ドラマ10
「四十九日のレシピ」

初回放送

2011年2月15日(火)から放送[連続4回]
毎週火曜午後10時 総合

ストーリー

私がいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように…。母の乙美が亡くなって2週間後、百合子は実家に戻ってきた。父・良平を気づかっての里帰り・・・ではなく、夫との離婚を決意しての帰郷だった。ところがそこに、井本と名乗る二十歳の女の子と日系ブラジル人の青年ハルミが加わって、乙美の四十九日の法要までの期限付きで、ちょっと変わった四人の生活が始まる。大切な人を亡くした家族が、生きることのつらさを乗り越えて再生に向かうまでの日々を描く、あたたかな奇跡の物語。

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各回のあらすじ

第1回「思い出の味」百合子(和久井映見)は、母・乙美(風吹ジュン)が亡くなり、父・良平(伊東四朗)が独り住む実家に戻ってきた。そこへ乙美に世話になったという、ギャル風の女・井本(徳永えり)が現れ、“四十九日に大宴会をしてほしい”という乙美の希望を伝える。そして、四十九日まで家事を手伝うと言い、家に居座った。戸惑う父娘は、乙美が書き残したある「レシピ」の存在を知り、それまで気づかなかった母の愛情を思い知らされるが…。
第2回「二人のあしあと」乙美(風吹ジュン)の遺言をかなえようと“四十九日の大宴会”を準備する百合子(和久井映見)と良平(伊東四朗)の前に、青年(渡部豪太)が現れた。井本(徳永えり)が準備の助っ人に頼んだ彼を、良平は“ハルミ”と呼び、かわいがる。乙美の人生年表を作り始めた百合子は、母の人生も何も知らないことにがく然とし、自分の人生も空白だらけだと落ち込む。良平は百合子を励まそうと、自分と乙美の33年前の思い出を語り始める。
第3回「別れ道」百合子(和久井映見)は、夫・浩之(宅間孝行)と今後のことを話し合うため、東京へ向かうが、おせっかいな井本(徳永えり)が勝手について来る。久しぶりに会った百合子と浩之の前に、浮気相手・亜由美(野波麻帆)が現れ、その場で離婚届にサインするよう百合子に迫った。良平(伊東四朗)は、ハルミ(渡部豪太)と2人きりで“四十九日の宴会”を準備するうちに、妻・乙美(風吹ジュン)を亡くした後悔の念をますます募らせ…。
第4回<終>「家族の処方箋(せん)」“四十九日の大宴会”が数日後に迫っていたが、乙美(風吹ジュン)の年表の空白を埋められずに悩む百合子(和久井映見)は、母の友人だった聡美(吉行和子)から「乙美の人生はきっと幸せだったはず」と聞かされる。そして、四十九日の当日。「読経も何もない非常識な法要は失敗だった」と良平(伊東四朗)は後悔するが、以前乙美に世話になったという少女の訪問をきっかけに、大宴会は信じられないような奇跡を次々に生んでゆく。

キャスト

遠藤百合子(和久井映見)
熱田乙美(風吹ジュン)
井本幸恵(徳永えり)
ハルミ(渡部豪太)
遠藤浩之(宅間孝行)
笹原亜由美(野波麻帆)
熱田万里子(笛木優子)
桐野聡美(吉行和子)
奥津珠子(水谷八重子)
熱田良平(伊東四朗)

脚本・主題歌など

【脚本】
大島里美
【原作】
伊吹有喜「四十九日のレシピ」
【音楽】
田村 洋
【演出】
西谷真一
佐藤峰世

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