条件を満たした洋服を手作り!お題は「学校制服」

レギュラー番組への道「ミシン男子 夢見る服を仕立てます」

2月12日(金)[BSプレミアム]後11:15~11:45

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いま増えているという「ミシン男子」と呼ばれる全国の洋裁好きな男性たち。彼らがミシンを駆使して繕った服を、依頼者のもとへとお届けする“新型・服飾エンターテインメント番組”が2月12日に放送されます!

舞台は、オーダーメイド服にこだわる架空のお店「テーラー滝藤」。店主は、芸能界イチの“おしゃれ番長”滝藤賢一さんです。「こんな服があったら」と夢見る依頼者のオーダーに、滝藤さんとミシン男子たちはどう応えるのでしょうか。

今回の依頼は「学校制服」。ただの制服とは違って、依頼者のある“願い(注文)”が込められているのだとか。果たしてミシン男子たちは条件を満たした制服を期間内に作れるのか。試行錯誤の制作過程や、ひらめくアイデアにも注目ですよ!

番組の見どころを松永圭介ディレクター(松永D)に聞きました。

条件を満たした夢の制服を作れ!

ドラマ×ドキュメンタリーでお送りするこの番組。架空のテーラーに、ある依頼が舞い込みます。

その依頼とは、ズバリ「学校制服」。

依頼主は、日本生まれ日本育ち、両親がインドネシア人のアウファさん(26)。イスラム教を信仰しているため、男性の前で肌や髪を見せてはいけないという決まりを守って生活しています。しかし、中学・高校時代は、日本の制服を着ながら頭に布を巻いたり、肌や足を隠すのには踏み切れず、皆と同じ制服を着て、頭の布も巻かずに過ごしていたそうです。

オーダーの絶対条件は、肌や髪を露出しないこと。そして、イスラム教徒の人だけではなく、体型や肌を隠したいという女性なら「誰もが着てみたい」という制服をご所望です。

依頼主

依頼主のアウファさん。「誰もが着たい制服をオーダーします!」

アウファさんの条件を満たし、制服作りに挑戦するのは2人のミシン男子。リモート会議で条件を細かく聞き込み、綿密な打ち合わせをしながら、アイデアを出し合います。

作り手

東北工業大学 産業デザイン学科教授
梅田弘樹さん(54)

「そうきたか。けど想像の範囲を超えていない」

コピー機や食器などのデザイナー。洋服作りに目覚めたのは今から6年前。洋裁教室に通いながら、ユニバーサルデザインと呼ばれる、障害の有無や性別を問わない発想で洋服作りをしている。

文化服装学院
ファッション高度専門士科3年生
吉原 伶さん(22)

「街ファッションが得意な僕に制服ですか!? ぴえん…」

学校では“リアルクローズ系”と呼ばれるふだん着を追求している。父はアパレルデザイナー、母もアパレル関係の、“アパレルサラブレッド”。オーダーメイドの服を作るのはこれが初めて。

松永Dの取材メモ①

「ミシン男子」の定義は、服作りが本業ではないということです。そういった方々が、どんな方法で、どんな人たちと、どんな作品を作り上げるのか。その工程が見られるということ自体がおもしろいんじゃないかと思い番組を制作しました。作り手のひとりである梅田さんは、仙台の洋裁教室に通っています。そして梅田さんの相手は対照的な人がいいなと思い、服飾の学校・文化服装学院に吉原さんを紹介してもらいました。番組では、年齢差のあるお2人がどんな制服を作るのか、意外な手法も満載なのでぜひ最後まで見ていただきたいです。

試行錯誤の制作模様──

作り手2人の持ち時間は、オーダーから約2か月間です。制服ということで“プリーツスカート”を用いますが、そのデザインや使い方、工程も2人それぞれ全く別物です。

デザインを突き詰めるのは、梅田さん。パンツスタイルや、ジャケットに合わせてみるなど、さまざまなアイデアが浮かびます。デザイン画には、実際に制作しないデザインもたくさん。それを見ているだけでも発想の楽しさがうかがえます。ギリギリまで試行錯誤を繰り返した梅田さん。果たして最終審査の日までに完成できるのでしょうか。

一方、吉原さんは、イスラム教徒の卒業生に相談します。スカート丈の長い制服のデザイン画を見せると、「着たい!」とお墨付きをもらいほっとする場面も。チェック柄のスカート部分には、花柄のプリントを思いつき…。花のチョイスや色の調合などを学校の先生に相談しながら決めていきます。これまでに見たことがない吉原さんの制服は、放送でご確認を!

吉原さんの後ろにあるのは、もしや試作品!?

松永Dの取材メモ②

お2人の選んだ生地はチェック柄です。しかもどちらもプリーツを入れることに。ここは番組に入りきらなかったのですが、とにかく2人とも1つ1つのひだに合わせた柄合わせにこだわっていました。特に吉原さんは、服飾学校の学生なだけあって0.5ミリもずらしたくないんです。僕から見たら合っているんですけど(笑)、ものすごく集中して作業していました。梅田さんは、同じプリーツでもひだが多めのプリーツで、長さもある。それをどう生かしているかは…最終審査をご覧ください!

滝藤賢一さんで
ドラマ×ドキュメンタリーを

最終審査では、依頼者のアウファさんが完成した制服をジャッジ。テイストの違う2つの制服を実際に試着し、条件に合っているか、着心地、クリエイティブさなどを見ていきます。見届け人は、依頼を受けた「テーラー滝藤」の店主・滝藤賢一さんです。ファッションへの関心が高い滝藤さんは、最初の顔合わせの段階から「おもしろいよね、この企画」と乗り気だったそう。

「店主」という役柄はありますが、実は滝藤さんには台本がありません。アウファさんとの対面の様子や、ジャッジの瞬間はほぼ素のリアクション。制服の出来上がりをドキドキしながら待ったり、アウファさんが試着した姿に「すごい似合ってる!めちゃくちゃかわいい!」と興奮気味に声をかけたりと、視聴者と同じ目線で楽しみながら進行します。

滝藤さんと一緒に、どちらの制服がアウファさんに似合うのか、みなさんもジャッジしてみてくださいね!

松永Dの取材メモ③

今回、仙台から大阪の洋裁教室や貸しミシンスペースなど約20か所にリサーチしたところ、洋裁をする男性が増えているという手ごたえがあったんです。その方々が特別ということではなく、たくさんいるということを知ってほしいため、今回「ミシン男子」という言葉を使っています。

番組で依頼のあった「制服」は、イスラム教徒の方のみが着る特殊な制服かと思いきやそんなことはなく、いろいろなコンプレックスや悩みを持っている人にも共感できる“ファッションの提案”だと思っています。アウファさん自身もそういった信念でSNSなどで活躍されています。作り手のお2人も、たくさんの人が自分たちの制服が着たいと思ってくれたら、と意識して作っていました。アウファさん、滝藤さんも絶賛の制服です。どんな宗教、どんな性別、どんな年齢の方でも、「あの制服を着てみたい」「着てみたかった」と思ってくださるといいなと思います。また、洋服でこれだけの人がつながって理解し合えるんだという思いも感じとってくれるといいなと思っています。

ものづくりの過程が好きな方、人間模様が好きな方、ちょっとしたコンテストものが好きな方にオススメの番組です! お見逃しなく♪


レギュラー番組への道「ミシン男子 夢見る服を仕立てます」

【放送予定】2月12日(金)[BSプレミアム]後11:15~11:45

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