月曜ドラマシリーズ
「愛の家~泣き虫サトと7人の子~」

初回放送

2003年8月25日(月)から放送[連続5回]
毎週月曜午後9時15分 総合

ストーリー

「グループホーム」を舞台に、泣き虫保育士と7人の子供たちの「本当でない家族」が生活し、お互いをかけがえのない存在と認め合う姿を描くヒューマンホームドラマ。

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各回のあらすじ

第1回「引き離されても」
五十嵐サト(大地真央)は、児童養護施設「のぞみ園」の分園、いわゆるグループホームで、保育士として、それぞれに親と暮らせない事情を抱えた、18歳から4歳までの6人の子供たちと暮らしている。サトは突然、未花(大後寿々花)という少女をホームに連れてきて、「のぞみ園」の園長・杉山(長塚京三)や同僚の吉田(鈴木一真)を慌てさせる。サトは未花を盾に万引きをする母親・紹子(宮崎美子)の姿を何度も見かけていたのだ。未花は、ホームに乗り込んできた紹子と帰っていく。が、後日母子は捕まり、未花は児童相談所に送られる。

第2回「純粋な愛情」
児童相談所に引き取られた未花の描いた似顔絵は、自分の顔だとサトに教えられた紹子は、サトのホームに通うようになる。サトは、母としての自信を取り戻したい紹子に、自分もかつて子供を手放したことがあると話す。ホームで暮らす8歳の真子(福田麻由子)は、病気で寝たきりの父・上島(羽場裕一)と一緒に暮らすことを願っているが、「のぞみ園」の主任指導員・中里(吉田栄作)は、真子は母と暮らすことが幸せだと上島を説得。それを知ったサトは、子供の純粋な愛情を利用するなと抵抗する。

第3回「幸福のかたち」
ホームに通う紹子は、サトと子供たちの姿に接して、次第に母親としての心を取り戻してゆく。紹子は、18歳で卒園間近の誠(北村栄基)と13歳のエリ(大平奈津美)に、何気なく、サトに子供がいることを話す。他人に関心を寄せない誠の意外な反応に、エリは驚く。中里は、成績優秀を希望しない誠に、勉強して将来社会に貢献できる地位を得ることが幸福の形だと説得。これにもサトは、自分で決めることに意味があるのだと、抗議する。サトは、中里から、杉山はのぞみ園もホームも手放すつもりだと聞きショックを受ける。そんなサトに子供たちが寄り添う。

第4回「懐かしい思い」
自分から母と離れて暮らすことを選んでいたエリは、待ち伏せしていた母の、自分に求める姿に揺られながらも、今は別々に暮らして互いに自立しようと告げる。誠は中里の管理するもうひとつのホームの子供に襲われる。一方、無理をして入院した上島は、中里の勧めで、真子に別れた母親と暮らすように言うが、ショックを受けた真子は行方不明になる。サトやエリ、誠たちが必死で捜し、サトは、上島のアパートでひとりぼっちで食事の支度をする真子を見つける。真子はホームを出て、父と一緒に父の故郷へ帰ることに。

第5回「翼のある家族」
親の虐待が原因でホームにいた6歳の涼(宮本侑芽)を両親(山路和弘・谷川清美)が引き取りたいと申し出る。杉山は、両親の愛情を確かめるため会いに行こうと提案する。サト、中里、杉山の三人は、両親に会うが、過去への悔いから神経を病んだ二人の姿に打ちのめされる。引き続き、涼はホームで暮らすことになる。同じ頃、サトの子供を手放した過去が明らかになるが、ショックでなった記憶喪失から目覚め、ホームの子供たちに身を捧げてきたサトの心情を思い、子供たちはサトに、子供に会いに行けと言う。

キャスト

五十嵐サト(大地真央)
杉山良男(長塚京三)
野田紹子(宮崎美子)
小寺 透(菊池均也)
中里友也(吉田栄作)
吉田英樹(鈴木一真)

脚本・主題歌など

【作】
矢島正雄
【音楽】
渡辺雄一
【演出】
岡崎 栄

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