BS時代劇
「伝七捕物帳2」

初回放送

2017年8月4日から放送[連続8回]
毎週金曜 夜8時 BSプレミアム

ストーリー

中村梅雀版「伝七捕物帳」の続編が登場。

中村梅雀が演じる新たな「伝七捕物帳」(2016年放送)のシリーズ第2弾。

北町奉行・遠山左衛門尉から特別に紫房の十手を授かる奉行直属の岡っ引き・黒門町の伝七が、人情に厚いところを見せながら難事件を鮮やかに解決して行きます。

今シリーズのテーマは「命の大切さ」と「人が自由に生きることの素晴らしさ」。

天保の時代を背景に、「どんなことがあっても人は生きていなくてはならない」と願う伝七の思いを、何かいわくがありそうな新レギュラーの男女との関わりも交えて描きます。

情に厚い伝七親分が〝命の大切さ〟と〝生きることの素晴らしさを〟胸に、
紫房の十手を引っさげて庶民を苦しめる悪と闘う!

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各回のあらすじ

第1回「女将(おかみ)の意地、涙のにぎり飯」
伝七(中村梅雀)は米屋のおかみ・お梅(藤原紀香)が、同業者の嫌がらせを見事に退けるのを見かけた。数日後、吉原の文使いが殺されて文が奪われる事件が起こり、文使いは殺される前、お梅の店に立ち寄っていたとわかる。伝七は吉原に潜入するが怪しまれ、危ないところを幇間<ほうかん>・正助(風見しんご)に救われた。正助の助けで聞き込みをした伝七は、事件に花魁<おいらん>の清花(中島亜梨沙)が関わっているとにらむ。

第2回 「めぐり逢(あ)い、悲しき草笛」
奉公人の女を引き込み役に商家を襲い、用が済むと殺してしまう残虐な手口の一味が犯行を重ねていた。女をたらし込む役回りの男を見つけた伝七(中村梅雀)が後をつけると、手だれの男に襲われる。間一髪難を逃れた伝七だが、盗賊の一味と思われたその男は、頭を捕らえるために潜入した遠山(松平健)配下の隠密同心・辻村(寺島進)だった。伝七は、次の標的となっているお幸(瀬戸さおり)と辻村に、ある因縁があることに気づく。

第3回「謎の仇(あだ)討ち、瓦版騒動始末」
白昼、姉弟が父のあだ討ちを遂げる事件が起き、江戸中の話題となる。ところが話を瓦版に書いた朝吉(中村靖日)が、人心を惑わせた罪で手鎖の刑に処せられた。伝七(中村梅雀)は、朝吉の相棒で絵の達者な質屋の跡取り息子・直太郎(渡辺大)と幇間<ほうかん>・正助(風見しんご)の情報から、瓦版に“不都合な真実”が書かれていたために捕えられたのだと気付き、犯人をおびき出す作戦に出る。

第4回「伝七、狐(きつね)に化かされる」
武家の奥女中を装って秘密の賭場に入り込み、賭け金を巻き上げる事件が発生。犯人は何にでも化ける美人の女盗賊・白狐のお仙(野々すみ花)で、面識のない伝七(中村梅雀)にわざわざ挨拶を残す。不審に思う伝七だが、お仙には岡っ引きに両親を陥れられた過去があり、岡っ引きを憎んでいた。そんな時、お仙はかつて袂を別った盗賊の頭・縄手の十蔵(六角精児)の一味に囲まれ、仲間に戻れと脅される。

第5回「鬼か仏か、屋台騒がす手拭い侍」
屋台を狙った辻斬りが連続して発生。犯人の手がかりは朝顔の手拭いとゴマ油の残り香。伝七(中村梅雀)は、うまい屋台に現れると評判の「手拭い侍」の捜査に乗り出すが、その侍は大身の旗本・澤口兵右衛門(平泉成)だった。粋な食いっぷりに心酔した伝七が事情を打ち明けると、兵右衛門は協力を約束。伝七は朝顔の手拭いとゴマ油の残り香は、下手人が兵右衛門を陥れるために仕組んだ偽の手がかりだとにらむ。

第6回「駆け比べ、女飛脚走る」
勘太(徳重聡)に思い定めた相手があると聞いた伝七(中村梅雀)。その娘の家である飛脚問屋を訪ねると、押しかけていたのは借金取り。駆け比べで最下位になったのをきっかけに、店は左前になっていた。そこに突然飛脚姿で登場したのが当の娘、お文(松浦雅)。飛脚の仕事を愛するお文は、自ら飛脚となって店を立て直そうとする。そんなお文を応援したいと、早速太物問屋の鳴海屋(東根作寿英)が定期的な仕事を頼んでくるが…。

第7回「引き裂かれた絆、夫婦(めおと)湯のみの契り」
回船問屋の大物、千歳屋が殺された。犯人は居合わせた大工見習いの太一(西井幸人)と思われたが、かたくなに否定。伝七(中村梅雀)の調べで、太一の母・お駒(床嶋佳子)がかつて千歳屋と関係があったことがわかる。その頃、出奔したお咲(大塚千弘)の行方を捜していた伯父の相沢(柴俊夫)が正助(風見しんご)を見かけて長屋にやって来て、お咲を小田原に連れ帰ると言い渡す。ところがその相沢は、かつてお駒と恋仲だった。

第8回[終] 「新たなる命、旅立ちの時」
正助(風見しんご)はお咲(大塚千弘)の持ち物から、死んだ弟・勝之進(津村知与支)が忍ばせた偽の小田原藩勘定奉行印を発見する。親友の波佐間(宇梶剛士)にこのことを相談した正助は、帰り道に賊に襲われる。間一髪で危機を救ったのは伝七(中村梅雀)たちだった。陰謀の黒幕は小田原で偽証文を使って流通を独占し、のし上がった相模屋忠左衛門(小野武彦)。だが偽印を取り戻すための人質として今度はお咲が拉致されてしまう

キャスト

黒門町の伝七(中村梅雀)
お俊(田中美佐子)
がってんの勘太(徳重聡)
かんざしの文治(上遠野太洸)
小夏(小芝風花)
正助(風見しんご)
お咲(大塚千弘)
遠山左衛門尉(松平健)

脚本・主題歌など

【原案】陣出達朗
【脚本】森脇京子、山本むつみ、森下直、伊藤崇
【音楽】沢田完
【主題歌一青窈「七変化」

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