高島礼子がヨーロッパ・魅惑のスイーツ旅へ

スイーツ列車紀行「オリエント急行ライン お菓子秘話」

2月8日(土)[BSプレミアム]後9:00「西欧の魅惑編」
2月15日(土)[BSプレミアム]後9:00「東欧の甘美編」

ヨーロッパで誕生したお菓子の秘話をステキな列車の旅で味わう「スイーツ列車紀行」。かつてオリエント急行が走ったラインをたどりながら、14本の列車を乗り継ぎイギリス・ロンドンからトルコ・イスタンブールを目指します!

2月8日(土)はロンドンからフランス、ベルギー、ドイツ、オーストリア・ウィーンの「西欧の魅惑編」。2月15日(土)はウィーンからハンガリー、セルビア、ブルガリア、トルコの「東欧の甘美編」です。各都市を巡るのは、女優の高島礼子さん! 歴史あるお菓子から、最先端のデザートまで、魅惑のスイーツを味わう列車の旅はいかがですか?

新津総子プロデューサー、酒井 よしみディレクター、森脇可実アシスタントディレクターに、ヨーロッパのスイーツ事情や旅のオススメポイントを聞きました!

スイーツから見えてくるものとは?

──やはり、おいしいスイーツがたくさん出てくるのでしょうか?

新津:そうですね、たっぷり出てきます(笑)。8日(土)の西欧編は、日本でもなじみのあるスイーツが登場します。ベルギーとの国境の街・リールの「ブリュッセルワッフル」や、ドイツ・ケルンの「バウムクーヘン」は日本でも定番スイーツですが、その知られざる歴史を深掘りしています。定番ですが、やはりその発祥といわれているお店で出してくださったスイーツは見事でした!

四角い形が特徴のブリュッセルワッフル(ベルギー)

酒井:このワッフル、日本人になじみのない四角い形が特徴なんです。その歴史は古く、ワッフルの焼き型が生まれたのは1939年。当時は薄っぺらな生地だったそうですよ。今回、庶民が食べていたワッフルを高級スイーツにまで広めたお店にも取材させていただきました。生地はカリッ、中はじわ~っと食べ応えもあります。一方、バウムクーヘンには、ドイツの東西分裂にまつわる悲劇的な逸話があって…。意外なお話ばかりでびっくりしました。

森脇:私のイチオシは、列車の中で食べる“移動スイーツ”です。15日(土)の東欧編に登場するのが、ハンガリーの伝統菓子「クルトゥシュカラーチ」。ひも状のパン生地を棒に巻き付けて作る焼き菓子で、表面にザラメをまぶして炭火で焼いてくれました。高級スイーツに目がいきがちですが、“郷土スイーツ”にも注目です。

ハンガリーの伝統菓子・クルトゥシュカラーチ

酒井:さらに東欧編では、“鉄道ファン的に見どころとなるであろう列車”も登場します。なんと、ユーゴスラビア時代にチトー大統領の専用列車を特別に走らせてもらったんです! VIP食堂車には、かつて大統領の専属料理人だった御年86歳のシェフにもいらしていただいて、「シャイカチャクレープ」というスイーツを作っていただきました。実はこのスイーツ、1960年にユーゴスラビアを訪れたフランスの大統領をもてなすために作られたもので、シェフが考案したものだそうです。特徴はその形なのですが、第一次大戦当時、フランスとともに戦ったユーゴスラビアの軍人がかぶっていた“シャイカチャ”という帽子がモチーフなんだそうです。国の重要な会談の成功を願ったシェフの思いも取材させていただきました。

大統領専用列車の外観と内観

ほかにも、ハンガリー・ブダペストより東の鉄道ってあまりなじみがないと思うのですが、その貴重な映像も今回お届けします!

セルビア・ソフィア行きの列車

旅で出会ったスイーツをランキング!

番組で登場するスイーツについてもっと知りたくなったので、みなさんに「イチオシのスイーツ」ベスト3を挙げてもらいました!

【新津プロデューサーのベスト3は?】

第1位

ブリュッセルワッフル
(ベルギー・ブリュッセル)

第2位

モスクワシュニッツ
(セルビア・ベオグラード)

第3位

バクラバ
(トルコ・イスタンブール)

新津:私が第2位に挙げた「モスクワシュニッツ」は、フルーツたっぷりのケーキです。くるみが練り込まれた薄いスポンジに、濃厚なカスタードクリームがとてもよく合っていました。第3位の「バクラバ」は、フィロ生地という薄い生地を重ねてピスタチオを挟んだスイーツです。サクッとした食感も楽しい。

モスクワシュニッツ(セルビア・ベオグラード)

【酒井ディレクターのベスト3は?】

第1位

バクラバ
(トルコ・イスタンブール)

第2位

ブリュッセルワッフル
(ベルギー・ブリュッセル)

第3位

クルトゥシュカラーチ
(ハンガリー)

酒井:僕の第1位は、「バクラバ」でした。見た目は柔らかく見えるのですがサクサクな食感で、その意外さがよかったです。お店の“アクの強い”社長が、「出来たての生地に熱いシロップをかけるからウチのはサクサクなんだ」と自慢していました(笑)。

バクラバ(トルコ・イスタンブール)

【森脇アシスタントディレクターのベスト3は?】

第1位

バニツァ
(ブルガリア・ソフィア)

第2位

クネーデル
(セルビア)

第3位

クルトゥシュカラーチ
(ハンガリー)

森脇:1位に挙げた「バニツァ」は、薄いパイ生地にチーズを挟んで焼いたパンで、表面カリカリ中身フワフワの食感にやられました。2位と3位に挙げた「クネーデル」と「クルトゥシュカラーチ」は、ここに行かないと食べられないものです。わざわざ足を運んででも食べたくなるお菓子ですね!

クネーデル(セルビア)を注文する高島さん

──聞けば聞くほど食べてみたくなりますね…。

新津:9か国を巡ったのでまだまだ出てきます(笑)。オーストリア・ウィーンで出会った「アプフェルシュトゥリューデル」は、女帝、マリア・テレジアが愛したスイーツです。これは、オスマン帝国がウィーンまで攻め込んだ際に伝わったパイ生地を使った焼き菓子。お気に入りは、ハンガリー産のリンゴが中に入ったものだったそう。こういった歴史が浮かび上がる一方で、新しいスイーツを生みだそうとしている若い人たちもたくさんいることが分かりました。

アプフェルシュトゥリューデル(オーストリア・ウィーン)

森脇:ブルガリアでは、未来のスターパティシエを目指す若者で町のスイーツ教室が大盛況なんです。男の子もたくさん習っていました。「バニツァ」という伝統的なスイーツを使って行う授業現場に潜入し、どんなことを習っているのかに密着させてもらいました。

酒井:それから、スイーツの美しさも見てほしいポイントです。職人さんたちは、味はもちろん見た目もすごく考えて作られています。僕たちが取材したスイーツもどれもステキで。一度立ち止まって、じっくり目で見てから食べると、おいしさがより引き立つんだなと改めて感じました。

上段左から、ベルギー・ブリュッセルのキュベルドン、イギリス・ロンドンのキャラウェイシードケーキ、
下段左から、オーストリア・ウィーンのザッハトルテ、ブルガリア・ソフィアの薔薇ばらとミルクのスイーツ

高島さんの元気の源はスイーツ?

新津:地元の方に長年愛されてきたスイーツ、歴史と深いつながりがあるスイーツ、それから最新のスイーツもたっぷりご紹介する中で、作り手の方々のお話は本当にリアリティがあって気持ちがこもっていました。

森脇:高島さんも、お話を聞いて泣いたり笑ったりします。でもそれがすごく表情豊かでハツラツとしているんです。そんな様子も楽しんでいただけると思います。

酒井:高島さんは、すごく好奇心が旺盛な方で、25日間という長期のロケにも関わらず、私たちスタッフよりもずっと元気でした。スイーツがエネルギー源かもしれません(笑)。

新津:この旅が終わって雑談をしていたときに、高島さんが「もっと東に行きたい」と言ってくださったんです。それで私たちが「東南アジア編やります? 暑くて大変ですよ」とお聞きしたら、「行く行く!」とおっしゃってくれて。なので、続編もできたらいいなと思っています(笑)。

ブタペストのチョコレート店にて

日本でもおなじみの伝統スイーツから、見たことのないスイーツまで色とりどり!
スイーツにまつわる驚きのストーリーとともに、おいしく味わってください♪

【高島礼子、オリエント急行のルートをたどって…】

スイーツ列車紀行
「オリエント急行ライン お菓子秘話」

【放送予定】
2月8日(土)[BSプレミアム]後9:00
「西欧の魅惑編」
2月15日(土)[BSプレミアム]後9:00
「東欧の甘美編」

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