ストーリー
2007年、夏の甲子園。大分県代表の楊志館高校が、初出場ながら全国ベスト8という快挙を成し遂げました。その快進撃の裏には、女子マネージャー「あっこ」の存在がありました。
16歳でがんが見つかったあっこを励まそうと、野球部員たちはひたむきに甲子園出場を目指します。また懸命に病と闘うあっこの姿が、野球部員たちに勇気を与え、絆を強くします。あっこにとって仲間が待つグランドはますますかけがえのない場所になっていきました。そして最後まで大切に命の炎を燃やし続けたあっこの姿が、人々の記憶に刻まれました。
あっこが闘病中、人知れず書き綴っていた日記が、彼女が亡くなった後に見つかりました。そこには家族や仲間への思い、そして自身の揺れる思いが記されていたのです。
これは、その日記に綴られた想いを元に描く、実在したひとりの少女と仲間たちの物語です。
- もっと読む
-
各回のあらすじ
前編2007年夏の甲子園。大分県代表校が初出場ながら全国ベスト8という快挙を成し遂げた背景には、女子マネージャー「あっこ」の存在があった。高2の時あっこは「上咽頭がん」と診断される。命に関わる状態だと知らされショックを受けるが、甲子園を目指して練習する部員たちの姿に、自分も治療を頑張って、よくなって帰ってくることを誓う。また野球部もあっこを甲子園へ連れて行くことを約束するのだった。実話を基にドラマ化。
後編治療が一区切りつき、あっこ(川島海荷)が野球部に戻ってきた。再会を喜ぶ部員たち。修学旅行に参加するなど、つかの間の学生生活をおう歌するが、間もなくがんの転移が発覚する。「死」を現実のものとして見つめるあっこ。治療を続けると次の夏も病院で暮らすことになると知らされ、あっこはある決断をする。再び甲子園を目指す野球部だが、エース・良幸(柳下大)は肩にかすかな異変を感じていた。そして大会初日を迎える。