スペシャルドラマ
「坂の上の雲(第3部)」

初回放送

2011年12月4日から放送

ストーリー

要塞に守られた旅順艦隊を撃破するため、海軍は陸軍との作戦会議を開く。真之(本木雅弘)は、二〇三高地のみを落として観測点を置き、艦隊を砲撃することを主張するが…

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各回のあらすじ

第10回「旅順総攻撃」
旅順要塞に守られたロシア旅順艦隊を撃破するため、海軍は陸軍との作戦会議を開く。真之(本木雅弘)は、二〇三高地のみを落として、そこに観測点を置き、艦隊を砲撃することを主張。しかし児玉(高橋英樹)は要塞そのものの陥落が陸軍の目的であるとして、真之の意見を退ける。陸軍は乃木(柄本明)を第三軍司令官に任命し旅順攻略を命じるが、旅順要塞はベトンで固められた近代要塞で、正面攻撃を敢行するもことごとく失敗する。

第11回「二〇三高地」
陸軍は旅順要塞の正面攻撃に固執し、第三次総攻撃も失敗。苦悩する乃木(柄本明)は、あくまで正面攻撃を主張する第三軍の幕僚たちを抑え、二〇三高地の攻略を決意する。児玉(高橋英樹)は軍の秩序を犯すことを承知で、乃木の代わりに第三軍の指揮を執るため旅順へ向かう。児玉は攻撃計画を修正し、二〇三高地を全力で攻める。死闘の末、二〇三高地はついに陥落。陸軍がロシアの旅順艦隊を砲撃し、海軍の旅順口封鎖は終結する。

第12回「敵艦見ゆ」
真之(本木雅弘)はバルチック艦隊との決戦に備え、「七段構えの戦策」を立案。準備を整え対馬海峡で待機する連合艦隊だが、敵艦隊は現れない。津軽あるいは宗谷海峡に回るのではないかと業を煮やした真之は、東郷(渡哲也)に艦隊の移動を進言するが、東郷は「敵は対馬に来る」と、ひと言。一方、陸軍はロシア軍との一大決戦を迎える。好古(阿部寛)の活躍もあり、“日露戦争の関ヶ原”と呼ばれた奉天会戦に勝利するが…。

第13回「日本海海戦」<終>
真之(本木雅弘)立案の「七段構えの戦策」により、連合艦隊はバルチック艦隊に壊滅的打撃を与え、歴史的勝利を収める。しかし日本の国力は限界にきていた。アメリカを仲介にロシアと講和を結ぶが、賠償金を得ることはできず、新聞各紙は「弱腰の講和」と政府を批判。不満を持つ民衆が、日比谷で焼き打ちをする。帰国した真之は己の深い苦悩を妻・季子(石原さとみ)に打ち明ける。坂の上の雲を目指してきた明治日本、その先…。

キャスト

秋山 真之(本木雅弘)
秋山 好古(阿部寛)
正岡 律(菅野美穂)
秋山 多美(松たか子 )

脚本・主題歌など

【原作】
司馬遼太郎
【脚本】
野沢 尚 ほか
【音楽】
久石 譲

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