【放送500回!】究極の“美”が集まった美術館の世界

美の壺「500回記念! 美の殿堂 美術館」

3月20日(金)[BSプレミアム]後7:30

くらしの中にある隠れた“美”を紹介している「美の壺」が、3月20日(金)で放送500回を迎えます!

記念すべき500回目は、美が一番集まっている場所「美術館」を特集。

「美術館に通い詰めた」という著名人のオススメポイントとともに、建物や空間、ベンチひとつにいたるまで、さまざまな角度から美術館の美しさを見ていきます!

番組で取り上げる3つのツボとは?

「美の壺」では、毎回番組で取り上げる“美”をいくつかのツボ(視点)に絞ってじっくり観賞しています。今回は「美術館」を3つのツボからご紹介!

〜第1のツボ「空間」〜

最初に番組が訪れたのは、展示物も全く違う新旧2つの美術館。展示方法や「空間」の個性をたっぷりお届けします!

今年1月に開館したばかりの「アーティゾン美術館」(東京・京橋)。美術館のデザインをした、米谷ひろしさんと君塚 賢さんは、空間をより開放的に見せるために壁や展示室にある工夫をしたと話します。また、この美術館には展示物を守る柵がありません。そこに仕掛けた床板の妙とは? スタイリッシュな空間デザインで注目を集める最新の美術館に迫ります。

スタイリッシュなデザインと話題の「アーティゾン美術館」

一方、150年近い歴史を持つ「東京国立博物館」(上野)には、子どものころから通っていると言う漫画家のヤマザキマリさんが訪れます。お気に入りはエントランスにある大理石の時計。日本美術フロアや、彫刻・工芸などのジャンル別エリアを巡りながら、空間の使い方を分析します。

海外の美術館にも足を運ぶという“美術館通”のヤマザキさんが語った美術館の魅力とは?
萩原 篤ディレクター(以下、萩原D)に見どころを聞きました!

萩原D

ヤマザキさんは、「東京国立博物館」は海外の美術館に負けないぐらい威厳があるとおっしゃいます。余裕をもった空間に1点を展示するという余白を活かした空間の使い方を、「厳か」と表現していました。海外のようにデコラティブに飾るのもステキですが、シンプルで控えめだけど、質は高いという日本の美術館の良さを熱く語っています。

仏像を拝見するヤマザキマリさん/エントランスの時計

〜第2のツボ「共鳴」〜

漆器、やきもの、長椅子や掛け軸など、日本各地の暮らしの道具を展示している「日本民藝みんげい館」(東京・駒場)を訪れるのは、料理研究家の土井善晴さんです。

土井さんは、カテゴリーごとではなくバラバラに置かれている棚に、「意識的に道具が響き合うように展示されている」と絶賛。民藝の器の美しさにもふれながら、自身が作る家庭料理との共通点も教えてくれます。

「日本民藝館」のエントランス。土井さんは「ここへ来たらほっとします」とニッコリ

長野県にある「軽井沢千住博美術館」は、画家の千住 博さんのある思いから生まれました。「美術館の独特な閉鎖性や圧迫感を取っ払いたい」。その思いを継いで設計したのが、建築家の西沢立衛りゅうえさんです。千住さんの作品が、西沢さんの建築でどんな印象になったのか。2人の思いとともに、自然と融合する建築美もお届けします。

作品を点在させ、順序なく自由に見ることができる軽井沢千住博美術館

萩原D

「軽井沢千住博美術館」は、自然に囲まれた土地そのものを活かした美術館です。自然な起伏は定規にないカーブだそうで、それを建築物にするために200もの模型を試作したそうです。館内は、自然をモチーフにした千住さんの作品のように、まるで森の中を散歩しているような雰囲気になっています。

〜第3のツボ「風土」〜

岐阜県にある「多治見市モザイクタイルミュージアム」は、今“映えるスポット”として若い方に注目されています。大きな山を切り崩したような外観ですが、一体どんな美術館なんでしょう?

建築家・藤森照信さんが手がけた「多治見市モザイクタイルミュージアム」

近づいてみると、とってもメルヘンな入り口が現れます!

壁にちりばめられているのは、モザイクタイルのかけらです。かつて、モザイクタイルの生産で栄えたこの町は、焼き物のタイルを生産するため、山を削ってタイルを量産していました。美術館の外観はその風景を反映させたものなんだそうです。

中に入ってみると、とってもユニークなタイルがたくさん!
全国から集められたタイル作品や、地元の人と協力して作った「タイルのすだれ」も人気です。

「タイルのすだれ」の前には人だかりが!

最後に訪れるのは、番組の題字を第1回から手がける、書家の紫舟ししゅうさんが「地中美術館」(香川・直島)を訪れます。

紫舟さんは、この美術館の開館当初から毎年のように通い、「日常のざわつきから離れて、心が澄んでいくような感じがする」と語ります。現代美術家のジェームズ・タレルの部屋や、印象派の巨匠・モネが描いた「睡蓮すいれん」を巡りながら、異世界に入り込んだような空間を堪能します。

異世界に入り込んだような空間を堪能する紫舟さん

萩原D

「地中美術館」の特徴は、照明です。ライトを直接作品に当てるのではなく、自然な光が間接的に当たるように工夫されています。また、時間とともに明かりも変化して、夕方にはだんだん光が弱くなっていくんです。自然な雰囲気も番組を通して見ていただけたら。

放送500回を記念して、
あの方からメッセージ!

番組の案内役は、俳優の草刈正雄さん!
アートの紹介の途中ではさまる、草刈さんのコミカル演技に癒やされますよね。500回記念のお祝いにメッセージをお寄せいただきました。

草刈正雄さん メッセージ
File500おめでとうございます! 僕が「美の壺」を谷啓さんから引き継いだのが、2009年4月のFile 124から。谷啓さん時代から「ジャズや映像がとてもおしゃれだな」とチェックしていた番組なので、オファーが来たとき、「待ってました!」と、ふたつ返事でお受けしました。本当にうれしかったです。最初は、コミカルな演出に戸惑うこともありましたが、自分の新たな一面を発見することもあり、今は制作チームとともに、毎回楽しんでやっています。File 600、700、1000…と、ずっと「美の壺」続きますよう!

今回は、草刈さんがこれまで番組で紹介してきたアートを集めた美術館を開こうとしていたところ、“アートの神様”(草刈さん2役)が訪ねてきて…というストーリー。意外な“アート”が登場したり、初代出演者である故・谷啓さんが「美の壺」のオープニングでおっしゃった、あのフレーズを草刈さんが発したりする場面も。

左から、草刈さんとアートの神様(草刈さん)
番組ファンが楽しめるような仕掛けも!

美術館の美とともに、草刈さん登場シーンにも注目です! ぜひお楽しみに~!

美の壺「500回記念! 美の殿堂 美術館」

【放送予定】
3月20日(金)[BSプレミアム]後7:30

▶ 番組ホームページ

取り上げた番組はこちらです!

関連記事

その他の注目記事