ストーリー
さえない作詞家の中年男に突然訪れた、 人生最大の「モテ期」。
・・実はそれは、亡き妻の忘れ形見、10歳のおてんば娘が仕組んだことだった!
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各回のあらすじ
第1回「求ム!パパのお嫁さん」
昭和10年の東京。売れない作詞家、柳碌太郎(ユースケ・サンタマリア)は、3年前に妻を亡くしてから、10歳の悦子(平尾菜々花)二人暮らし。女中のウメ(大島蓉子)はいるものの、生活に終われる毎日。そんな碌太郎だったが、ひょんな事から悦子の小学校の担任教師、村岡(村川絵梨)とお近づきに。戸惑いつつも、同じ一人親の境遇の村岡に次第に惹かれる碌太郎。しかしこれは実は、娘・悦子の仕組んだ作戦だった!
第2回「お見合い相手はご令嬢」
村岡との恋に破れ、新たな嫁探しに乗り出す碌太郎。そんな碌太郎に実姉の鶴代が1件の見合い話を持ってくる。その相手は大銀行・日下部銀行の令嬢・日下部カオル。だが絶世の美女であるカオルは、えり好みが激しく、26になろうというのに、今だ独身であった。芸術を好むカオルは「真実の愛」を求めて、自分にふさわしい相手とめぐりあうことを夢見ていた。釣り合わない碌太郎だったが、意外にもカオルに気に入られ…
第3回「避暑地のできごと」
碌太郎(ユースケサンタマリア)は令嬢・日下部カオル(石田ニコル)に気に入られ、悦子(平尾菜々花)と共に日下部家の別荘に招待される。ところが、海水浴が出来るとはしゃいで来た悦子の思惑ははずれ、日下部家の家庭教師と勉強をさせられる羽目に。滞在中、新しく買った水着を一度も着る事が必ず。追い打ちをかけるようカオルが悦子の寄宿舎入りを打診し、悦子は家を飛び出す。そんなカオルに碌太郎は縁談を断ると告げる。
第4回「誕生!パパママソング」
寄宿舎に入れられる可能性に傷ついた悦子(平尾菜々花)は、高熱のまま家出し、池辺鏡子(門脇麦)に保護される。鏡子に連れられ、悦子は碌太郎(ユースケ・サンタマリア)の元に無事帰還。録太郎は再び貧乏生活に苦しむが、悦子の呟(つぶや)きのおかげで自身最高の出来の「パパママソング」を生み出す。一方、鏡子は父・久蔵(西村まさ彦)にお見合いをさせられる。が、細野夢月(岡本健一)の乱入にあい、その場が滅茶苦茶に。
第5回「専属作詞家・碌太郎」
見合いの場を飛び出した鏡子(門脇麦)は、碌太郎(ユースケ・サンタマリア)の家へ迎え入れられる。二人は互いの事を初めて語る。そこへ、カオル(石田ニコル)が碌太郎への恋心を確認しに、碌太郎と鏡子のもとへ参上!そんな中、春奴が預かった碌太郎作詞の「パパママソング」がライバル会社ポリムビアの城島(中村靖日)の目にとまり、採用が決まる。晴れて専属作詞家になる碌太郎。だがその裏にはカオルの存在があった。
第6回「変えられた歌詞」
ポリムビアレコードの専属作詞家となった碌太郎(ユースケ・サンタマリア)は課せられた大量の作詩に七転八倒。が、手伝いに来てくれている鏡子(門脇麦)にほっとさせられる毎日でもあった。そんなある日、パパママソングのレコーディングに碌太郎は悦子を連れていく。実は林節子という子供歌手がリハーサルで歌った歌は、「チチハハソング」という、原型を一切とどめない歌だった。悦子は激怒してその場を飛び出してしまう。
第7回「悦子からの手紙」
カオルと決裂した碌太郎(ユースケ・サンタマリア)は、ポリムビアの専属契約を断り、再びフリーに戻る。そして柳家を手伝いに来ていた鏡子(門脇麦)にも、転機が。訪れた次作を前に、結婚を前にすすめる返事を父・久蔵の手前、してしまう。翌日、鏡子は結婚をするので柳家の手伝いにもうこれないことを碌太郎に告白する。鏡子はすでに碌太郎に心を寄せていて、碌太郎が結婚をひきとめないかという真意がそこにはあった。
第8回[終] 「パパに贈るラブソング」
碌太郎(ユースケ・サンタマリア)とカオル(石田ニコル)は舞踏会で再び出会う。鏡子の結婚で傷ついていた碌太郎は今までのことを水に流し、カオルと心を開きあう。その場に、結婚を白紙にした鏡子(門脇麦)と悦子(平尾菜々花)が乱入してくる。舞踏会は大騒ぎになり、鏡子を追った碌太郎は階段から転げ落ち、大けがを負ってしまう。かくまわれたのは日下部家。鏡子たちは碌太郎の行方を捜すが、鶴代によって阻まれてしまう。