月曜ドラマシリーズ
「盲導犬クイールの一生」




初回
放送

2003年6月16日(月)から放送[連続7回]
毎週月曜午後9時15分  総合

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各回あらすじ

第1回「盲導犬クイールの一生」
東京の水戸レン(檀ふみ)の家で生まれた5匹のラブラドール・レトリバーのうち、お腹に翼のような模様のある一匹が、将来の盲導犬に選ばれた。生まれて最初に仲良くなった近所の少女・亜弓は、すぐに来る子犬との別れを受け入れられない。そして、両親の再婚で新しく家族となった兄弟が、その子犬を連れだして隠してしまう…。

第2回「夜泣きと散歩デビュー」
クイール(羽根)と名付けられ、 2人目の親となる仁井家で子育てが始まった。いたずやら夜泣きで、生活はクイール一色となる。1日中話しかけ、その成長に一喜一憂する中で、言葉が通じるはずの夫婦の間から、言葉が消えていることに三都子は気づく。意地と責任で精一杯の姿に、勇はクイールを手放そうと切り出す…。

第3回「旅立ちの時」
毎日の散歩にも慣れたある夜、クイールめがけてボールが投げつけられた。犯人は、いつも窓の外ばかりを見つめている少年だった。三都子は少年に問いかけるが、それから散歩の途中で少年は待つようになる。クイールはボールをくわえて近づき、遊んでくれと彼を見た…。

第4回「犬嫌いのパートナー」
クイールは盲導犬訓練所に入る。多和田によるトレーニングが始まるが、集団生活になじめず、周囲を心配させる。そんな訓練中、アクシデントによりクイールが逃げ出してしまう。一方、視覚障害者の渡辺は、盲導犬の誘いを拒否する。渡辺は犬嫌いだった…。

第5回「青空の記憶」
渡辺とクイールの共同訓練。うまく歩けず苛立つ渡辺が、歩調が合わずに座り込むと、その足下にクイールが寄り添う。二人はパートナーになった。実生活でも互いの足りない部分を補いながら歩くことで、渡辺はクイールを通して、心に青空が浮かんだ気がした。が、進学に悩む息子に、自分のことばかりに懸命だと非難される…。

第6回「もう一度会いたい」
一年後、渡辺は脇腹に激痛を感じ、病院へ。妻の祺子は、腎不全で人工透析が必要だと告げられる。渡辺は、失明前に通っていた繁華街へ足を向け、懐かしむ。自分の病状に気づき始めた彼は、失明直前に「この光景を焼き付けよう」と一人訪れた土手を、クイールと歩く。頬に当たる朝日を感じて…。

第7回「ありがとうクイール」
渡辺の退院をクイールは待った。病状が悪化していく渡辺は、もう一度だけクイールと歩きたい、とセンターへやってくる。クイールは静かに近づき、渡辺に寄り添った。「もうこれでいい」と満足げに言いながら、渡辺はクイールのハーネスを外した…。

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