BS時代劇
「酔いどれ小籐次」

初回放送

2013年6月21日から放送[連続13回]
毎週金曜 午後8時から BSプレミアム

ストーリー

2013年の元日に放送され好評を博した正月時代劇『御鑓拝借~酔いどれ小籐次留書~』の続編として、江戸の長屋に暮らすことになった小籐次の、縦横無尽の活躍を描きます。
原作は「居眠り磐音シリーズ」などでお馴染みの当代きってのヒットメーカー・佐伯泰英氏のもう1つの人気シリーズ「酔いどれ小籐次留書」です。

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各回のあらすじ

第1回「老いて初恋」
御鑓騒ぎで主君の無念を晴らした浪人・赤目小籐次(竹中直人)は、久慈屋昌右衛門(津川雅彦)の持つ長屋で静かな暮らしを始めていた。しかし御鑓騒動で恥をかかされた満島藩の田尻(本田博太郎)は小籐次を恨み、刺客として須藤(上地雄輔)を用意する。一方、小籐次は昌右衛門から大番頭水野監物(大浦龍宇一)に仕える奥女中のおりょう(比嘉愛未)を紹介され、一度は断るものの、結局、おりょうのため剣を取る決意をする。

第2回「剣豪の子」
赤目小籐次を討てば剣術指南役として召抱えると田尻に言われた須藤は、赤子の駿太郎を連れた刺客であった。一方、小籐次は刃物の研ぎ屋として市井に生きる決意をし、野菜売りの娘・おうづ(大後寿々花)から商売のいろはを学んでいた時、須藤が現れ、小籐次に果し合いを申し込む。小籐次は無法者の親分の萱蔵(春田純一)に連れ去られたおうづを救出した後、須藤との果し合いに駆けつける。

第3回「子育て侍」
果し合いで斬った須藤に赤子・駿太郎を託された赤目小籐次は長屋の人々の手を借りながら育児に追われていた。一方、おこう(鶴田真由)の元には、侍たちに追われたお英(寺島咲)が逃げ込んできた。お英の捜し人が須藤であることを知った小籐次とおこうは、お英に駿太郎の母ではと問いただすが、お英は何も語らず実家の小出家に帰っていく。真実を突き止めるため、小籐次は小出家に乗り込んでいく。

第4回「おとうと」
目小籐次が託された赤子を育て始めて5年。駿太郎(荒川槙)を立派な武士にするための鍛錬が小籐次の日課となっていた。ある日、小籐次はおこうの弟・菊造(忍成修吾)が、ひんぱんにばくち場に出入りしていることを知る。菊造の作った借金で、おこうが万八楼をとられそうになっていることを知った小籐次は、いかさまを暴き、菊造を助けるためにばくち場へ乗り込んでいく。

第5回「花嫁おりょう」
おりょうの嫁入りが決まったことを聞かされた赤目小籐次は心を込めてかんざしを作り、駿太郎に届けさせる。が、花嫁道中を能見五郎兵衛(石丸幹二)が強襲し、おりょうをさらってしまう。小籐次は、自分に恨みのある田尻藤次郎を疑い問い詰める。小籐次の前では否定したものの、田尻は能見の犯行であることを知り、藩主に迷惑をかけぬよう脱藩を決意し、小籐次に果し合いを申し込む。

第6回「十三人の刺客」
田尻藤次郎(本田博太郎)、能見五郎兵衛(石丸幹二)に捕われた、おりょう(比嘉愛未)奪還のため、赤目小籐次(竹中直人)は昌右衛門(津川雅彦)に助太刀集めを依頼する。駿太郎(荒川槙)のため、死ねないからだ。しかし、果し合いの当日、小籐次は昌右衛門に助太刀を断る。助太刀の者にも妻子がいる。駿太郎に残すべきは、まことの武士の生き方であると思い定めた小籐次は、単身、果し合いの場所・小金井橋に向かう。
第7回「勝者の方程式」
赤目小籐次(竹中直人)の首に千両の賞金が賭けられた。黒幕の紙問屋・高田屋甚左衛門(佐野史郎)は口封じのため、仲間の紙問屋ふたりの命をも奪う。旗本に生まれ商家に奉公に出された高田屋は久慈屋昌右衛門(津川雅彦)を商いの父として頭角を現したが、その強引な商法のため、久慈屋に出入り差し止めとなっていた。その恨みを晴らさんがための蛮行であることを、おりょう(比嘉愛未)の協力で知った小籐次は高田屋と相対する。

第8回「心の灯」
久慈屋昌右衛門(津川雅彦)のもとで働くお花(水崎綾女)を無理やり連れて行こうとするならず者を片付けた小籐次(竹中直人)。心当たりを尋ねる小籐次に人違いだと言い張ったお花が行方をくらませた。元の嫁ぎ先だった薬種問屋・中松屋を出る時に、密かに中松屋が商っている偽阿片を持ち出したことを、小籐次は掴む。一方、小籐次を斬り主人の無念を晴らさんがため生きてきた能見五郎兵衛(石丸幹二)と小籐次の最期の戦いが始まる。

第9回「かたき討ち」
赤目小籐次(竹中直人)の元に、浪人・稲村右源太(鶴見辰吾)が、刀を研いでくれと訪ねてくる。稲村は、かつて父を斬った田村兵衛(小沢和義)に仇討ちするため、故郷を出たが、腕に自信がなく逡巡するうちに、江戸で名人の竿師に弟子入りし、妻・おさん(京野ことみ)と結婚した。が先日ばったり、仇である田村に会い、果し合いを申し込まれたのだ。果し合いまでの10日間、小籐次は秘策を授けるため、稲村に特訓を始める。

第10回「かなわぬ夢」
久慈屋昌右衛門(津川雅彦)は手代の浩吉(渡辺大)におやえ(藤本泉)の婿にならぬかともちかける。浩吉に相談された赤目小籐次(竹中直人)は自分の気持ちに正直であれと諭す。一方、この事を聞いた古株の番頭でおやえに恋心を抱いていた泉蔵(マギー)は、昌右衛門になぜ自分ではいけないのか、と迫り暇を出される。恨みに思った泉蔵は深夜、久慈屋に浪人たちを引き連れ押し入るが、そこには小籐次が待ち構えていた。

第11回「偽小籐次」
背格好が赤目小籐次(竹中直人)にそっくりの偽者が現れ、江戸の町に悪評をたてた。小籐次がたどり着いた偽小籐次は、なんと幼馴染の北堀五郎兵衛(片岡鶴太郎)だった。久しぶりに酒を酌み交わすふたり。道場の一人娘・おぬい(中島ひろ子)に婿入りしたものの、苦労をかけさせたまま、おぬいを死なせてしまった後悔を語る北堀。そんな彼から道場を取り上げようとした高利貸しが持ち出したのは辻斬りの依頼だった。

第12回「父の背中」
赤目小籐次(竹中直人)はおりょう(比嘉愛未)から、お慕い申していると打ち明けられ、有頂天になり、おりょうの新居さがしに奔走する。おりょうに小籐次を取られると思った駿太郎(荒川槙)に辛い胸のうちを打ち明けられたおこう(鶴田真由)は小籐次に注意を促す。一方、おうづ(大後寿々花)は太郎吉(内田滋)と心通わせつつも、父の賭場での借金のかたで妾として売られようとしていた。それを知った小籐次は賭場に乗り込む。

第13回「祝言日和」
駿太郎(荒川槙)の実の父・須藤平八郎(上地雄輔)と昵懇(じっこん)であった槙野源左衛門(山本學)が、駿太郎を引き取りたいと小籐次(竹中直人)の前に現れる。自分と暮らしていては、駿太郎は将来仕官できるのかと考え悩んだ小籐次は、おりょう(比嘉愛未)やおこう(鶴田真由)に相談する。須藤が江戸に逃げる際、頼ったのが父とも慕う槙野であり、人生最後の仕事として駿太郎を育てたいとの槙野の思いを知った小籐次は、駿太郎と別れる決意をする。

キャスト

赤目小籐次(竹中直人)
おりょう(比嘉愛未)
須藤平八郎(上地雄輔)
勝五郎(阿南健治)
おきみ(松本明子)
能見五郎兵衛(石丸幹二)
田尻藤次郎(本田博太郎)
水町蔵人(小野寺昭)
万八楼 おこう(鶴田真由)
久慈屋昌右衛門(津川雅彦)

脚本・主題歌など

【原作】
佐伯泰英
【脚本】
川上英幸
【音楽】
濱田貴司

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