土曜ドラマ
「母、帰る~AIの遺言~」

初回放送

2019年1月5日 総合

ストーリー

病死した母が、夫や息子の精神的な助けになるよう、自分の記憶をAIに移植して遺(のこ)した。AIは仲の悪い父子を取り持とうとあれこれお節介を焼き始めるが…。
“介護AI”が普及する近未来を舞台にした切ないホームドラマ。

直人は許せなかった。病気に苦しむ母・ゆりが亡くなる際、養父の誠二は酒屋にいたという。愛想を尽かし、誠二との関係を解消しようとした直人は、「養子離縁届」に署名させるため実家を訪れる。しかし、そこで誠二から差し出されたスマホから聞こえてきたのは、「ただいま」と言うゆりの声だった…! 生前、ゆりは自分の記憶を“介護AI”に移植していたと言うのだ。
AIは直人と誠二の仲を取り持つように明るく話題を絶やさない。一家団欒のような、直人には妙に居心地の悪い時間が流れる。するとAIから直人と誠二は“実の親子”だという驚愕の言葉が投げかけられる。
戸籍上の実父は別人で、直人が生まれる前に亡くなっている。忌み嫌う誠二と血がつながっているわけはない。しかし、ゆりの記憶をAIに移植した医師は「人工知能は嘘をつくことができない」と言う。
誠二と実の親子と言うのは本当なのか? それとも嘘をつくはずのないAIが嘘をついたのか? 混乱する直人は誠二と大喧嘩になってしまう…。

キャスト

柳楽優弥
岸本加世子
市川実日子
野間口徹
奥田瑛二 ほか

脚本・主題歌など

【作】三國月々子
【音楽】吉森信

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