可能性は無限! 未来を変える舞台に挑んだ二人の記録

BS1スペシャル「ハルカとカイト 舞台に立つ ~宮本亞門とダウン症の青年たち~」

2月25日(木)[BS1]後8:00~9:50 ※途中ニュースを10分間はさみます
3月3日(水)[BS1]前9:00~10:50 ※途中ニュースを10分間はさみます

▶︎ 番組ホームページ

多くの舞台が中止に追い込まれた2020年、宮本亞門演出の舞台制作に長期密着取材しました。 作品は、数々の賞に輝いた映画「チョコレートドーナツ」の世界初の舞台化です。1970年代のアメリカでゲイのカップル(演・東山紀之/谷原章介)が育児放棄されたダウン症の少年を引き取り、家族として暮らし始めるものの、偏見が強い社会で引き裂かれるという悲劇。少年役に選ばれたのは、実際にダウン症のある高橋 はるかさん(14歳)と丹下 開登かいとさん(21歳)です。二人もさまざまな葛藤を抱えて生きてきました。

コロナ禍の中、東山紀之さん、谷原章介さんらプロの出演者や共演の仲間たち、家族に支えられながら、未来を変えるために挑戦した青年たちの成長の軌跡をみつめます。

コロナ禍の中、密を避けて行われた稽古。安全に配慮し、取材は最小限の人数で続けた。

◆およそ1年にわたる取材を続けた松田恵子ディレクターと河村正敏カメラマン/プロデューサーに率直な感想を聞きました。

松田D

宮本亞門さん演出、主演に東山紀之さん、そして谷原章介さんというそうそうたるメンバーの中で、いったい彼らがどういうふうに舞台に立てるのか、まったく想像がつかなかったので、だからこそ、その姿を見つめたいと思いました。

せりふを覚えることはもちろん、舞台で芝居をすることも初挑戦

松田D

なかなかせりふが覚えられなかったり、お芝居の意味を理解できなかったり、稽古が始まると次々と壁にぶち当たります。でも宮本さんをはじめ、役者のサポーターの方やご家族の支えの中で、彼らは一生懸命に言われたことに対して努力しようとするんです。そしてどんどん飛躍していって、想像できなかったほどの成長を遂げました。その姿をぜひご覧いただきたいですね。

どんな苦境であっても、あたたかくサポートする家族
主演のドラァグクイーンを演じた東山さん(写真右)も二人と正面から向き合った

河村C/P

東山さんと谷原さんも二人のことを絶賛していましたし、寄り添って、対等な姿勢で彼らと向き合っていましたね。お二人ともお子さんがいらっしゃるので、稽古中に彼らがダメなことをしたら「稽古場ではこういうことしちゃいけないよ」ときちんと諭したり。
東山さんと谷原さんも、ハルカとカイトの素直な人間性を真正面から受け止め、舞台での共演シーンにもそういう関係性が表れていたと思います。

全力で本番の舞台に挑むハルカさん

松田D

1か月半に及ぶ稽古を経て、はじめて本番の舞台に立った時の彼らの飛躍は驚くほどでした。心から感動しました。私がすごいなと思ったのは、多くの人の場合、舞台に立つと「失敗したらどうしよう」とひるむじゃないですか。それが彼らは、お客さんたちから拍手がもらえてうれしい、照明もすごくきれいだ、と感じて、演じるパワーに変えていくんです。そんなステージの特別感が、いきいきとした彼らの演技につながっていたと思います。

かつてダウン症のキャストの舞台を見て、彼らが無心に演じる姿に深く感動したという亞門さん

河村C/P

過去に17年間、ダウン症のある方を取材した時にも感じましたが、今回あらためて「可能性は無限だ」と思いました。彼らにこういう場があって、彼らを信頼し、見守る人がいれば、自分の可能性を伸ばしていけるんだと。彼らなりの世界観や才能はどこに行っても通用するもので、限りないポテンシャルを秘めている。
そして昔取材していた頃よりも、時代がもう一段進んで、いずれ彼らがフロントに立つ(社会をリードする)存在になるのではないかとも思いました。 二人が本番を迎えるまでの過程には本当に多くのう余曲折がありましたが、人間誰しもがもっている可能性のすばらしさ、尊さを感じていただけるとうれしいです。


BS1スペシャル「ハルカとカイト 舞台に立つ ~宮本亞門とダウン症の青年たち~」

【放送予定】2月25日(木)[BS1]後8:00~9:50 ※途中ニュースを10分間はさみます

3月3日(水)[BS1]前9:00~10:50 ※途中ニュースを10分間はさみます

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