ストーリー
第2次世界大戦の終戦から、激動する日本と中国の現代史。
不幸な爪跡の中で、日本人も中国人も懸命に生きる姿を描く。
山崎豊子が8年の歳月をかけて完成した「大地の子」のテレビドラマ化。
*平成7年度芸術作品賞 受賞
*モンテカルロ国際テレビ祭最優秀作品賞ゴールデンニンフ賞 受賞
*第4回橋田賞 橋田賞大賞 受賞
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各回のあらすじ
敗戦の混乱の中、旧満州で両親や妹と離れ離れになってしまった少年・松本勝男(上川隆也)は、中国人の養父・陸徳志(朱旭)に引き取られ、名前を陸一心と改めて大切に育てられる。
技術者となった一心は、文化大革命の波にもまれながらも苦難を乗り越えて、ついには日中共同開発プロジェクトである最新鋭の鉄鋼プラント建設に携わることになる。日本側スタッフの中には、一心の実父・松本耕次(仲代達矢)がいたが、はじめはお互いが親子であることには気付かなかった。
妹との再会、死別を機に耕次が実父であることを知る一心。実父に対する複雑な気持ちに揺れながら、鉄鋼プラントを完成させる。長江下りの船の中で「日本に帰って来てくれないか?」という耕次に「私は大地の子です」と、一心は中国に残る決心を伝えた。