テレビ60年記念ドラマ
「メイドインジャパン」

初回放送

2013年1月26日(土)から放送[連続3回]
毎週土曜午後9時 総合

ストーリー

円高、欧州債務危機、中国・韓国等新興国の追い上げ。
製造業が軒並み危機を迎える中、巨大電機メーカーが、「余命三か月」の倒産の危機に追い込まれた!
会社の命運を握るのは、営業、財務、工場の現場で先頭に立ってきた3人の男。
かつて世界中でテレビを売りまくった営業マンが、会長の特命でリーダーとなり、秘密裏に七人の「再建チーム」を結成。起死回生の倒産回避に奔走する。

だが彼らの前に、一人の日本人技術者が立ちはだかる。
男は営業マンの盟友だったが、会社をリストラされ壮絶な過去を経ていた。
今、男は己のリチウムイオン電池技術を武器に、自分を切り捨てた友へ宣戦布告する。
「技術は誰のものか」という争いの中、日中の巨大企業の激突が始まる・・・。

日本人にとって、会社とは、人とは何なのか?
「メイドインジャパン」は生き残ることができるのか?
―ドラマは戦後の日本を支えてきた物づくりの意義を問いつつ、逆境を乗り切ろうとする日本人の姿から、「メイドインジャパン」とは何かを正面から見据え、描いていく。

もっと読む

各回のあらすじ

第1回
タクミ電機営業部長・矢作(唐沢寿明)は、譲原会長(岸部一徳)の特命で余命3カ月の会社倒産の危機を回避するため、再建戦略室を立ち上げる。財務課長・柿沼(吉岡秀隆)、工場長・西山(國村隼)など7人の社員が秘密裏に集められ、リチウムイオン電池市場で勝負をかけることになる。だが、中国企業ライシェがタクミ独自の技術を使った製品を売り出し、ヤマト自動車との契約が奪われる。矢作は柿沼たちと中国に渡り、技術の対価として5000億円を要求するが、現れたのはかつての同僚の技術者・迫田(高橋克実)だった。

第2回
かつての盟友・迫田の登場により、中国企業ライシェとの交渉が決裂した矢作たち。再建チームは次の提携先としてドイツ企業マンハイムと交渉に入るが、先方の要求は譲原会長と桂一郎社長の退任だった。おりしも新聞記者根来が、タクミ倒産の危機をすっぱ抜いてしまう。矢作は会長の元に向かい辞任を迫るが、譲原会長はあっさり受け入れ臨時取締役会を開く。だがそれは矢作をはめるための罠だった。

最終回
譲原会長の策略により、ライシェをリチウム電池の技術盗用に伴う不正競争防止法で訴えることになった矢作たち。それはかつての友・迫田を二度切る行為だった。再建チーム内では柿沼が訴訟では倒産は防げないと判断し、桂一郎社長と共に会社更生法の準備を進めることになる。そんな中、迫田が自らの潔白を立証するため来日して記者会見を開くことに。対抗して矢作は同じ日に会見をぶつけ、迫田の違法性を暴こうと決意する。

キャスト

矢作篤志(唐沢寿明)
迫田貴弘(高橋克実)
柿沼雄二(吉岡秀隆)
西山慶吾(國村隼)
矢作美保子(大塚寧々)
小畑かなえ(マイコ)
宇崎英作(平田満)
譲原桂一郎(及川光博)
譲原三郎(岸部一徳) 

脚本・主題歌など

【作】
井上由美子

ページトップへ