ゴスペラーズが日本各地から“極上の響き”をお届けします

22.2chで楽しむ日本エコー遺産紀行 ゴスペラーズの響歌

1月9日(土)[BS8K]後5:00~5:49
1月10日(日)[BSプレミアム]前1:00~1:49(9日深夜)
1月16日(土)[BS4K]後11:07~11:56
1月31日(日)[総合]後1:50~2:39

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トンネル、銭湯、吹き抜けの空間。日本には“独特な響き”のする場所がたくさんあります。そんな空間で極上の歌声を聴くことができたら──。

“響き”が大好きなゴスペラーズが、日本各地の「独特な響きのする場所」を訪ね、そこでの響きを楽しみ、味わい、そして彼らの名曲をアカペラで歌い、「エコー遺産」に認定していく極上のエンタメ番組。

8Kが誇る22.2ch立体音響(3次元空間の音を表現する音響システム)で、まさにその場にいるかのような臨場感と響きの世界をご堪能ください。

今回は、「響きが大好き」「エコーマニア」というゴスペラーズにインタビュー。廃駅、銭湯、採石場跡を訪れ、実際に体感した“響き”について聞いてきました!

最初に訪れるのは旧博物館動物園駅

ゴスペラーズが最初に訪れるのは、2004年に廃止となった旧博物館動物園駅。2018年には、鉄道施設として初めて「東京都選定歴史的建造物」に指定されました。天井がドーム型になっている入口から、ホーム方面へと下る階段の“響き”をお届けします。果たしてどんな音を聞くことができるのでしょうか。

左から、酒井雄二さん、黒沢 薫さん、村上てつやさん、安岡 優さん、北山陽一さん

安岡入口のドームでは音が真ん中に集まり、階段では音が下に抜けていくんです。その違いがすごかったですね。

村上その音の違いは、番組を見ていただくとズバリ分かります。

北山この駅は、ドームと階段の間にガラス扉があるんですね。そこを行ったり来たりしながら歌ったことで、違う世界を行き来しているような音になっていておもしろかったです。

酒井ここでは「ひとり」と「Stand By Me」を歌いました。カラオケでエコーをかけて歌ったりする方も多いと思いますが、“天然エコーを味わいに行く”という着眼点がおもしろかったですね。

黒沢村上と北山が丹念に現場取材したんです。当日は丁寧に録音・撮影もしていただき、スタッフのみなさんの「いいものを作るんだ」という姿勢に感服しました。

村上かなり独特な響きがする空間だったので、事前にロケハンができてよかったですね。

北山初めて行く場所ですし、すごく広い空間なので、ふだんトンネルとかで「一人ハモり」をしている僕でも(※その様子は番組で!)どんな響きになるのか分からなかったので、僕が信頼している後輩たち5人に事前に歌ってもらい、響きを確認できたのがよかったです。歩く動きや距離感などを細かく調整できて、労力はかかりましたけどものすごく楽しい時間でした。

村上それに1日かけさせてもらったんで、それで俺たちも見えた部分があったよね。

現場の響きをたしかめる村上さん(左)と北山さん

大谷石地下採掘場跡ではハプニングも?

栃木・宇都宮にある大谷石地下採掘場跡は、1919~1986年(約70年)の間、大谷石を掘り出してできた巨大な地下空間です。坑内の平均気温は8℃前後。現在はさまざまな文化イベントの場として提供されており、村上さんも北山さんも「ぜひ一度行って歌ってみたかった」場所だったそうです。

村上苦労というとスタッフの方が大変だったと思うのですが、大谷石地下採掘場跡は、年間を通してもとてつもなく温度が低いんですね。なにしろあの寒さというのはね(笑)。

北山休憩になった瞬間にカイロくださいって。

安岡外は暑くて、楽屋ではクーラーつけているのに。息が白いのが映像を見ていただくと分かるんですけど、そのレベルに寒かったですね。

北山ここでは「星屑の街」と「Promise」を歌ったんですが、大谷石の採掘場跡はとにかく広い空間で、響きがとても長そうだったので、アップテンポな曲は合わないだろうということでこの曲に決めました。
響きがどんどん拡散していくので音を合わせにくいんじゃないか、と心配していたんですが、思ったよりもそういう感じではなく安心しました。それに、大谷石の表面がざらざらしているので、それで音がいろんな方向に散らばることで、音がまろやかになっているという分析は、歌ってみてもなるほどなと思いました。

酒井ものすごい数の超高性能マイクがセッティングされていたのが印象的でしたね。地下空間だからか、地下水もそこに落ちてくるのでその音も収録されています。地面を踏むときの足元のジャリッという音にも気を付けて撮影しました。

安岡その地下水で文字通りヒヤッとしたところもあったんです。1曲約5分間の一発撮りという緊張感の中で、首元に地下水がポタポタと落ちてくるんですよ。でもこんなことで収録を止めるわけにはいかないと、自分たちの心の強さが試されました(笑)。

黒沢僕らから100メートル離れた場所の音も収録したんです。遠く離れた場所にもあんなに豊かに届いているというのは、あの空間のすばらしさを物語っているなと感じました。

安岡思っている以上に(声が)ロストしていないなって思いましたね。

村上もっとコーラスが聞こえなくなりリードボーカルの声だけになるかなと思っていたので、ある意味、とんでもない音になりました。

北山僕はとろけてました(笑)。あれは本当にハマってたなというか、歌っている人間としても、曲としても、うれしいと思ったように聞こえました。

黒沢そういったおもしろい試みもしたので、ぜひ聴いてみてください。

身近な場所・高架下や銭湯の響きとは?

都内のトンネル、そして銭湯を訪れたのは村上さんと北山さん。生活空間ともいえる身近な場所でも響きを堪能します。

北山銭湯では2声の響きを確認したくて、打ち合わせなしで急きょ「星屑の街」「青い鳥」を歌いました。

村上場合によっては5人で歌うよりも、2声の方がハーモニーの豊かさが出るかもしれない、と可能性を探りながらでしたね。環境によっては、「ド」の音を出しても、それ以外の音まで響いて聞こえてくるという性質があるので、そういったものを確かめるためにも歌いました。

安岡実際に2人が歌っていない音も出ていましたね。3声、4声で歌っているみたいに。

北山番組では、音が建築や空間を通してどう響くかを研究している羽入先生(日本大学教授)に分析していただいたのもおもしろかったです。僕たちがやっている感覚的なことを調べてくれるというのは、ありがたかったですね。先生と響きの話をもっとしてみたいです。

黒沢こうやって、ゴスペラーズにはとっても変わった人がいるということ(北山さんのマニアックな部分)を分かっていただけただけでも、この番組をやった意味があったかなと(笑)。

「エコー遺産に認定!」のポーズです

歌を楽しむという原点に戻れたような感覚

村上環境を味わいつくして歌を届けるという意味では、ぼくらが大学のときにはじめてアカペラを始めたときの、なんでもないような場所でも、その場の環境に合わせて歌うのを楽しむ、という原点に戻れたような感覚もあります。この番組のように、いろいろな場所で歌ってみたいなと思ってくれる人が一人でも増えてくれたらうれしいですね。

北山「自分たちの歌をいろいろな響きで歌ってみたい」という欲がどんどん芽生えてきました。「うちの近くにこんないいところあるよ」「歌ったらこんなにすごかったよ」とか、僕たちに挑戦してくれたり誘ってくれたり、この番組に触発された人がそういったアクションを起こしてくれたらうれしいです。

酒井おうちにサラウンドシステムのある方は、ゴスペラーズが後ろから追い抜いていくような音が体験できるので、BS4K以上、または2Kでもお持ちのスピーカーやヘッドフォンなどで見ていただけるといいなと思います。隙間を埋めるような残響音、エコーの部分を味わいつくしてください。

安岡このコロナの時代、遠く離れていなければならないときだからこそ、そばで歌っているような声を届けられる番組に参加できて本当によかったです。個人的には、自分たちの歌を客席で聴いてみたいという夢があったので、そのリアルな音をこの番組で感じることもできたのがうれしかったです。

黒沢残響や音の響きというものを大切にした番組なので、ゆったりと楽しんでいただける番組になっていると思います。歌わせてもらった各地の美しい映像とともに、僕たちこん身の1曲1曲を堪能してほしいです。

【セットリスト】※順不同

「ひとり」
「Stand By Me」
「Promise」
「星屑の街」
「星屑の街」(銭湯バージョン)
「青い鳥」

8Kの22.2ch立体音響の実力を最大限に生かし、これまでになかった新しいエンタメ番組をぜひお楽しみに!

「22.2chで楽しむ日本エコー遺産紀行 ゴスペラーズの響歌」

【放送予定】
1月9日(土)[BS8K]後5:00~5:49
1月10日(日)[BSプレミアム]前1:00~1:49(9日深夜)
1月16日(土)[BS4K]後11:07~11:56
1月31日(日)[総合]後1:50~2:39

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