千田流“城歩きのコツ”も聞きました!

絶対行きたくなる!ニッポン不滅の名城「大坂城」

4月3日(金)[BSプレミアム]後10:00

全国各地の名城の魅力を謎解き方式で紹介するシリーズ「絶対行きたくなる!不滅の名城」。
2020年度第1弾は、歴史ファンはもとより、観光地としても大人気の「大坂城」の魅力に迫ります!

今回は、番組にも出演している、“城マスター”こと千田嘉博教授(奈良大学)にインタビュー。
番組の見どころとあわせて、千田先生ならではの“城歩きのコツ”を伝授してもらいました!

番組では、天下の名城・大坂城の魅力をたっぷりと紹介!

大坂城の魅力は、石垣のすばらしさです!

──今回の「不滅の名城」は、大坂城を取り上げるんですね!

そうなんです! すばらしいですよね〜。城跡は全国に3万か所以上ありますが、中でも大坂城は、日本の石垣づくりのレベルが最高潮に達した時代に、江戸幕府がお金に糸目をつけずにつくったという豪華絢爛けんらんな城なんです。番組では大坂城の石垣のすごさを、あらゆる角度からご覧いただけると思います!

──大坂城の魅力は、やはり石垣なのですね。

今見られる大坂城の石垣は、当時最先端だったこの技術を駆使してつくったもの。だからこそ、30メートルを超える高さにまで積み上げることができたんですね。

高さ30メートルもある大坂城の石垣。人工的に形をそろえた石を積み上げている。

もう一つは、石の大きさですね。大坂城の本丸の入り口である桜門に“たこ石”と呼ぶ巨石があります。これは、城の入り口など人目につくところに巨石をわざわざ置いて、この城の主は強い力を持っているぞと誇示した“鏡石”の一つで、高さが3〜4メートルもあるんですよ! 大坂城にはほかにも巨大な鏡石がたくさんあって、その大きさや数は日本最大級です。ぜひ、そのスケール感を味わっていただきたいと思います。

たこのような模様がついているので“たこ石”と呼ばれるようになった桜門の鏡石。

豊臣大坂城と徳川大坂城、その違いとは?

──ところで、大坂城といえば豊臣秀吉の城というイメージが強かったのですが、現在残っているのは江戸幕府がもとの大坂城を埋めて、大幅にリニューアルしたものなのですね。

徳川は、豊臣を滅ぼしたあと、秀吉が築いた大坂城を丸ごと埋めて、その上に全く新しい大坂城を築きました。古い城を増改築していくということはよくありますが、ゼロからつくり替えるというのはほかにあまり例を見ません。この事実だけを見ても、大坂城がもった豊臣の城というイメージを一新するんだという、徳川の強い決意が読み取れます。しかし、徳川の思惑はそれだけではありませんでした。番組では、大坂城を改修した2代将軍・徳川秀忠のさらなるもくろみも解き明かしていきます。

現在の大坂城は、徳川が、秀吉がつくった城の上に新たに築いた城。

──秀吉時代の大坂城が埋まっていると聞くと、どんな城だったのか見てみたくなりますね。

まさにそれが、番組内で明らかになっていきます。なんと今回、最新技術を用いた調査により、地中深く埋められた秀吉の城の姿が見えてくるのです。今見ている大坂城とは違う姿なので、ぜひご覧いただきたいです。それに、大坂城の中には、秀吉時代の石垣が見られる場所も残っていて、番組にも登場します。徳川が築いた非常にレベルの高い石垣、そして秀吉時代の幻の石垣。今回の「不滅の名城」は、両者の石垣を見られるとってもお得な回なんです(笑)。

最新技術を駆使して、幻の豊臣大坂城を調査! その結果は……?

──今回のロケで、最も印象に残っているのはどんなことですか?

実は今回、初めて船に乗って内堀の石垣を見ました。しかも、船を貸し切ってですよ! 大坂城の内堀に浮かぶ船を貸し切ったのは、秀吉か私くらいじゃないでしょうか(笑)。堀を挟んで見る石垣もすばらしいですが、船に乗って手が届くくらいの近さで見る石垣はもっとすばらしかった。その大迫力の石垣を一緒に体感していただけます!

内堀に浮かぶ船に乗り、ご満悦の千田先生。

──石垣って、奥が深いんですね〜。

今、全国のお城で、天守ややぐらの復元が行われています。もちろんそれもすてきなことで、復元の魅力ももちろんあります。しかしその一方で、当時の姿を今に残す石垣や堀などは歴史的に見てすばらしい価値を持っています。さらにそこから分かることもたくさんあります。『もう石垣しか残っていないんです……』と残念そうに言われることがよくありますが、いやいや、それがすごいんですよ! この番組を通じて、大坂城の魅力だけでなく、全国にある石垣の城の魅力も伝わるといいなあと思います。

熱心に、大坂城の石垣の魅力について語ってくださった千田先生。最後に、“城マスター”ならではの城歩きのコツをお聞きしました!

千田先生直伝!
千田流“城歩きのコツ”

その1城を撮るなら、曇りの日を選ぶべし!

城歩きの際は、必ずカメラを持参します。写真を撮るなら、当然晴れの日が一番いいだろうと思われがちですが、実はそうでもない。山城ですと光の当たっているところと、木によって影ができたところがまだらになって城の姿がうまく写せないんです。そのため、城をキレイに撮るには、均一に光が当たっている曇りがベスト!
城歩きの日に曇っていたら、「やったー!ラッキー!」くらいに思ってください!

千田先生のマイカメラ。堀や石垣を撮影するために広角レンズを使う。
千田先生がスマートフォンで撮影した大坂城。

大坂城だけに光が当たって、白く浮かび上がって見えますよね。すてきな一枚が撮れました。

絶対行きたくなる!ニッポン不滅の名城「大坂城」

【放送予定】4月3日(金)[BSプレミアム]後10:00

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