連続テレビ小説
「おひさま」

初回放送

2011年4月から放送 総合

ストーリー

病気の母との最期を家族で過ごすため、長野県安曇野にやって来た少女・陽子は母と見たそば畑一面の白い花と、「おひさまのようにいつも笑って世界を明るく照らす」という約束を胸に少女時代を過ごします。

やがて世の中が戦争へと向かう時代に女学校へ。生涯の友情を誓う二人の親友とともに、父と兄に守られながら明るく青春時代を駆け抜けます。
昭和16年、尋常小学校が国民学校となったこの年、陽子は念願の教師になります。子どもたちの笑顔を守りたいと奮闘する中、陽子を取り巻く人々にもそれぞれの転機が訪れます。そして、陽子は松本市の老舗そば屋にお見合いにより嫁ぎ、戦地へ赴いた夫のいない婚家で、教師を続けながら義父母との生活を始めます。「家の中では笑って暮らしましょう」とたくましい姑とのかかわり合いに、陽子は忘れかけていた生きる喜びを思い出します。姑が大切にする家族や近所の人たちとのつながり、そしてそば。
守るもののある心強さを陽子は受け継いでいきます。ようやく復員した夫との初めての生活が始まります。ぎこちなく、やがて互いを思いやるあたたかな家庭をはぐくみながら、母となった喜びをかみしめます。

教師を続け、夫唱婦随で家業と子育てに泣き笑いの日々。そして混乱した世の中、孤独と貧しさに生きる希望を失ったかつての教え子たちの消息を知り、その笑顔を取り戻すため、陽子は第2のステージを歩き出します。夫や姑に教えられたそばの温かな味。
畑を取り戻し、友情に支えられ、教え子たちと心を込めてそばを作ります。まごころの味を届ける女たちの小さなそば屋はやがて人々を明るく照らす希望の場所に変わっていきます。安曇野のそば屋を訪れた主婦・房子は陽子の笑顔に引き込まれ、陽子の過ごしてきた人生に胸を躍らせます。

支え合い、いたわり合う登場人物たちのつながりは、今も生きています。そして陽子を取り巻く営みは今も続いています。

キャスト

ヒロイン 丸山陽子 (井上真央) (少女時代 八木優希)
父 須藤良一 (寺脇康文)
母 須藤紘子 (原田知世)
長男 須藤春樹 (田中 圭)
次男 須藤茂樹 (永山絢斗)
紘子の母 桐野富士子 (渡辺美佐子)
そば屋店主 丸山道夫 (串田和美)
そば屋おかみ 丸山徳子 (樋口可南子)
長男 丸山和成 (高良健吾)
春樹の友人 川原功一 (金子ノブアキ)
女学校時代の親友 筒井育子 (満島ひかり)
女学校時代の親友 秦野真知子 (マイコ)
女学校教師 飯田小太郎 (近藤芳正)
小学校教師 高橋夏子 (伊藤歩)
小学校友人 夏川ユキ (橋本真実) (少女時代 荒川ちか)
幼なじみ 宮本タケオ (柄本時生) (少年時代 勝隆一)
あめ屋おかみ 村上カヨ (渡辺えり)
あめ屋主人 村上貞夫 (斉木しげる)
真知子の父 相馬剛三 (平泉 成)
ご近所さん 宮澤節子(理髪店) (白川 由美)
ご近所さん 岩本安子(呉服店) (吉村 実子)
陽子/語り (若尾文子)
陽子ファンの主婦 原口房子 (斉藤由貴)

脚本・主題歌など

【脚本】
岡田惠和
【音楽】
渡辺俊幸
【演出】
笠浦友愛

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