ストーリー
ABUアジア子どもドラマシリーズは7才~9才の子どもを主人公に、現代の子どもの生活の中の「心の成長」を描く国際共同制作。第12作目となる今年は、モンゴル、日本、イラン、香港、マレーシア、スリランカ、タイ、韓国の8本と、番組交換をしているヨーロッパ放送連合(EBU)からドイツの1本、昨年放送し“シアトル国際子ども映像祭”で受賞した「ブラジルへの近道」、合計10本のドラマを1日2本ずつ紹介。
今回番組の案内役を務めるのは、Eテレ「ごちそんぐDJ」で話題のDJみそしるとMCごはん。オリジナルのパペット人形アブちゃんを相方に、ドラマを制作したそれぞれの国の代表的な料理を入口として、社会や文化をラップに乗せて紹介する。
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各回のあらすじ
7月25日(月)
MNBモンゴル「石のメロディー」
主人公の男の子は学校の入学試験に失敗し、心配した両親は田舎の祖母の家に預けた。大自然の中にいろいろな音を見つけて聞き入る男の子。ある日、祖母に聞いた伝説の洞窟をめざしてらくだに乗って出かけるが・・・。
NHK日本「まねきねこ」
かぎっ子の祐介は、家の近くの片桐さんの食堂で夕食を食べながら両親の帰りを待つ。店には古めかしい招き猫があった。祐介が招き猫を触っていると、ついはずみで壊してしまうが、祐介は自分がやったと言い出せない。翌日、片桐さんは足を怪我して、もう店を閉めると言い出す。自分が招き猫を壊したせいだと祐介は思い悩むが・・・。
7月26日(火)
IRIBイラン「ぼくの決意」
アラシュは、いじめられていて学校に行きたくない。妹にお金を借りて家出し、漁師のカムーに船でクウェートに連れて行って欲しいと頼む。カムーは家出するより仕返しをすればいいと、食べると身体が動かなくなってしまう薬が入ったチョコレートをアラシュに渡す。いじめっ子がそのチョコレートを口に入れるのを、アラシュはどきどきして見守るが・・・。
RTHK香港「花の妖精」
シャオファー(8)にはもうすぐ弟が生まれる予定。ママはシャオファーに花の世界の妖精と魔女のお話をしてくれた。ママが入院している間、百合の花のお世話を頼まれた。家に帰ると、持ってきたはずの百合の花がなくなっていた。困ったシャオファーの前に花の妖精が現れて・・・
7月27日(水)
RTMマレーシア「わたしだけのもの」
タシャは、祖母と海沿いの町で暮らしてる。母は生活のため街で働いているので、家に帰ってくるのは週末だけ。学校では「お母さんがいない子」と陰口を言われて、友達の輪に入れない。ある日、祖母にスーパーで人形を買ってもらうと、レジの人が「PAID」というテープを貼ってくれた。このテープが貼ってあるものは、お金を払って自分のものになったということ。タシャは自分のもちもの全部に「PAID」とテープを貼っていくが・・・。
SLRCスリランカ「おもちゃ」
薬草を売って家計を助けている兄妹。兄妹と同じ年頃の子どもたちをつれたお金持ちの一家が、村のバンガローへやって来た。子どもたちはいろいろな種類のおもちゃを持ってきている。兄はつい出来心で車のおもちゃを盗んでしまうが、すぐに見つかって父に叱られる。父は兄妹のためにやしの実や葉で素朴なおもちゃを作ってやる。それをみた都会の子どもたちは、そのおもちゃで遊びたいと言い出す・・・。
7月28日(木)
ThaiPBSタイ「おもちゃの店」
アンは誕生日に大きなテディベアをもらうが、お父さんは仕事で忙しく、夕食の約束を破られてしまった。友達のトゥイは失意のアンを「サイアムおもちゃ店」へ連れて行く。そこではおもちゃが話しかけてくる楽しい世界だった。ある日、アンのお父さんは、家賃を払えないおもちゃ店の主に出て行くように伝えるが・・・。
EBS韓国 「マヨネーズ」
ミナは10才の女の子。友達がたくさんいて人気者。レスリングが得意で、大会で優勝を目指している。お父さん、お母さん、弟の家族全員マヨネーズが大好きでみんな太めなのが悩み。気になる男の子ギョンスが、小さくてかわいい女の子が好きだと知って、ミナはダイエットを決意するが・・・。
7月29日(金)
ARD/SRドイツ「ママがねてる間に」
生まれたばかりの妹に両親の愛情を奪われたと感じている少年。育児で疲れて母が寝ている間に妹を市場で売ってしまおうとたくらむ。親友の助けをかりて妹を連れ出すが、外は危険がいっぱいで・・・。
NHK日本「ブラジルへの近道」(再)
サッカーが大好きな良平と陸。いつかブラジルに行って代表選手に会ってみたい。陸が見つけた不思議な穴を「掘ったらブラジルへ行けるかも?」と良平は軽く受け流した。陸は真に受けてブラジルへ向けて穴を掘り始めるが、いまさらウソだと言えず・・・。
(シアトル国際子ども映像祭2016・子ども審査員賞受賞)