ストーリー
「今のにぎり寿司の大きさは、戦争による食糧難が影響していた」という事実を知ったマンガ家・山田翔平は、食の視点から戦争を描くマンガの連載を決意。驚きのエピソードを次々と発見していく。主人公のモデルとなったマンガ家・魚乃目三太さんの作品を番組の随所に織り交ぜた新感覚のオリジナルドラマである。
「今のにぎり寿司の大きさは、戦争による食糧難が影響していた!」…その事実を、売れないマンガ家・山田翔平(駿河太郎)は、行きつけの小料理屋の女将さん(草笛光子)から教わり、“食”の視点から戦争を見つめるマンガを連載できないかと考えた。
そして、担当編集者の井澤奈緒(壇蜜)に企画書を提出する。しかし、奈緒の返答は「ボツ!」... 諦めきれない翔平は、奈緒が納得するようなネタを探そうと取材を始めた。
まず訪ねたのが、群馬で農業をしている戦争体験者の吉井(田中泯)。そこで、「にぎり飯」に関する驚きのエピソードを聞かされる。さらに取材を進めると、「豆腐」や「ワイン」や「うなぎのタレ」なども、戦争に "翻弄" されていたことが分かった。
なんとか雑誌への連載も決まり、一見順風満帆のようだったが、ある時、翔平は、再び訪問した吉井から、意外な言葉を浴びせられる。