街の喧騒が闇に沈む中で、タキ火を堪能する異色番組「魂のタキ火」が10月6日(火)に放送スタートします。
タキ火を囲んで話すって、一体どんな感覚なんだろう???
今回は、#1〜2の見どころをご紹介。さらに、#3の収録現場にお邪魔して、タキ火トークを終えたばかりの3人に感想を聞いてみました!
※番組は、消防署の許可を得て撮影しています
炎を眺めていると、心が解きほぐされていく──
#1「車窓の灯りが闇に沈む@阿佐ヶ谷」

夕暮れどきの中央線…。帰宅ラッシュの列車の明かりが、ゆっくりと闇ににじんでいく。10月6日放送の#1では、そんな情景をビルの屋上から眺めながら「タキ火」を堪能します。集まったのは、アイドルの百田夏菜子さん、アーティストの泉谷しげるさん、僧侶の松本紹圭さん。不思議な時間が流れる中、百田さん、泉谷さん、松本さんの意外な一面が顔を出します。
それにしても、共通点も接点も全くなさそうな3人。一体どんな会話が繰り広げられるのか、全然想像がつかないというのもこの番組の特徴です。
キャスティングにどんな意図があるのか、丸山俊一プロデューサーに聞いてみると…。
丸山P
キャスティングについては当面、できるだけさまざまな分野、ジャンルでご活躍の皆さんを、初対面に近い組み合わせで、と考えています。まるで雨宿りでたまたま一緒になったかのように偶然出会った皆さんに、タキ火の炎に癒やされながら、いつの間にか日常から解放された時間を過ごしていただければと。
#2「台風一過の廃工場@美女木」

10月13日放送の#2では、台風一過の無人の廃工場の真ん中に集まり「タキ火」を堪能します。集まったのは、俳優の要 潤さんと女優の本上まなみさん、動物作家の篠原かをりさん。炎の色や形、まきが灰になっていくさまを、思い思いの言葉で表現します。
番組の主役は、まさに“火”です。番組のコンセプトを丸山プロデューサーに聞きました。
丸山P
映像を通して感じる、考えるという番組作りには、まだまだいろんな可能性があるように思います。火の発明は、人類文明の原点です。“スタート”の象徴であると同時に、“送り火”といったように人生最期の象徴でもあります。「魂のタキ火」は、そんな火、炎という存在に、人の精神を重ねるという表現に挑戦した番組ともいえるかもしれませんね。
#3「東京スカイツリーに見守られて@京島」
そして10月20日放送の#3は、スカイツリーが目の前にそびえる、とあるマンションの屋上で「タキ火」を堪能します。屋上に出たとたん、大パノラマの空が目の前に広がり、あまりの開放感に歓声を上げてしまいそうになります。

ゲストは、タレントのベッキーさん、ミュージシャンの坂本美雨さん、女優の松本穂香さんの3人。この日3人は、ほぼ初対面とのことでした。

街が暮れなずむ中、きらびやかに光るスカイツリーを背景に収録は進みます。ですが、3人の視点は、終始タキ火に注がれています。仕事のこと、結婚のこと、子育てのこと、夢のこと──。おのずと深い話も飛び出します。
程なくして、辺りは真っ暗に。タキ火の炎だけが、3人の顔を照らします。じーっと炎を見つめながら、時折ふっと言葉が途切れる瞬間も。ゆらゆらと揺れる炎に吸い込まれそう。

収録後の3人に直撃インタビュー!
#3にご出演の3人に、収録後、タキ火トークの感想をお聞きしました!
──マンションの屋上でのタキ火トーク、いかがでしたか?
ベッキー:ただただ楽しかったです!
坂本美雨(以下、坂本):ね! 本当に楽しかった〜。
ベッキー:「これ、仕事じゃない!」って思いました(笑)。バラエティー畑の私としては、「番組として成立しているのかな」と不安になってしまうくらい、ふっつ〜にしゃべってましたね。
松本穂香(以下、松本):私もです(笑)。こんなまったりとしたテンションで話していて大丈夫なのかなって思いました。でもスタッフさんは、こんな雰囲気こそきっと求めてらっしゃるのかなって。
坂本:確かにそうだよね。お二人ともすごく話しやすかったけど、それはいつものように「声を張らなきゃ」というようなプレッシャーがなかったからかも。
──お三方は、今回がほぼ初対面と伺っていますが…。
ベッキー:そうですね。松本さんとは初めてで、坂本さんとは1回お会いしたことがあるくらい。
坂本:ベッキーちゃんと1回会ったといっても、こんなに深い話をしたことはなかったよね。
ベッキー:今回、三者三様というか、3人のキャラクターがバラバラなところがおもしろそうだなと思いました。でもその反面、松本さんがいい人でありますように…って思ってた(笑)。「私、しゃべりませんから」みたいな女優さんだったらどうしようって。
坂本・松本:あはははは。
ベッキー:でも、第一声からとてもナチュラルで柔らかい声で話しかけてくれたので、「あ、これは大丈夫だな」と思えた。
松本:私は、こういう番組なので、あえて何の気構えもしてませんでした。それがよかったんですかね?
──タキ火を囲むと、気持ちのうえでもいつもと違う部分はありましたか?
坂本:タキ火を見ていると、無理して言葉を発しなくていいんだなあと思いましたね。ポツポツと本音を語ってしまうというか。火は、人を正直にさせますよね。
松本:私は、気づいたらボ〜ッとしてました(笑)。
坂本:そうそう、3人ともボ〜ッとしたよね。
ベッキー:私は、リラックスした雰囲気になるまでに、ある程度時間が必要なのかなと思っていたんですよ。でも、火がそこにあるだけで、みんなスッと素の自分になれたよね。本来、火って怖いものだけど、適度な距離感を保てばとてもいいものだなあと思いました。
坂本:タキ火があるからか、空が余計にきれいに感じましたね。
ベッキー:そうですよね。空が広くてびっくりした。でも、あんなにきれいにスカイツリーが見えていたけど、そっちより火を見ていたいなという気持ちになりました。
松本:私は、「こんなにカメラを意識しないことってあるんだ」と感じました。
ベッキー:確かに! 私は、どこにカメラがあったか最後までわからなかったよ。
松本:暗すぎて、カメラがどこにあるのか見えなかったですよね。
坂本:そうそう。「暗がりだから、そんなに映ってないだろう」って(笑)。
──そういえば皆さん、今回は似た雰囲気の衣装ですね。
ベッキー:そうなんです。何も打ち合わせしていないのに、みんな雰囲気が似た衣装でびっくりしました。タキ火トークで距離が縮まったので、今後は3人組でやっていきます!
坂本:20代、30代、40代、みんなそろってるしね!
松本:ふふふふ。
──ありがとうございます。最後に視聴者の皆さんに一言お願いします!
松本:改めて振り返ると、ふだんテレビで話さないようなことまで話してしまったなと思います。それは、お二人との空気感はもちろん、タキ火の力があったからこそなんだろうなと思いますね。
坂本:そうですよね。日本のテレビって、大抵テンポが早いですよね。その中で、ありのままの時間を楽しめる番組ってなかなかないと思う。視聴者の皆さんにも私たちと同じゆったりとしたテンションで楽しんでいただけたらうれしいです。
ベッキー:そうそう、「オンエアをお楽しみに!」と声を大にして言うようなテンションの番組ではないように思います。その日のその時間に、テレビをつけておいていただければうれしいです。
見れば、あなたも一緒に火を囲んでいる感覚になれるはず! 炎の揺らめきを眺めながら、3人と一緒にゆったりとした時間を過ごしましょう〜。
「魂のタキ火」
【放送予定】
10月6日(火)放送スタート!
毎週火曜[BSプレミアム]後11:15
10月6日(火)#1「車窓の灯りが闇に沈む@阿佐ヶ谷」
10月13日(火)#2「台風一過の廃工場@美女木」
10月20日(火)#3「東京スカイツリーに見守られて@京島」