土曜ドラマ
「ちゃんぽん食べたか」

初回放送

2015年5月30日から放送[連続9回]
毎週土曜 夜10時 総合

ストーリー

小説家としても活躍するシンガーソングライター・さだまさしが描く、涙と笑い満載の自伝的青春物語。

昭和40年代初頭、ひとりのバイオリン弾きの子供が、天才少年と期待されて、たった一人で長崎から上京し下宿生活。折から70年安保の騒ぎのころにバイオリンに挫折。それでも音楽への道断ちがたく、気づけばフォークデュオ「グレープ」として歌い始めていた…。

友人・先生・アルバイト先のおじさんなど、さまざまな人に囲まれて、少年が青年へと成長するまでを高校・大学時代を中心に描く物語です。

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各回のあらすじ

第1回「故郷(ふるさと)から遠く離れて」
天才バイオリン少年として、両親の期待を背負って単身上京をした雅志(菅田将暉)は、高校2年生。一流のソリストを目指してバイオリンの練習を繰り返す日々だったが、音楽系の高校受験に失敗して以来、自分の目標に疑問を持ち始めている。新しいクラスでは、「ラブ・ミー・テンダー」を歌いながら好きな女の子に告白する少し変わったクラスメイトの為に、オリジナルのラブソングを作曲するはめになり、バイオリンに集中できない。

第2回「小さな革命」
相変わらずバイオリンに精を出さなければならない雅志(菅田将暉)。そんな折、学校では文化祭の催し物を決めることに。文化祭とはいえ、毎年研究発表しかできないことに反発した雅志のクラスでは、雅志の一言で縁日をやることになる。文化祭は日曜日、バイオリンのレッスンのある日だ。しかし、そこでトラブルがおき、雅志は学校に残るはめになり、レッスンに大遅刻してしまう。青春を楽しむこととバイオリンとの間で雅志は悩む。

第3回「それぞれの本気」
バイオリンのレッスンが気になりつつ、友人の誘いでバンドを始める雅志(菅田将暉)。コンテストに出場するために日々特訓をしていた。ある日練習をしていると、他のバンドがやってきて雅志たちの演奏をからかう。コンテスト当日、雅志たちの出番が終わり、件のバンドの演奏。ギタリスト・古田(本郷奏多)のテクニックに衝撃を受ける。一方、学校では、女優オーディションに参加した洋子(森川葵)が学校をやめることになり…。

第4回「岐路に立つとき」
ある日、友人の樫山(間宮祥太朗)が、雅志(菅田将暉)の下宿に古田(本郷奏多)を連れて現れる。はじめはコンテストの落とし前をつけるために古田の元に向かった樫山だったが、すっかり意気投合して、家出をしてきた古田を雅志の下宿に預けにきたのだった。数日間、古田と寝食を共にする中で、雅志は古田の音楽に対する真剣さにうたれる。雅志は、両親に電話をして、今一度バイオリンに真剣に向き合うことを約束するが…。

第5回「生きることの意味」
高校3年生となり、進路を決めなければならない雅志(菅田将暉)たち。そんな状況の中、友人たちと学生運動のデモに参加することになる。思想などは関係なく、パンがもらえるというからだ。機動隊との衝突に巻き込まれた雅志たちを救った大学生・太田(落合モトキ)と出会う。太田はいわゆる高等遊民で、学生運動にも背を向け日々を破滅的に生きていた。そんな太田の生き方を反面教師に、雅志は自らの将来と向き合うことになる。

第6回「母の涙」
高三になり、雅志(菅田将暉)には卒業後の進路を決める時期が迫っていた。雅志は一流のバイオリニストになるべく、芸大の音楽科へ進むことを望みつつ、本当にそんなふうになれるのかという不安を抱えていた。自分は一流のソリストになれるのだろうか? なれなければ、全て無意味なのではないか?思い悩んだ末、雅志はバイオリンと決別する決意をする。夏休み、雅志は両親にバイオリンをやめることを伝えるが…。両親の反応は…?

第7回「本当にやりたいことは」
バイオリンを諦めた雅志(菅田将暉)は、大学生になった。友人の古田(本郷奏多)や樫山(間宮祥太朗)は、大学生活を続けながらキャバレー回りのハコバンに加入するという。菊田(泉澤祐希)は病気の父親(阿南健治)のかわりに店を継いだ。皆それぞれの道を見つける中、雅志は気まぐれにアルバイトを始める。器用な雅志は、アルバイト先の工務店の社長(徳井優)に気に入られ、正社員として働くことを薦められるが…。

第8回「さよなら青春の日々」
雅志(菅田将暉)は居酒屋でアルバイトをすることに。程なくして店主・野沢(皆川猿時)が都合により休業してしまう。収入の無くなった雅志は、バイオリンを質入するまでに追い込まれる。帰ってきた野沢は実はギャンブルにはまり借金を作っていた。仕事を全て雅志に任せ、またばくちに出かける野沢。憤りの中で雅志は何かを吹っ切るように働く。一方、樫山(間宮祥太朗)がバンドを辞めてきたという。その手には質入したはずの…。

第9回[終] 「明日への扉」
体調を崩してしばらく実家の長崎へ帰ることにした雅志(菅田将暉)。心身ともに立て直し、一から出直すつもりであった。帰郷した雅志を両親は温かく迎えてくれる。一方、古田(本郷奏多)は、ドサ回りのバンド生活に嫌気が差していた。そんな時、雅志の部屋で、雅志が書きためていた譜面を見つける。そして、突然長崎の雅志のもとを訪れる。雅志と古田は暇に任せて音楽を作り始める。やがてその曲が周りの関心を呼ぶことになり…。

キャスト

佐野雅志(菅田将暉)
古田政美(本郷奏多)
樫山満(間宮祥太朗)
菊田保夫(泉澤祐希)
岡倉洋子(森川葵)
佐野喜代子(西田尚美)
佐野雅人(遠藤憲一)

脚本・主題歌など

【原作】さだまさし「ちゃんぽん食べたかっ!」
【脚本】尾崎将也
【音楽】渡辺俊幸

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