谷玄次郎(高橋光臣)
お津世(中越典子)
鳥飼道之丞(山崎樹範)
弥助(高橋和也)
直吉(長谷川朝晴)
おみち(山下容莉枝)
真木賛之助(佐藤二朗)
金子猪太夫(小野武彦)
おさく(岸本加世子)
銀蔵(中村梅雀)

脚本・主題歌など

【原作】
藤沢周平「霧の果て 神谷玄次郎捕物控」より
【脚本】
古田求、田上雄、保利吉紀、中村勝行、渡辺善則、久貴千彩子
【音楽】
安川午朗

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