ドラマ10
「この声をきみに」

初回放送

2017年9月15日から放送[連続8回]
毎週金曜 夜10時 総合

ストーリー

連続テレビ小説「あさが来た」の脚本家・大森美香が満を持して送るオリジナル作品、上質な大人のエンターテインメント。そんな彼女がラブストーリーの舞台に選んだのが朗読教室。「時代遅れ」のイメージもある朗読教室だが、声を出して心を開放する癒しの場として再評価され、若者にも密かなブームである。 声の交流を通して、主人公が女教師と「愛」や「人生」のレッスンを重ね、 個性的な生徒たちと一緒に、成長をしていく姿をキュートに、ロマンチックに描きます。

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各回のあらすじ

第1回「つまらない男」
穂波孝(竹野内豊)は、偏屈な数学科の准教授。話すことが苦手で、学生からの人気もない。愛想を尽かした妻・奈緒(ミムラ)は、子供と一緒に出て行ってしまう。高校生向けの公開授業でも、退屈な講義で批判を浴び、ついに話し方教室へ行くように命じられる。そこで講師の江崎京子(麻生久美子)と思わぬことで口論になり、京子の上司・佐久良(柴田恭兵)になだめられる。そんな孝だが、数日後、京子と意外な場所で再会する。

第2回「友だちはカエルくん」
孝(竹野内豊)は朗読教室で聞いた、京子先生(麻生久美子)の魅力的な声が忘れられない。再び教室を訪ねた孝は、主催者の佐久良先生(柴田恭平)に温かく迎えられ、船乗りの邦夫(杉本哲太)や無口なOL・泰代(片桐はいり)、声優志望の実鈴(大原櫻子)など個性的な生徒たちと出会う。しかし協調性がない孝は、みんなにうまく溶け込めない。カエルの友情を描いた童話を聞くと、理屈っぽい質問を繰り返し、京子先生を困らせる。

第3回「雨にも負けぬ男」
孝(竹野内豊)は奈緒(ミムラ)と一か月ぶりに会うことになった。そこで奈緒は、離婚を決意した理由を明かすが、孝への不満は想像を超えるものだった。一方、朗読教室ではライブに向け、泰代(片桐はいり)たちが群読の猛練習をしていた。孝も仲間に誘われるが、気乗りがせずに断る。そして発表会当日、トラブルが起き、朗読メンバーに欠員が出てしまう。孝は京子先生(麻生久美子)から、舞台へ上がって欲しいと頼まれるが…。

第4回「飛べ!くじらぐも」
孝(竹野内豊)は家族とよりを戻すため、長男・龍太郎が大好きな詩「くじらぐも」の朗読レッスンに打ち込む。しかし、空飛ぶクジラを非現実的だと思う孝は、詩の世界に入り込めず、悩んでしまう。そして、龍太郎たちと会う日がやって来る。心配する京子先生(麻生久美子)は、孝がいる公園に足を運ぶ。すると、同じように様子をうかがう奈緒(ミムラ)の姿を見つける。みんなが見守る中、孝の朗読が始まると、奇跡は起こった。

第5回「キスはどうですか」
ついに孝(竹野内豊)は、奈緒(ミムラ)との離婚を決意した。朗読教室もやめようとするが、クラスメイトの邦夫(杉本哲太)たちは必死に引き止める。一方、京子先生(麻生久美子)は理由も明かさないまま、教室を休み続けていた。ある日、孝はナゾの車に連れ去られそうになる京子を偶然、見かける。孝は声をかけるものの、京子は何も説明しようとはしない。ただ孝に、朗読だけは嫌いにならないで欲しいと告げるのだった。

第6回「もつれる2人」
孝(竹野内豊)と一夜を明かした京子先生(麻生久美子)は、何事もなかったように朗読教室に現れる。そんなミステリアスな京子の魅力に、ますます取りつかれて行く孝。その一方で孝は、施設にいる父・定男(平泉成)の対応にも頭を悩ましていた。教室では実鈴(大原櫻子)が、雄一(戸塚祥太)に恋心を抱き始めていた。しかし雄一が、一緒に朗読をしませんかと誘ったのは孝だった。そして雄一は孝の前で、思わぬことを告白する。

第7回「ヒーローになる時」
京子(麻生久美子)の過去を知った孝(竹野内豊)は、衝撃を受けた。そんな孝は佐久良先生(柴田恭兵)から、彼女を救うヒーローになるのは君しかいないと言われ、戸惑う。一方、教室では年一度の発表会を控え、題材選びで盛り上がっていた。そうした中、孝は邦夫(杉本哲太)に誘われ、ナゾの会合に潜入する。それは女子禁制の朗読会で、読まれるのはグルメ本ばかり。美味しそうな言葉の世界に浸り、孝は欲望にめざめていく。

第8回[終] 「美しくひびきよく」
孝(竹野内豊)の恋の告白も届かず、京子先生(麻生久美子)の朗読教室をやめる決意は固かった。発表会が近づく中、孝たちは京子の引止め作戦を思いつく。そんなある日、息子の龍太郎から手紙が届き、孝は大喜び。そして妻・奈緒(ミムラ)と久しぶりの再会を果たす。教室では泰代(片桐はいり)が発表会に読む本について悩んでいた。片思いのヨガ教室の先生を、会場に誘ってしまったのだ。そんな泰代に京子はある本をすすめる。

キャスト

穂波孝(竹野内豊)
江崎京子(麻生久美子)
穂波奈緒(ミムラ)
穂波定男(平泉成)
八坂淳子(仁科亜季子)
東原正規(松岡充)
五島由紀夫(永瀬匡)
佐久良宗親(柴田恭兵)
福島邦夫(杉本哲太)
磯崎泰代(片桐はいり)
柏原喜巳子(堀内敬子)
稲葉実鈴(大原櫻子)
河合雄一(戸塚祥太)
熊川絵里(趣里)

脚本・主題歌など

【作】大森美香
【音楽】fox capture plan
【主題歌】JUJU「いいわけ」

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