ドラマ10
「マドンナ・ヴェルデ~娘のために産むこと~」

初回放送

2011年4月19日(火)から放送[連続6回]
毎週火曜午後10時 総合

ストーリー

「お母さん、わたしの子を産んでくれない?」

55歳の山咲みどり(松坂慶子)に、一人娘で産婦人科医の曽根崎理恵(国仲涼子)が頼み込んだ。病気で子宮を摘出した自分のかわりに、代理出産をしてくれないかと言うのだ。躊躇しつつも娘のことを思い引き受けたみどり。

しかし代理出産は国内では、原則認められていない。病身の茉莉亜(藤村志保)院長の代わりに理恵が診察しているマリアクリニックで、秘密裏に行われた受精卵の移植は成功し、みどりのお腹の中で、理恵の受精卵が育ち始め、みどりはユミ(南明奈)らとともに、マリアクリニック最後の妊婦の一人となる。しかしその妊娠を不審に思い理恵に問いただす助産婦・妙高(柴田理恵)。そして、みどりにほのかな恋心を持つ丸山(長塚京三)は、代理出産の秘密に遂にたどり着いてしまう。さらには理恵の勤務する大学病院に、匿名の告発文章が届く。

「マリアクリニックで、理恵先生が代理出産の計画を進めている」

調査を開始する清川准教授(勝村政信)。

追い詰められた母と娘は、秘密を守りとおそうとするが、そのふたりの間にもあることがきっかけで亀裂が生じ始め、「お腹の子の母親は誰か」との対決が始まる・・・!

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各回のあらすじ

第1回「希望の卵」早くに夫を亡くした55歳のみどり(松坂慶子)は、一人娘で産婦人科医の理恵(国仲涼子)に「病気で子宮を失った自分の代わりに子どもを産んでほしい」と頼まれる。代理出産は日本では原則認められていない。みどりは一度は拒むが、最後は引き受ける。理恵と米国に住む夫・伸一郎(片桐仁)との間の受精卵をみどりの子宮に戻す手術日は、ほかの患者がいない元日。茉莉亜院長(藤村志保)のクリニックで秘密裏に手術は始まるが…。
第2回「55歳の妊婦」みどり(松坂慶子)の子宮に戻した理恵(国仲涼子)の受精卵は無事に着床し、みどりは妊娠した。みどりの妊娠に不審感をもつマリアクリニックの助産師・妙高(柴田理恵)に詰問された理恵はそれをかわすが、尊敬する茉莉亜院長(藤村志保)にだけは真実を告白する。俳句の会の指導者・丸山(長塚京三)は、みどりに交際を申し込み、にべもなく断られるが、あきらめ切れない。そして、みどりがマリアクリニックに入るのを目撃し…。
第3回「命の光」清川准教授(勝村政信)が「マリアクリニックで代理出産計画」との告発の真相を探り始め理恵(国仲涼子)は慌てるが、みどり(松坂慶子)は清川の診察を受ける決意をする…
第4回「あなたには渡さない」理恵(国仲涼子)と伸一郎(片桐仁)の離婚を知ったみどり(松坂慶子)は怒りつつも、伸一郎の考えに理恵が従うしかなかったのだろうと、理恵をかわいそうに思い、理恵との同居を始める。一方ユミ(南明奈)は、検査で今回の出産には母子の命の危険があることを告げられ悩む。そして丸山(長塚京三)から理恵に離婚の真相をちゃんと聞くように勧められたみどりは、予想もしなかった理恵の離婚理由と出産後のプランを聞かされ驚く。
第5回「聖母の戦い」みどり(松坂慶子)は理恵(国仲涼子)の夫・伸一郎(片桐仁)に、父親の自覚を強く求めすぎたことをわびる最後の手紙を出した。その手紙を受け取り、衝撃を受けた伸一郎は、急きょ、アメリカから帰国。伸一郎はみどりと会い、父親としての自分の未熟さをわび、みどりに重要な封書を渡す。一方、理恵と会っていた丸山(長塚京三)は心臓病の発作を起こしてしまう。また、みどりは、おなかに激しい痛みが起き、緊急入院する。
第6回<終>「未来の子どもたち」みどり(松坂慶子)は、茉莉亜(藤村志保)に“理恵(国仲涼子)が、代理出産を公表するのをやめさせてほしい”と頼む。“医師として不妊の患者さんの希望になるためにも、公表したい”と理恵は反論するが、茉莉亜はみどりを支持。みどりの出産予定日に、ユミ(南明奈)と浩子(相田翔子)も陣痛がおきる。みどりは、丸山(長塚京三)に連絡をとりつづけるが、連絡がつかず不安に思う。さらに秘密の代理出産計画が…。

キャスト

山咲みどり(松坂慶子)
曽根崎理恵(国仲涼子)
曽根崎伸一郎(片桐 仁)
青井ユミ(南 明奈)
妙高みすず(柴田理恵)
荒木浩子(相田翔子)
清川吾郎(勝村政信)
屋敷 統(本田博太郎)
三枝茉莉亜(藤村志保)
丸山 慧(長塚京三)

脚本・主題歌など

【脚本】
宮村優子
【原作】
海堂尊「マドンナ・ヴェルデ」「ジーン・ワルツ」
【音楽】
村松崇継
【演出】
本木一博

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