お風呂上がりに見るべし! 業界人が語る、恐怖体験

レギュラー番組への道「業界怪談」

「清掃編」9月4日(金)[BSプレミアム]後11:15
「建設編」9月11日(金)[BSプレミアム]後11:15
「登山編」9月18日(金)[BSプレミアム]後11:15

“幽霊屋敷”と呼ばれた家の遺品を整理し、寺へと向かう車の後部座席に女の影が…。建設現場で出たゴミの集積所には、点滴スタンドを押す人の姿が…。

さまざまな業種が次々に誕生する現代社会。そこには「業界内部の人」だけが知る背筋がゾッとする怖い話があります。番組では、現役の業界人たちが登場し、その業種ならではの恐怖体験を語り合い、それをドラマで再現。怪談話の中でも、業界怪談にこだわる理由とは? そこにはどんなメッセージがこめられているのか? 番組を統括する森 博明プロデューサーに聞きました!

業界怪談は現代社会が生み出した!?

実話に基づく3回シリーズでお届けする「業界怪談」。取りあげる業種は、「清掃業界」、「建設業界」、「登山業界」。ランダムに選んだわけではなく、この3つは現代社会を象徴する業種だといいます。番組では、ここで働くプロフェッショナルたちに、現場での恐怖体験を取材。生々しく語られる実体験から業界怪談の“怖さ”に迫ります。

森P

今回取りあげる、3つの業界は、今の時代を象徴する業種だと思います。
清掃業界では、「ハウスクリーニング」や「遺品整理」という、昔はあまり聞かなかった名前が出てきました。そこからは、核家族化が進み、親戚づきあいが変化してきたことがうかがえます。建設業界では、今、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本各地で再開発の嵐が起きています。古いものは壊され、そこにキレイなビルが建てられる。この変貌ぶりは、現代ならでは。また、登山業界では、“登山ブーム”が起こり、気軽に山を楽しむことができる雰囲気が漂っています。しかし本来、山は死と隣り合わせの怖いもの。その感覚が次第に希薄になりつつあるんです。現代を象徴する業界の“怪談”に焦点を当てることで、そういった変わりつつある家族のあり方、街の姿、そこに生きる人の心の変化が見えてくるのでないか。この番組はそんな思いから生まれました。

各業界の実話に基づく怪談話

各業種の実体験を、番組ではドラマで再現しています。背筋が凍る、体験談の数々。その一部をご紹介します。

清掃編「忘れもの」

閑静な住宅地に3年間放置された“幽霊屋敷”があった。そこには、父親と娘が2人で住んでいたが、ある日その父親が交通事故で亡くなり、数年後には娘もバイク事故で他界。その親戚から遺品整理の依頼が入り、供養が必要なものを車に乗せ、お寺へと向かうと、車の後部座席に人影が。ルームミラー越しに見えたのは、遺品整理中に何度か目にした家族写真に写っていた娘さん。作業員は彼女から「忘れ物をしました。戻って」と伝えられ、言われたとおりにその家に戻ると…。

後部座席に気配を感じ…

建設編「地下からの声」

再開発のビルの現場には、作業中に出た土砂などを捨てるゴミの集積所がある。作業員が、そこへ廃棄に向かうと、後ろから妙な気配が。周囲を見渡すとそこに、点滴スタンドを持った女性が現れて…。

薄暗いゴミ集積場で後ろを振り返ると…

登山編「彼岸に現れた男」

秋のお彼岸の日、山小屋の主人が山を下りていくと、日没前にも関わらず登ってくる男がいた。その男は山登りに必要な装備を身につけておらず、足元はスニーカー。服装に違和感のあるその男は、山小屋の主人にだんだん近づいてきて…。

山小屋の主人が逃げても逃げても、男はついてきて…

森P

実話に基づく怪談だから、どれもリアリティーがあります。今後、番組のレギュラー化が決まった際も、時代の変化がわかるような業界を取りあげていきたいです。僕自身は、IT系が気になっています。今は特に、新型コロナの影響で、どんどんリモートの世の中になってきているから、その中には、バグだったり、通信中に混線したりなど、不思議なことがきっと起こっているはず。その業界を取りあげることにより、薄れつつある人と人のつながりについて、何か見えてきたらおもしろいなと思っています。

プロフェッショナルが集結! 業界ならではの“あるある”を語り合う

再現ドラマの合間には、現役の業界人たちがその業種にまつわる“あるある話”を語り合います。「これまで遺品処理をしてきた中で、驚きの処分品は?」「都内で人骨が頻繁に見つかる現場は?」などの質問から、そこで働く人たちのリアルな声や、現場での覚悟も感じることができます。

森P

業界人が語る現場での体験談には、生々しさがあり、とても重みがあります。
建設編のときに、ご自身の職業について、「自分たち(解体業)は消しゴムなんです。自分らの身を削って消していくと、消しかすが残る。そこに、自分たちが忘れてはいけないものがあるんだ思う」と語った方がいて、とても印象に残っています。時代の激動期にある今、進化は悪いことではないけれど、忘れちゃいけないものがきっとある。そんなメッセージが読み取れると思います。

業界怪談へいざなうのは、俳優の三浦翔平さん!

怪談話への導入部分に、俳優の三浦翔平さんが登場します。三浦さんは、紹介するその業種の衣装をまとい、番組と視聴者をつなぐ「案内人」を務めます。ユニフォーム姿の三浦さんにも注目です。

清掃編
建設編

森P

過剰な演技もこなせる三浦翔平さんですが、今回はすごく抑制の効いた重みのある語りかけをしています。淡々とした口調が、より視聴者の気持ちを引き付けるものになっていると思います。
また、「建設編」の最後では、「私たちは大切な何かを地中の奥深くに埋めてしまったのかもしれません。あなたの足元にあるビルの底から聞こえる叫びに、耳を傾けてはいかがですか?」と視聴者に問いかける場面があります。単に視聴者を恐がらせるのではなく、そのひと言で怪談話の裏にあるメッセージを考えるきっかけを与えてくれています。

業界で語り継がれる怪談話を通して浮き彫りになる現代社会。暑い日にぴったりの恐怖体験を見ながら、変わりつつある「今」について、一度考えてみてはいかがでしょうか?

レギュラー番組への道「業界怪談」

【放送予定】
「清掃編」9月4日(金)[BSプレミアム]後11:15
「建設編」9月11日(金)[BSプレミアム]後11:15
「登山編」9月18日(金)[BSプレミアム]後11:15

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