立花 隆さんをしのんで

ジャーナリストでノンフィクション作家の立花 隆さんが、4月30日、80歳で亡くなりました。

政治、科学、医療など幅広い分野で取材や評論活動を行ってきた立花さんは、長年にわたりNHKの番組に数多く出演し、飽くなき好奇心と深い思索を通じて「人間とは何か」を問い続けてきました。

“知の巨人”と称された立花 隆さんをしのんで、未公開資料から晩年の知られざる思いを描く「クローズアップ現代+」と、NHKスペシャルやETV特集のセレクションを、総合テレビとEテレで放送します。

番組はすべて「NHKプラス」で放送から1週間見逃し配信。
立花さんを取り上げたニュース・番組を集めたプレイリストも掲載します。

クローズアップ現代+「立花隆 この国へ 若者たちへ~未公開の映像・音声資料~」

【放送予定】
6月30日(水)[総合]後10:00~10:30 
※NHKプラス同時・見逃し配信

【ゲスト】平尾隆弘(元文藝春秋社長)

▶︎ 番組ホームページ

立花 隆さんは生前、膨大な資料や映像・音声をNHKディレクターに託していました。そこには、晩年、若者たちにどう生きるかを説く姿が記されています。「知ったつもりになるな」「自分中心主義を排せ」「死を考えながら生きろ」…。立花さんは晩年、なぜこうしたメッセージを発するようになっていたのか。立花さんの足跡や、よく知る著名人へのインタビューをたどりながら、私たちに伝えたかった思いに迫ります。

立花 隆さん出演番組 セレクション(放送順)
NHKプラス見逃し配信あり

1995年放送
NHKスペシャル「立花隆のシベリア鎮魂歌~抑留画家・香月泰男~」

【放送予定】
6月27日(日)[総合]後3:05~3:54 
※NHKプラス同時・見逃し配信

【朗読】井川比佐志

【音楽】池辺晋一郎

山口県長門市(旧三隅町)出身の画家・香月泰男は、太平洋戦争の従軍から敗戦、シベリア抑留に至る4年間の過酷な体験を、62歳で亡くなるまで描き続けました。立花さんは1969年に香月さんの話を聞き書きし、『私のシベリア』という一冊の本にまとめています。番組では、自ら極寒のシベリアに渡った立花さんが、戦争と抑留という時代に翻弄された画家の足跡を追いました。


2005年放送
NHKスペシャル「立花隆 最前線報告 サイボーグ技術が人類を変える」

【放送予定】
6月29日(火)[Eテレ]前0:25~1:39 
※月曜深夜

身体からだの一部を機械に置き換え、脳が機械と直接つながったシステム=サイボーグ。SFの世界の話と思われていたサイボーグが、現実のものになろうとしています。そして今、サイボーグを実現可能にする技術として最も注目を集めるのが、脳の情報を利用する技術・神経工学です。NHK取材班は、脳研究を中心に科学の最前線を取材してきた“知の巨人”立花さんとともに、世界各地で徹底取材を敢行。サイボーグ技術の行方を見つめます。


2015年放送
ETV特集「立花隆 次世代へのメッセージ~わが原点の広島・長崎から~」

【放送予定】
6月29日(火)[Eテレ]前1:39~2:38 
※月曜深夜

戦中に長崎で生まれた立花 隆さん。その原点には核兵器廃絶への強い思いがあります。戦後70年を迎え、まもなく被爆体験者がいなくなろうとするなか、立花さんは核兵器廃絶の問題をいかに若い世代に伝えるべきか、思索を始めました。カナダ人の親友との半世紀ぶりの再会。広島の学生が取り組むイベントへの参加や長崎大学での特別授業。核廃絶に動き出した立花さんの半年間にわたる活動に密着しました。


2009年放送
NHKスペシャル「立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む」

【放送予定】
6月30日(水)[Eテレ]前0:25~1:38 
※火曜深夜

【音楽】加古 隆

膀胱ぼうこうがんを患った立花 隆さん。世界の最前線の研究者たちを取材し、がんの正体を根源的に見つめ直そうとしています。たとえば、がん遺伝子は生命誕生と成長に不可欠で、がん細胞は生命の進化の果てに得た細胞の仕組みを利用し、増殖、転移することも解明されつつあります。がんは私たち多細胞生物の宿命なのか。なぜ、人類はがんを克服できないのか。人類最大の病の謎に挑む立花さんの思索の旅を追いました。


2014年放送
NHKスペシャル「臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」

【放送予定】
7月1日(木)[Eテレ]前1:00~2:13 
※水曜深夜

死ぬとき『私』は何を体験するのか、私の“心”は肉体が滅びた後どうなるのか…。かつて、死の間際に多くの人が見る「臨死体験」を徹底取材した立花さんは、がんを患い、死を間近に感じるなかで、再び臨死体験の謎を追い求める旅に出ました。脳科学の最前線を追い、人類永遠の謎に迫ろうとする立花さん。心とは、命とは、私とは何か。番組は立花さんの思索の旅を見つめ、誰もが避けられない「死」の意味について考えます。

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