プレミアムドラマ
「クロスロード~声なきに聞き形なきに見よ~」

初回放送

2017年5月28日から放送[連続6回]
毎週日曜 夜10時 BSプレミアム

ストーリー

「最後の一年」にかける二人が変わりゆく東京の片隅でひっそりと生きる人々を見つめる――前作を超える骨太なストーリーと深い感動を呼ぶ、大型プレミアムドラマ。

互いに反目し合い、時にお互いの信念の強い絆をにじませる二人の関係は前作を引き継ぎ、変わりゆく東京の片隅で新たな事件に挑む。より深く、より濃く、男たちの内面と社会の人間模様を紡いでいく。テーマは「無戸籍」。戦後70年を過ぎた今なお、社会から忘れられそうでいながら必死で生きる人々と接し、二人の男の魂にまたも火がつく。最後の一年でなお困難に立ち向かう二人の生き様を通し、全ての世代が共感し、今を生きる活力を得るドラマ。

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各回のあらすじ

第1話「新人」
尾関辰郎(舘ひろし)は大森臨港署刑事課に異動する。報告を兼ね、亡くなった先輩刑事・前川宏樹(若林豪)の妻・静江(黒田福美)を訪ねた。板垣公平(神田正輝)はフリーライターとして活動していた。訪れた雑誌社で意気盛んな記者・片山明日子(栗山千明)とペアで取材する板垣。妻(高島礼子)に心配をかけながら、ジャーナリストとして新たな道を模索していた。そんな中、河川敷で君塚瞳(野村真美)の死体が発見される。

第2話「運命」
刑事課・尾関辰郎(舘ひろし)は無戸籍児・雪乃(高松咲希)を案じ、児童相談所を訪れる。板垣公平(神田正輝)は明日子(栗山千明)の無戸籍の記事を批判するがヒントを得て明日子は取材に飛び出す。畠山(神保悟志)は超勤が多いと嘆き、辰郎は文書作成に追われる現状を田中(神田穣)から聞く。「声なきに聞き、形なきに見よ」辰郎は先輩の言葉を田中に伝える。公平と明日子は君塚瞳(野村真美)が出産した病院を見つける。

第3話「記憶」
尾関辰郎(舘ひろし)は亡くなった先輩・前川(若林豪)の墓参りに赴く。前川の妻・静江(黒田福美)は夫が残した言葉の真意が分からず辰郎に問う。板垣公平(神田正輝)は忠告を無視した明日子(栗山千明)を非難するが、明日子は公平の10年前の記事を持ち出し反論する。辰郎は前川の自白強要の噂を信じられず、10年前、前川とペアで調べた刑事に会いに行く。無戸籍児・雪乃(高松咲希)が行方不明になったという連絡が入る。

第4話「決意」
大森港南署に隣接する署で新たな遺体が発見される。尾関辰郎(舘ひろし)たち捜査員は隣の署に関わらないよう近衛管理官(竹中直人)から指示される。君塚瞳の事件の重要参考人・君塚文也が出頭してくる。板垣公平(神田正輝)と片山明日子(栗山千明)は山梨県へ飛び、10年前の死刑囚・立石(金児憲史)の事件について調べる。公平は自分が取材した人物と立石の意外な接点に気付く。辰郎と夏音は文也の妻の訴えを聞く。

第5話「罪」
尾関辰郎(舘ひろし)は合同捜査本部にいる金田管理官が死刑囚・立石の取り調べに昔関わっていたことを知る。亡き恩師・前川(若林豪)は自白強要をしたのか。板垣公平(神田正輝)は立石の母親に会う。10年前証言した一人が立石に恨みを持っていたことが判明、重要な証言が揺らぎ、公平はがく然とする。捜査線上に無戸籍の遠藤翼(ルウト)の名前が浮上する。前川の過去を探る辰郎は意外にも近衛管理官(竹中直人)の名前を聞く

第6話[終] 「慟哭(どうこく)」
尾関辰郎(舘ひろし)は10年前の捜査に関わった近衛(竹中直人)を問い詰める。板垣公平(神田正輝)は事件の目撃者の一人・出原(水橋研二)に疑惑を持つ。辰郎が出原を取り調べる。出原は次第に10年前と今回の事件をつなぐ衝撃的な証言を始める。無戸籍の雪乃(高松咲希)に会う決心をした父親が児童相談所へ来る。ついに辰郎は死刑囚・立石(金児憲史)に接見し、前川(若林豪)の自白強要の噂の真相に迫る。90分拡大版。

キャスト

尾関辰郎(舘ひろし)
板垣公平(神田正輝)
片山明日子(栗山千明)
近衛滋(竹中直人)
津山浩太郎(勝野洋)
田中啓介(神田穣)
畠山秀行(神保悟志)
石山のぞみ(飯沼千恵子)
遠藤翼(ルウト)
板垣恭子(高島礼子)
木戸昭吾(平泉成)
野々山徳枝(中村玉緒)

脚本・主題歌など

【原案】金子成人
【脚本】高橋美幸 是安彌生
【演出】藤井裕也 村田忍 初山添洋
【音楽】中野雅子
【主題歌】Anna「ひとりの世界」

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