ストーリー
2011年3月11日、東日本大震災発生・・・
宮城県気仙沼市で、着の身着のままで公民館に避難した人々がいた。その数、446人。避難した人々を容赦なく襲う、10メートルを超える津波。小さな命を守るために、大人たちは子供らに優しく語りかけ、身を挺して、寒さや火災、そして恐怖と必死に闘い続けた。
そんな時、ある奇跡の絆が窮地を救う。母が公民館に閉じ込められているのをメールで知った息子が、ロンドンからそのことをツイッターに投稿。誰に届くかもわからないまま、救助を呼びかけた。その小さな声は、人々の善意によって世界中を駆け巡り、ついには、東京都庁にまで届く。
そして、恐ろしく静かな朝を迎えようとしていた時、一機のヘリが公民館の上空に現れる・・・。
震災から3年。実際に起こった出来事やエピソードを独自に取材し、再構成した上でドラマ化。
絶望の中から立ちあがる、人々の勇気と、その人々を支えたいという「絆」の物語が、いま描かれる。