時代劇シリーズ
「御宿かわせみ」

初回放送

2003年4月4日(金)から放送[連続8回]
毎週金曜午後9時15分 総合

ストーリー

るい(高島礼子)は、奉行所同心の一人娘だったが、故あって武家を捨て、「かわせみ」を開業した。恋人の神林東吾(中村橋之助)は、八丁堀に住んでいた頃の幼馴染。るいより年下で、兄の通之進(草刈正雄)は、南町奉行所の吟味方与力を勤めている。
「かわせみ」の番頭の嘉助(小野武彦)は、るいの父に仕えた凄腕の岡っ引きで、女中頭のお吉(鷲尾真知子)は親の代からの奉公人。ともに、るいをよく支えている。
東吾は、次男坊の気楽さで、相談事や事件を引き受け、親友の同心・畝源三郎(宍戸開)や岡っ引きの長助(冷泉公裕)の助けもかりて、あざやかに解決していく。

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各回のあらすじ

第1回「幼なじみ」
早秋の大川端。るい(高島礼子)を訪ねて、長崎遊学の神林東吾(中村橋之助)が帰って来る。1年ぶりの再会に、幼なじみの二人の恋は一気に燃え上がる。そんな折、植木屋の娘・お糸(宝積有香)の縁談で、相談が持ち込まれる。相手の清太郎(吉田栄作)に、気になる幼なじみがいるという。早速、居酒屋で働く、おてい(鈴木砂羽)を調べると…。

第2回「宵節句」
春の節句の頃、るい(高島礼子)は、親友の五井和世(有森也実)に再会する。和世の兄、兵馬(佐々木蔵之介)も江戸に戻ったと知った、東吾(中村橋之助)は、連続強盗事件の一味に兵馬がいると見当をつける。東吾は兵馬と剣術の同門だった。一味は新たな犯行に失敗し、兵馬は子供を人質にして捕り方に囲まれる。と、逃げた子供を庇って、るいが小太刀を抜いた!

第3回「水郷から来た女」
東吾(中村橋之助)はるい(高島礼子)の宿に、道場荒らしをしながら人捜しをする女剣士・小田ひろ(国分佐智子)を連れて来る。その尋ね人は、ひろの姉の駆け落ち相手・尾形彦三郎(大石継太)。尾形は幼児誘拐事件の一味であった。そして、番頭の嘉助(小野武彦)の孫が誘拐される。るいは、その母親に変装し、ひろも夜鷹に化けて、金の受け渡し場所へ行くが…。

第4回「恋娘」
るい(高島礼子)は、山口屋(小倉一郎)の放蕩娘・お鹿(吉野沙香)が心配だった。放蕩の原因は、初恋の相手との結婚が許されなかったためだ。一方、東吾(中村橋之助)を初恋の相手として思いを寄せる娘が、るいの身近にいた。通之進(草刈正雄)の妻・香苗(仁科亜季子)の妹、麻生七重(吉本多香美)である。父親の麻生源右衛門(井川比佐志)は、東吾に「七重を嫁にして欲しい」と申し出る…。
第5回「幽霊亭の女」
幽霊が出るという噂の鰻屋「逍遥亭」で、女将のおきた(新藤恵美)が殺された。この事件を東吾(中村橋之助)と源三郎(宍戸開)が調べ始める。一方、かわせみでは、るい(高島礼子)の亡き父に世話になったという女・お仙(荻野目慶子)が泊まり客となる。じつはこのお仙、逍遥亭の若主人・清吉(寺島進)が駆け落ちしていた相手であった。一連の事件に、店の乗っ取りを企む番頭・吉兵衛(徳井優)の姿が見え隠れする…。

第6回「人は見かけに」
かわせみのるい(高島礼子)のもとに、産気づいた女・おみつ(中島唱子)が運び込まれる。おみつは無事に出産できたのだが、探し当てたその子の父親・材木問屋丸茂屋の正太郎(吉見一豊)には妻がいた。
おみつの連れの男・政吉(永澤俊矢)は丸茂屋をゆすり、百両を持ち逃げする。そして、おみつの小判を狙って正太郎の妻・お町(中村久美)が盗みに入る。一方、贋金づくりを追いかけていた東吾(中村橋之助)は…。

第7回「お役者松」
東吾(中村橋之助)は縁日でお役者松(山本耕史)というスリに間違えられ、盗んだ財布を手渡される。その財布から三河屋の長男幸吉(斎藤羅慈)の誘拐を知るが、母親・お久仁にも見当がつかない。お役者松はひょんなことからかわせみの板前となり、るい(高島礼子)との仲を東吾は心配する。そんなおり、三河屋から「幸吉が大金を盗んだ」との知らせが入るのだが…。

第8回「持参嫁」
東吾(中村橋之助)のところへ、加江(山田里奈)という女が調べごとを頼みに来る。持参金付きで嫁に行った姉が、夫である坂上周庵(マイケル富岡)に殺されたに違いないというのだ。るい(高島礼子)は、お見合い相手になりすまし坂上家に近づくが、姉の謎はなかなか解らない。東吾に反対されたにもかかわず、るいは周庵の家を探ろうとする…。

キャスト

庄司るい(高島礼子)
神林東吾(中村橋之助)
畝源三郎(宍戸 開)
お吉(鷲尾真知子)
神林通之進(草刈正雄)
長助(冷泉公裕)
嘉助(小野武彦)
神林香苗(仁科亜季子)

脚本・主題歌など

【脚本】
古田 求
斎藤樹実子ほか
【原作】
平岩弓枝「御宿かわせみ」
【主題歌】
「悲しい歌はきらいですか」
唄:田川寿美
作詞:阿久悠
作曲:大島ミチル
編曲:若草恵
【音楽】
大島ミチル
【演出】
片岡敬司

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