プレミアムドラマ
「珈琲屋の人々」

初回放送

2014年4月6日から[連続5回]
毎週日曜 午後10時 BSプレミアム

ストーリー

東京下町の商店街。その中にひっそりとたたずむ、レトロな喫茶『珈琲屋』。
この店には、集う人々の問題や悩みが日々持ち込まれ、ドラマが起きる。店主・宗田行介が心を込めていれるコーヒーは、そうした人たちの悩みを受け止め、心を幸福にする奇跡の1杯。
そんな行介にも大きな心の傷があった。ある時、彼の前にひとりの女性・冬子が現れる。度々訪れ、ただ美味しくコーヒーを飲む冬子に、行介は次第に興味を覚えていく。だが冬子の正体を知り――。

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各回のあらすじ

第1回「人生を変える一杯」
東京下町の商店街にたたずむレトロな珈琲屋。店主の行介(高橋克典)は人を殺めた過去をもつ。亡き父の「一杯の珈琲が人生を変えることもある」という言葉を信じ、珈琲をいれ続ける。そんな彼の一杯を求め、常連客が絶えない。ある日、ひとりの女が行介の前に現れる。冬子(木村多江)と名乗る女は、観察するように行介を見つめ、カップに口をつける。行介は冬子にひかれるが、それは決して交わるはずがない恋の始まりだった。

第2回「ひとりじゃない」
団子屋の娘・省子(美山加恋)は親に内緒で、珈琲屋でメイクを楽しむ今ドキの女子高生。ある日、省子の父・健治が借金苦で自殺を図る。一命は取り止めたものの、省子のショックは大きい。彼女を励ます行介(高橋克典)は、健治の入院先で看護師姿の冬子(木村多江)と偶然、再会する。二人は省子を心配するうちに、互いに心を通わせていく。そんな中、省子は借金返済のため援助交際を決意する。それを知った行介は・・・。

第3回「恋までの距離」
常連客の元刑事・英次(小林稔侍)は最近、妙に明るい。介護中の妻を差し置いて、カラオケ教室の美人教師(有森也実)と恋しているとの噂だ。一方、行介(高橋克典)は、冬子(木村多江)に前科者だと告白したことを悔やんでいた。悩んだ末、行介はあらためて冬子に会い、自分について語り始める。その誠実さに心をひかれていく冬子。そして、冬子の夫の命日がやってくる。墓参りで冬子が出会ったのは、夫を殺した男・行介だった。
第4回「大切なひと」
島木(八嶋智人)の妻から手切れ金を渡され、花屋を追い出された千果(倉科カナ)は、これからについて考えていた。そんなとき珈琲屋で、ある青年と出会い意気投合する。その青年・茂(渡部秀)は行介(高橋克典)と刑務所仲間で、出所したら行介の珈琲を飲みに来る約束だった。行介の前で新たな人生を誓った茂だが、再就職に失敗、ヤクザ者の矢部(津田寛治)から窃盗団に入れと誘われる。それを知った行介と千果は・・・。

第5回「ささやかな幸福」
冬子(木村多江)との恋に踏み出せない行介(高橋克典)は、スケートに行く約束をドタキャンしてしまう。そんな行介のもとに珈琲に詳しい女性客・章枝(吉行和子)がやってくる。章枝は冬子の友人で、二人の仲を取り持ちに来たのだ。一方、おでん屋の女将・木綿子(壇蜜)は、別れた夫・佐川(東根作英寿)の突然の訪問に驚いていた。夫の暴力に悩まされていた木綿子は佐川のもとから、この街に逃げてきたのだった。

キャスト

宗田行介(高橋克典)
柏木冬子(木村多江)
南野千果(倉科カナ)
島木雅大(八嶋智人)
木綿子(壇蜜)
笹木省子(美山加恋)
塚本圭次(秋元龍太朗)
天野直道(岩松了)
矢部(津田寛治)
天野元子(渡辺えり)
熊谷章枝(吉行和子)
秋元英治(小林稔侍)

脚本・主題歌など

【原作】
池永 陽
【脚本】
渡辺千穂
【音楽】
めいなCo.

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