妻夫木 聡、蒼井 優が演じる
人間の狂気と正気を描き出すヒューマンサスペンス!

終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」

9月4日(土)[BSプレミアム][BS4K]後10:30(89分・拡大版)
初回放送:8月13日(金)[総合]後10:00(75分版)

“何もしなかった罪というのもあるのではないか…”

太平洋戦争末期に行われた「生体解剖」。命を救うはずの医師が犯した恐ろしい罪とその裏に隠された真相。死刑判決を受けて自分自身と向き合う医師と、その判決に異議を唱え、公正な裁きを求めて奔走する妻。苦悩の果てにたどりついたありのままの真実とはいったい何なのか?
人間の狂気と正気を描き出すヒューマンサスペンス!

※9月4日(土)放送の【89分・拡大版】では、主人公・太一の巣鴨プリズンでの死刑囚たちとの交流、太一救出のための妻・房子の奮闘が、より丹念に描かれます。そして、クライマックス。太一の決断のもう一つの理由が明らかになるエピソードも盛り込まれます。

放送を前に妻夫木 聡さんからメッセージ

<主演・妻夫木 聡さんコメント>
罪とは何か。太一が犯したこと自体は罪だが、何が本当の意味でいけなかったのか。死刑に処されるべきなのか。彼の心の内を想像し、その答えを探す日々でした。正直、太一の妻や子どもたちのことを考えると、死にたくないという思いにも至り、役を演じる上では、さまざまな葛藤がありました。
戦時下の出来事を“しかたなかった”のことばで片付けては、すべてが過去になってしまいます。しかし、本人たちにとっては死ぬまで変わらない現実だったのではないかと思います。だからこそ、私たちはその思いを受け継ぎ、この先も未来永ごう、伝えていく必要があります。皆さんにも「一度きりの人生、もっと出来ることがあるのではないか」「私はこんな人間になりたい」など、このドラマから少しでも何かを感じていただけたらうれしいです。

題字は武田双雲さん書

<武田双雲さんコメント>
戦争というのは理不尽なことが平気で起こる中で究極の選択を迫られる。
しかと早急に答えを出さなければならない。
どちらを選択しても苦しみを伴う。
正解がない状況の中で人は迷い悩む。
しかしそこで考え抜いたことが生き様に反映される。
美学と言ってもいいかもしれない。
究極の状況で悩み抜いた経験は美を生み出す。
苦渋から産まれた美をできるかぎり筆で表現しようと試みた。
平和を祈りながら。

<題字について>
このドラマの題字を武田双雲さんにお願いした時、「今、伝えるべき大切なメッセージが込められたタイトルですね。どう表現するのか難しいですが、やってみます。」と力強く言ってくださいました。完成した題字を初めて見た時、ドキリとしました。「しかたなかったと言うてはいかんのです」という言葉が、グイっと心に入り込んできて、自然と背筋が伸びる思いがしたのです。物語の核心を本当にすばらしい形で表現していただきました。

制作統括・熊野

出演者紹介[2021年5月26日]

主演・妻夫木 聡鳥居太一

西部帝国大学医学部助教授。捕虜の実験手術に関わる。教授に中止を進言したが、手術は続行され、終戦後に戦犯となる。

妻夫木 聡さんコメント
“みずからの責めはみずからが負わねばならない”罪とは何か、生きるとは何か、ひたすらに自分と向き合い続ける日々です。人間は愚かな生き物であります。しかし、誰かを思いやる温かい心になれるのもまた人間です。人としてあるべき姿とは何か、今一度この時代に問いかけられているような気がいたします。時代や環境が変われど、一つ一つの命の重みに変わりはありません。作品を通じて、命の尊さを感じていただければ幸いです。

蒼井 優鳥居房子

太一の妻。実験手術に反対した夫が、首謀者とされて死刑判決を受けたことに納得せず、夫を救出するために奔走する。

蒼井 優さんコメント
胸が締め付けられるようなシーンがたくさんありますが、妻夫木さんが演じられる太一を信じ、最後の最後まで丁寧に演じていけたらと思っています。タイトルに見合う作品になることを期待しながら、精一杯頑張ります。

永山絢斗 / 冬木克太 役

死刑囚棟の同じ房で、太一と生活することになる元軍人。捕虜処刑事件で死刑囚となった。明るく朗らかな性格で、太一のことをいつも気にかけている。

鶴見辰吾 / 石田幸三 役

西部帝国大学医学部第一外科教授。優れた外科医としての能力をもち、野心にあふれた独裁的な性格で、捕虜の実験手術を実行する。

山西 惇 / 進藤直満 役

西部軍大佐。西部軍司令部に捕らわれていた米兵捕虜8名を大学での実験手術に提供した。BC級戦犯裁判の判決で、太一と同じく死刑囚となる。

辻 萬長 / 鳥居一郎 役

太一の父。息子が帝国大学医学部の助教授になったことを誇りに思っていたが、生体解剖事件で戦犯となったことを深く悲しんでいる。

中原丈雄 / 岡島孝輔 役

死刑囚棟で太一が出会う元陸軍中将の死刑囚。1日1日を心穏やかに生きることができるよう、他の死刑囚たちとの対話を重ねている。

若村麻由美 / 三浦清子 役

戦犯裁判の弁護側通訳として活動している。GHQ法務局との交渉も行っており、房子の心強い協力者となる。

<あらすじ>
1945年5月。西部帝国大学医学部・助教授の鳥居太一(妻夫木 聡)は、教授の指示のもと、米兵捕虜の手術を手伝うが、それは人体実験手術であった。教授に恐ろしい手術の中止を進言するが、却下され、8名の捕虜が死亡。戦犯裁判で死刑判決を受けた太一は、凶行を止められなかった自分と向き合うことになる。
一方、妻・房子(蒼井 優)は、裁判の中でゆがめられた真実を明らかにし、事件の首謀者にされた夫を死刑から救おうと奔走する。房子の必死の思いと、死刑囚たちとの新たな出会いによって、太一は目を背けていた本当の罪に気づいていく…。

終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」

【放送予定】
9月4日(土)[BSプレミアム][BS4K]後10:30(89分・拡大版)
初回放送:8月13日(金)[総合]後10:00(75分版)

【出演】妻夫木 聡、蒼井 優、永山絢斗、鶴見辰吾、山西 惇、辻 萬長 / 中原丈雄 若村麻由美 ほか

【原案】熊野以素「九州大学生体解剖事件70年目の真実」

【脚本】古川 健

【音楽】小林洋平

【制作統括】三鬼一希、熊野律時

【演出】田中 正

※辻 萬長さんの「辻」正しくは1点しんにょうです。

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