スペシャルドラマ
「海峡」

初回放送

2007年11月17日(土)から放送[連続3回]
午後9時から

ストーリー

日韓両国が分かち合ってきた歴史的宿命の中、その時代の波に翻弄され続けた、日本人女性のふたつの愛と生の軌跡を、海峡を越えて描く…

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各回のあらすじ

第1回「釜山港の別れ」
1945年、終戦を迎えた朝鮮半島・釜山で吉江朋子(長谷川京子)と木戸俊二(眞島秀和)は出会った。この地で父も母も亡くし一人になった朋子を気遣い、熱い思いで肩を抱きしめる木戸。彼は創氏改名で日本名を名乗る朝鮮人だった。木戸の愛を一度は拒み、初めての日本へ引き揚げる朋子。木戸は朋子を港まで追いかけて、カササギのブローチを渡す。身寄りのない日本での困難な生活、朋子が思い出すのは木戸のことばかりだった…。

第2回「海を越える誓い」
初めての祖国・日本でも行き場のない朋子(長谷川京子)は、仕方なく叔父の進藤(津川雅彦)の居候先の世話になる。そこへ木戸(眞島秀和)が訪ねて来た。2人は思いを確かめ合い、故郷の釜山へ向かうのだが、木戸の母(コ・ドゥシム)は「朋子は朝鮮人になれないから、結婚するなら2人で日本へ行け」と涙で告げる。2人は再び日本へ渡り、ささやかな幸せを求めて暮らすのだが、ある日、木戸のもとに刑事が訪ねて来る。 

第3回「一人だけの海峡」
朋子(長谷川京子)は強制送還された俊二(眞島秀和)を捜し続けるが連絡はない。新しい職場で知りあった新聞記者の野中(上川隆也)は、俊二を思い続ける朋子に結婚を申し込む。返事の来ない手紙を待って半年、朝鮮戦争のぼっ発を経て、朋子は「何年でも待つ」という野中を受け入れる決心をする。しかし、野中の母のワカ(小山明子)に過去が知れ、再び地獄のような責めに耐えて暮らす。そんな中、一通の手紙が朋子のもとに届く。

キャスト

吉江朋子(長谷川京子)
木戸俊二=朴俊仁(眞島秀和)
伊藤久信(豊原功補)
金桂淑(コ・ドゥシム)
野中武敏(上川隆也)
市岡礼三(橋爪功)
進藤 登(津川雅彦)
吉江順吉(中村敦夫)
岡田清美(辺見えみり)
伊藤容子(美保純)
野中ワカ(小山明子)

脚本・主題歌など

【作】
ジェームス三木
【主題歌】
さだまさし「かささぎ」
【音楽】
渡辺俊幸
【演出】
岡崎栄
吉川邦夫

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