新たな出演者発表 ~ヒロイン・暢子が、東京そして鶴見で出会う人々~

2022年度前期 連続テレビ小説「ちむどんどん」

大好きな人と、おいしいものを食べると、誰でも笑顔になる──

沖縄が本土復帰50年を迎える2022年。連続テレビ小説 第106作「ちむどんどん」は、沖縄に生まれ育ったヒロインと兄妹たち家族を描きます。

ヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)は四兄妹の次女。沖縄の本土復帰とともに上京し、西洋料理のシェフを目指し修業をしながら青春を送ります。
遠く離れても家族と絆をつなぎ、大人への階段をのぼる中で故郷の料理を見直し、やがては東京で沖縄料理の店を開くため奮闘──。
沖縄四兄妹の50年の歩みを見つめる、笑って泣ける朗らかな、美しい家族とふるさとの物語です。

新たな出演者10名が決まりましたので、お知らせいたします。
今回の出演者の方々の役柄は、「ヒロイン・暢子がふるさとを旅立ったあと、東京や横浜市鶴見で出会う人々」です。

黒島結菜 ※既発表

ヒロイン・比嘉暢子(ひが・のぶこ)

復帰前の沖縄、自然豊かな本島北部のやんばる地方に生まれ育ち、幼いころからおいしいものを食べること、作ることが大好き。明るくのんきな性格。高校卒業とともに故郷を離れ、沖縄出身者が多い横浜市鶴見で暮らし、東京のレストランの厨房ちゅうぼうで働き始める。

【ヒロイン・暢子が東京そして鶴見で出会う人々】

原田美枝子

暢子に絶対的な力を持つレストランオーナー

大城房子(おおしろ・ふさこ)

暢子が勤める、東京のイタリアンレストランのオーナー。戦前からのたたき上げの料理人。料理、食文化などについての圧倒的な知識と人間力で、店に独裁的に君臨し、暢子の前に立ちはだかる。実は暢子の家族とは、深い因縁も秘めている。

<原田美枝子さんコメント>
大城房子は、横浜生まれの沖縄移民2世で、1970年代では、まだ少なかったイタリアンレストランのオーナーです。精神的にも経済的にも自立し、『食』だけでなく、『文化』や『哲学』にも造詣が深い、強くて聡明な房子を魅力的に演じられるようにと、今から楽しみにしています。

高嶋政伸

暢子の直属の上司、厨房ちゅうぼうのリーダー

二ツ橋光二(ふたつばし・こうじ)

暢子の勤めるイタリアンレストランの料理長。厳格なオーナー・房子を敬い、しもべのように仕える一方で、優しい性格と確かな技術で厨房をけん引する。
店のピンチ、房子の危機には誰よりも勇敢に立ち上がる男。

<高嶋政伸さんコメント>
私のデビューは、1988年の連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」。役名は、金太郎。最初の登場シーンの台詞せりふは「ジャーン!」。
この登場シーンは、一度も忘れたことのない感謝のデビューであり、私の役者としての原点です。当時、デビューにあたり、何から何まで力になってくれた我が父、忠夫にきつく言われた、「一番最初に台本をもらった時の感動を忘れるな」という言葉も、今回改めて胸に響いています。
あれから30年以上たちまして、1997年に出演させていただいた「あぐり」に続き、三度、その原点である連続テレビ小説「ちむどんどん」に出演させていただくことになり、本当に感激しております。
「一番最初に台本をもらった時の感動を忘れるな」。はい!忘れません!
今の気分は本当に『ちむどんどん』!ですよ、忠夫さん!!
今回いただいた役は、イタリア料理のシェフです。ちょっと頼りないけど、根は優しい。正に、私そのもの(すみません、ちょっと盛ってます)。
とにかく、初心忘れることなく、真心込めて演じさせていただきます。

佐津川愛美

暢子の兄と丁々発止。養豚場の勝ち気な娘。

猪野清恵(いの・きよえ)

暢子の兄・賢秀(竜星 涼)が放浪する中で出会う、関東郊外の養豚場の娘。
天衣無縫でルーズな賢秀と、丁々発止の口げんかを繰り広げる。養豚を愛して誰よりも勤勉で、家業を継ぐ覚悟を固めている。

<佐津川愛美さんコメント>
好きなもの、大切にしたいもの、とにかくまっすぐな清恵ちゃんを楽しみながら丁寧に演じさせていただければと思います。
養豚場や家族にどう向き合うのか今からとても楽しみです。
「丁々発止の口げんか」というワードがとても気になっています。パワーを蓄えて備えていこうと思います。

中原丈雄

底抜けの包容力で、暢子の兄と、娘を見守る

猪野寛大(いの・ともひろ)

暢子の兄・賢秀が働く養豚場の経営者。清恵の父。男手ひとつで愛娘まなむすめを育て上げ、型破りな賢秀の数々の失敗非礼にも怒ることがほとんどない寛容な男。
養豚、そして豚への理解と愛情に満ち、沖縄との意外な縁も秘めている。父娘ともども、やがて暢子の人生にも深く関わることに。

<中原丈雄さんコメント>
養豚を仕事とする設定にずはうれしく思います。その従事者とうだけで人間が想像できて、生活や人生観が見えてくるようです。豚と沖縄の結びつきを思うと、沖縄料理に豚は欠かせない食材ですから、私の育てる豚たちが主人公に大きく関わってくるのではと、今から楽しみです。豚の香り漂う、混じると何処どこに私がいるのかわからない、そんな男を創れたら。役名が良いですね。「猪野寛大」…いのししの様に力強く、心が寛大な男なのでしょうね。役が判ったので後は台詞せりふ覚えるだけだ。脳内は人間にならねば。

山中 崇

皮肉と情熱に満ち、若者たちを導く新聞人

田良島甚内(たらしま・じんない)

暢子の幼なじみである青柳和彦(宮沢氷魚)の勤める新聞社の上司。暢子が勤めるレストランの常連。一筋縄ではいかない皮肉屋でもある一方で、若者たちには目配りと愛情を忘れず、強い正義感と知見を誇るジャーナリスト。

<山中 崇さんコメント>
まず、気になったのがその個性的な名前です。田良島という姓は全国でおよそ110人ほどしかいらっしゃらないようです。鹿児島に名字の由来があるといわれています。そして名は甚内。田良島甚内。名は体を表すというように、なかなかに一筋縄ではいかないキャラクターになるのではないかと予感しています。作品をより豊かにできるように、ちむどんどんの世界をタラシマと共に歩んでいきたいと思います。

長野里美

夫とともに鶴見の県人会を、そして暢子を支える

平良多江(たいら・たえ)

暢子が暮らす横浜市鶴見の沖縄県人会会長の妻。沖縄から本土に働きに来た親を持つ、「沖縄二世」。沖縄出身者、沖縄二世の多い鶴見で、夫と県人会を内助の功で支え、暢子のことも面倒を見る。実は夫との間に、とある過去の事情があり、やがて暢子もそこに関わっていくことに。

<長野里美さんコメント>
平良多江さんは私と同じ横浜生まれで沖縄ことばはしゃべれません。けれど夫と共に暢子たち沖縄県人の面倒をあつく見る、いわば「東京のおっかさん」。夫の過去に何やら感じたりしつつも、夫を立て(素の私が苦手とするところですが・笑)、にぎやかに明るい家庭を作っていきたいと思います。暢子が慰められ、元気づけられ、時には泣けるような、そして全国の若い人から「あんな人たちがそばにいてほしい!」と思われるような素敵な県人会を、そしてそんな県人会を支える多江さんを目指します!

井之脇 海

暢子をいびる?厨房の先輩

矢作知洋(やはぎ・ともひろ)

暢子が勤めるレストランの厨房ちゅうぼうの先輩。料理人としての野心と確かな才能を秘めながら、新人の暢子には厳しくかつちょっと意地悪にも当たる、ひねくれた部分もある。物語の中で余曲折を経て、暢子の重要な仲間になっていくことに。

<井之脇 海さんコメント>
矢作は人付き合いが苦手で、不器用で頑固な“世渡り下手”な人物。第一印象は良くない印象を持たれやすい矢作ですが、接していくうちに何故なぜか放っておけなくなってしまう、めば噛むほど味が出るタイプだと思います。
ている方に、矢作の、ひねくれた言葉の裏にある真意や、台本に描かれていない人生を想像して、噛むように矢作を味わっていただけたらうれしいです。魅力的な人物になるように頑張ります。

飯豊まりえ

暢子の大切な友人となるワーキングガール

大野 愛(おおの・あい)

暢子の幼なじみ・青柳和彦(宮沢氷魚)の同僚であり恋人。当時はまだ多くなかった女性の新聞記者。和彦を通して暢子とも知り合い、大切な友人となっていく。やや控えめな性格ながら、働く女性として社会意識は高い。ファッションについての記事を担当したい、という思いを持っている。
暢子と和彦との仲の良さが徐々に気になっていく…。

<飯豊まりえさんコメント>
初めて連続テレビ小説に出演させていただいたのは10代のころでした。あのころにしかできなかった経験や、見ることができた景色が今の私につながっています。ご縁に感謝し、真摯しんしに大野 愛さんと向き合っていきたいと思っております。
当時はまだ多くなかった女性の新聞記者ということで、意志を持って仕事をしていくという部分は、自分の気持ちとしても通ずるものがありますし、当時の社会の中でそれを決断していく彼女の心の動きも丁寧に演じられればと思っています。今から出演者の方々とのお芝居がとても楽しみでしかたありません。

志ぃさー(藤木勇人)

暢子の下宿の大家であり、鶴見の沖縄居酒屋主人

金城順次(かねしろ・じゅんじ)

沖縄出身。働きに来た横浜市鶴見に居ついて、沖縄出身者たちが憩う居酒屋を娘と営みながら、店の二階を貸間にしており、暢子を住まわせる。沖縄を愛して沖縄出身者たちに常に寄り添う。沖縄料理を作り続けるが、実は味音痴である。本人もちょっと気にしていて、指摘されると傷つく。

<志ぃさー(藤木勇人)さんコメント>
今回は「あまゆ」という沖縄食堂兼飲み屋の店主ということで、「あまゆ」(あま世。甘い世のことで、沖縄方言で、苦しいことの無い世界のこと)は苦労の末つかむ幸せという感じなので、訪れるお客たちと苦楽を共にしながら娘と一緒になって、日々鶴見の中の沖縄で沖縄出身者に憩いの場所を提供する店としての役目を果たせればと思っております。

片岡鶴太郎

暢子を見守り導く、鶴見の沖縄県人会会長

平良三郎(たいら・さぶろう)

故郷を出て途方に暮れていた暢子を救う、鶴見の沖縄県人会会長。妻の多江ともども、沖縄から働きに来た親のもとで、鶴見で生まれた「沖縄二世」。いくつかの会社を持つ地域の顔でもあり、時に強面こわもてなボスの一面も見せる。その人間力と面倒見で沖縄出身者、二世たちに強い支持を受け、暢子のことも常に見守り導き、働き口のレストランも世話をする。実はその店のオーナー・房子との間に秘めた過去が…。

<片岡鶴太郎さんコメント>
上京してきた沖縄県民のためにいろいろと世話役を担い、面倒見がよい沖縄県人会の会長。何かトラブルがあれば県民の盾になるという男気のある人物です。
堅気やアウトローな面、シリアスな面、コミカルな面。さまざまな一面を持ち合わせ人生の歩みのなかで、矛盾というものが出てくると思います。その矛盾をうまく結合させて生きていくすべを持っている男だと伺っております。
その矛盾の結合をうまく表現する人物を演じたいと思っております。

起用にあたって

制作統括・小林大児

主人公・暢子にとって、ふるさと沖縄を出たあとに、東京そして横浜市鶴見で出会う人々は、沖縄出身者、沖縄二世、そしてもちろん東京の人など、やんばる時代と一線を画す多様性に満ちた面々になります。暢子がこれらのすばらしい出演者たちにもまれてどのように青春時代を、大人への道を歩んでいくのか、私たちスタッフとしてもやっぱりわくわく、ちむどんどんがいっそう強くなってきます! そしてもちろん、暢子の兄妹家族たち、沖縄で出会った人々が、本日発表した新たな面々とどのように絡んでいくのかも、ぜひ楽しみにしてください!

◆物語

1960年代。まだ沖縄はアメリカ軍の統治下にありました。沖縄本島北部は、「やんばる地方」と呼ばれ、豊かな自然や山林の多い地域。その「やんばる」の、とあるひなびた村に、サトウキビなどの農家を営む比嘉家が暮らしていました。父と母はふたりで一生懸命働き、家計を支えています。長男、長女、次女、三女の四人の子どもたちは、それぞれに個性豊か。けんかしながらも仲良く育っています。ヒロインは次女の暢子。家族でいちばん、食べることが大好きで、おいしいものが大好き。野に山に海に、小学生の暢子にとって「遊ぶ」といえば、「何かを採って食べること」。そして、一度だけ家族そろって町のレストランで食事をしたときに、暢子は生まれて初めての西洋料理に心奪われました。

やがて一家をつらい運命が襲います。優しい父が急逝。残された母は女手一つで働き、経済的に苦しい中で四人の子どもたちを育てます。働く母を支えるために子どもたちはそれぞれに家事を担当。暢子は料理を担います。月日は流れ、高校卒業を迎えた暢子は、「東京に行きたい。西洋料理のシェフになりたい!」と夢を抱きます。折しも1972年、沖縄の本土復帰の年。暢子は家族や兄妹のサポートを得て東京に渡り、念願の有名レストランの厨房で修業をはじめます。職場は東京ですが、下宿先は神奈川県横浜市の鶴見。京浜工業地帯が近い鶴見は、戦前から、働くために海を渡ってきた多くの沖縄出身者が移り住んだ町でした。

暢子は厨房で厳しい修業の歳月を送り、兄妹たちもそれぞれの道を歩み出します。気持ちがすれ違うこともありますが、昔から共に食べてきたふるさとの料理、そして家族の思い出が兄妹の絆をつなぎ、互いに支え合いながら大人になっていきます。

そして暢子はさまざまな人とふれあい、恋をして、料理人として成長するなかで、「東京で沖縄料理の店を開きたい」と感じはじめ…。

羽原大介さんの脚本による、オリジナル作品です。

連続テレビ小説「ちむどんどん」

【放送予定】2022年 春

【作】羽原大介

【語り】ジョン・カビラ

【制作統括】小林大児、藤並英樹

【プロデューサー】高橋優香子、松田恭典

【広報プロデューサー】川口俊介

【演出】木村隆文、松園武大、中野亮平 ほか

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