ストーリー
福岡県南部、美しい川の流れやどこまでも広がる茶畑に彩られた山間の里、黒木町。町の中でも特に山深い地区にある笠原小学校に、臨時教師として2学期から赴任してきた若い女性教師・ひかりが主人公。ひかりが担当することになった6年生のクラスには、一人の山村留学生・亜矢がいた。亜矢は町に来て数ヶ月経つが、いまだに学校や里親になじめず、心を開こうとしない。ひかりは、亜矢が博多で働く母親との間に問題を抱えている事を知る。ひかり自身、あるわだかまりが解けないままに母親を亡くしていた。ひかりは亜矢の笑顔を取り戻すため奔走する。
そのうち、笠原小学校の伝統である人形浄瑠璃の公演が迫ってきた。ひかりは、すれ違う母子の愛情を描いたこの人形浄瑠璃に取り組むことで亜矢と母親を救おうとする・・・