二人の“解体愛”“建築愛”がほとばしる!

解体キングダム「難攻不落の“城”を攻略せよ!」

5月27日(水)[総合]後7:30

ふだん見ることのできない解体現場の奥に潜入し、驚きの職人技に密着する「解体キングダム」シリーズ。

5月27日放送の「解体キングダム」では、自身も重機の免許を持つ“重機王”城島 茂さんと、明治大学で建築を学んだ“建築アイドル”伊野尾 慧さんが、迫力満点で繊細な日本の技術力を浮き彫りにします!

今回は、番組の見どころをご紹介するとともに、制作統括の杉浦大悟プロデューサーに、城島さんと伊野尾さんのロケ現場での様子もこっそり教えてもらいました!

60分オールVTR映像で、解体の凄技すごわざに迫る!

町で毎日のように見かける解体工事。白い防音シートに包まれたその中では、一体何が行われているのか──。
「解体キングダム」は、知られざる解体現場に密着し、熟練の職人たちが解体用重機を駆使しながら解体する様子を、ド迫力の映像で紹介する番組です。

今回、解体現場をリポートするのは、当番組ではおなじみの城島 茂さんと伊野尾 慧さん! お二人のあつ〜い“解体愛”、“建築愛”も余すところなく発揮されます。

まず訪れたのは、日本でもっとも歴史ある造船所のひとつである、神奈川県横須賀市の浦賀ドック。解体するのは、その“心臓部”ともいえる“機関工場”です。船の巨大なエンジンを作る工場であるこの建物は、外周部のみに柱がある“空間構造”。いわば体育館のような建物です。

築83年をむかえ、老朽化も激しい機関工場。“空間構造”であるため、壁からではなく、天井から少しずつ解体していく必要があります。ところが、建物自体が微妙なバランスで建っているので、作業の進め方次第では建物が一気に倒壊してしまう恐れも……。それを避けるため、職人は、頭上23メートル先にある天井のはりのわずか30センチメートルほどの部分を、重機の巨大なカッターでピンポイントで切除していく必要があるのです。しかも、傷んだ壁が崩れてくるのを防ぐため、できるだけ迅速に進めなければなりません。番組には、まさに神業ともいうべき職人の技術が、迫力ある映像で映し出されます。

杉Pの現場メモ その1

この建物は“トラス構造”と呼ばれる、三角形の骨組みをいくつも組み合わせた建物です。伊野尾さんは、ロケ現場で天井を見るや「これ、トラスだね」とすぐに気づかれました。さすが“建築アイドル”! やはり建築に関する造詣が深い方ですね。だからこそ、解体の難しさもわかってらっしゃる。ロケで、職人さんの技術の高さを目の当たりにされたときには、非常に驚かれていましたよ。

城島 茂伊野尾 慧の掛け合いにも注目!

次に訪れたのは、広島県尾道市。解体するのは町を見下ろす丘の上にそびえる“尾道城”です。城といっても、この建物は、戦後、地元の復興のシンボルとして建てられたレプリカの城なので、建物としては鉄骨鉄筋コンクリート造り。ところが、“坂の町”尾道の細い小道を上った場所に建っているため、重機の搬入が不可能。そのため、なんと手作業で解体を進めなければならないのです! 果たして、その方法とは──?

尾道城の解体には、もう一つドラマが隠されています。そもそも城の解体には通常よりも手間がかかるうえに、今回は手作業で進めなければならない。いわば業者にとっては採算度外視の仕事。ところが、そんな中で手をあげた解体業者がありました。それは、尾道城を建設した責任者の一人、その息子さんでした。父親が造った建物を、息子が解体する──。そんな父子のドラマも大きな見どころです。

杉Pの現場メモ その2

尾道城のロケには、城島さんと伊野尾さんお二人で参加していただきました。お二人とも解体や建築に詳しいという共通点があるからか、とても仲がいいんですよ。城島さんが、ブレーカーと呼ばれる機材を使っている職人さんに「僕もこれ、よく使ったんですよ〜。手がしびれちゃって、弁当が食べられませんよね」と話すのを聞いて、伊野尾さんが「城島くん、本当に同じジャニーズ事務所なの!?」と思わずツッコんだりしていました(笑)。

城島さんには実際、城の解体にも参加していただき、瓦やしゃちほこを手作業で下ろす作業を、ほかの職人さんたちと一緒に行いました。とはいえ、標高約100メートルの場所に建つ高さ30メートルの建物の上ですよ! 傾斜45度の屋根の上で、命綱をつけて、汗をかいてくださいました。そういえば、尾道城にまつわる父子の物語を知った城島さんが「“墓じまい”ならぬ、“城じまい”だね」と言ったことが印象に残ってますね。

最後に訪れるのは、沖縄県那覇市にある“第一牧志公設市場”。1972年に建築され、以来、47年間、「沖縄の台所」と呼ばれ地元の人や観光客に愛されてきた公設市場ですが、建物の3方はアーケードで囲われ、残りはビルが密接。粉じんや騒音を出さないよう、細心の注意をはかりながら作業を進めねばなりません。

なんと、この建物に使われていた柱は、通常使われる「H鋼」ではなく、今や製造中止になった“円柱の鉄骨”だということが判明したんです。中が空洞の円柱鉄骨が途中で折れたりしようものなら、一気に建物が倒壊してしまう恐れもあります。悩み抜いた職人たちが編み出した作戦は、2台の重機が全く同じ動きをして柱を解体していく、名付けて“バディー作戦”! 2台の重機が壁の端と端をつかみ、同じ動きをしながらゆっくり倒すという、前代未聞の作戦です。

杉Pの現場メモ その3

円柱の鉄骨の解体は、経験豊富な職人たちにとっても初めての経験。そんな様子を見ながら、城島さんが「解体現場って、街中だと防音シートに包まれていて、中の様子は外からは見えない。でも、そのシートの中でこんなにもさまざまな物語が紡がれているんだなあということをつくづく感じました。重機はとても便利で、いろんなものを壊すことができるけども、結局それを操るのは人間。解体の現場でも、重要なのは人のハートなんですね」と。まさにこの言葉は、「解体キングダム」という番組そのもののメッセージでもあるんです。

解体にかける職人、そして城島さん、伊野尾さんの熱い思いがギュッと凝縮した1時間。どうぞお見逃しなく!

解体キングダム「難攻不落の“城”を攻略せよ!」

【放送予定】5月27日(水)[総合]後7:30

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