「塚原卜伝」

初回放送

2011年10月2日(日)から放送 [連続7回]
毎週日曜午後6時45分 総合

ストーリー

戦国時代に剣の聖地・鹿島に生まれ、幼少より鹿島中古流の太刀を学び、17歳で武者修行の旅に出て、生涯数多の真剣勝負や合戦に臨んで一度も負傷しなかったという伝説的な剣豪・塚原卜伝。
波乱万丈の死闘を潜り抜け、鹿島神宮に千日間の参籠をしてついに会得した「一つの太刀」とは。
有名ではあるが、いままであまり映像化されたことのない謎に満ちた卜伝の青年期を中心に、その実像に迫る斬新な時代劇。

もっと読む

各回のあらすじ

第1回1500年代初頭の戦国期、鹿島神宮の神官の家に生まれ、幼いときから鹿島中古流の剣を学んだ塚原新右衛門(堺雅人)は、17歳で回国修行の旅に出る。お供の左門(平岳大)が止めるのも聞かず、盗賊退治で初めて実戦を経験した後、小田原へ。そこで戦国の覇者・伊勢宗瑞(中尾彬)の御前試合に臨み、難敵・牧元鬼(ジャッキー・ウ―)と真剣勝負を行い、牧を倒す。新右衛門は、小田原で宗瑞の家臣に剣を指導した後、京を目指す。
第2回新右衛門(堺雅人)は、左門(平岳大)とともに京に上り、管領代・大内義興(吉見一豊)の家老・平賀丹後守(風間杜夫)の娘・鹿乃(京野ことみ)を助けた縁で、大内家の食客となる。将軍・足利義伊(本田博太郎)の御前試合で、大内義興の政敵である管領・細川高国(安田顕)が抱える海内無双の剣士・大野秀孝(鈴木豊)を倒し、新右衛門の名声が高まる。しかし新右衛門は、大内義興と細川高国の争いに巻き込まれてゆく。
第3回新右衛門(堺雅人)が、御前試合で倒した大野秀孝の弟子に襲われる。鹿乃(京野ことみ)は、新右衛門が真剣勝負を続ければ、負けた側の恨みを買い、命を狙われると心配する。将軍・義伊(本田博太郎)が襲われた。新右衛門は、丹後守(風間杜夫)から、刺客の円珍(辻本一樹)討伐を依頼される。鹿乃は、新右衛門が大内家のために危険な目に遭うのを案じる。新右衛門は、円珍の意表をついた攻撃でけがを負うが、かろうじて倒す。
第4回船岡山の戦いで大内軍に加わって戦功を上げ、将軍・義伊(本田博太郎)から賞せられた新右衛門(堺雅人)は、細川高国(安田顕)のたくらみで、再び御前試合を行うハメになる。相手は両端に刃の付いた長刀を巧みに繰る南永(ダンテ・カーヴァー)。新右衛門は死の恐怖にとらわれる。鹿乃(京野ことみ)は、新右衛門が死ぬようなことがあれば、自分も死ぬという。とっさの動きで南永を倒すが、新右衛門の手から血の臭いが消えない。
第5回新右衛門(堺雅人)は、奥津源三郎(榎木孝明)がかつて無双の剣豪だったと知り、手合わせを願う。しかし奥津は、「もう剣は捨てた」と取り合わない。剣客が立て続けに斬殺され、奥津が犯人と分かる。新右衛門を挑発するため、奥津が仕組んだのだ。奥津を許せない新右衛門が挑むが、奥津は圧倒的に強い。偶然に新右衛門が勝ちを拾うが、奥津は「人の血に染まった身は、無明の闇に沈む。お前も同じ」と言い残して死んでゆく。

第6回新右衛門(堺雅人)は、これまで倒してきた者たちの亡霊に悩まされる。心は死の恐怖にとらわれ、神から遠ざかっているのを感じる。家族のように親密だった鹿乃(京野ことみ)や平賀丹後守(風間杜夫)と別れ、鹿島に帰る決意をする。鹿島では、人々が新右衛門の帰りを待ちわびていた。しかし、新右衛門は鹿島神宮に100日間にわたって籠もる新たな厳しい修行に。満願の日、鹿島の祖神より「一つの太刀」の啓示を受ける。
第7回最終回新右衛門(堺雅人)の名声は高まり、教えを請う者が鹿島にやって来る。鹿島城内では政争が絶えず、新右衛門は養父・塚原土佐守(田山涼成)から味方するように求められる。山本勘助(三浦アキフミ)が、新右衛門を訪ね、再び諸国を巡る旅に誘う。迷う新右衛門に、松本備前守(永島敏行)が真剣勝負を挑み、新右衛門は一つの太刀で備前守を制する。備前守に勧められて新右衛門は左門(平岳大)を供に、再び回国修行の旅に出る。

キャスト

塚原新右衛門(堺 雅人)
山崎左門(平 岳大)
真尋(栗山千明)
鹿乃(京野ことみ)
卜部吉川覚賢(中村錦之助)
藤枝(朝加真由美)
足利義尹(本田博太郎)
松本備前守(永島敏行)
物忌・龍子(江波杏子)
伊勢宗瑞(北条早雲)(中尾彬)
平賀丹後守(風間杜夫)

脚本・主題歌など

【脚本】
山本むつみ
高山直也
【原作】
津本陽「塚原卜伝十二番勝負」
川井憲次
【演出】
佐藤峰世
福井充広

ページトップへ