悩みは普遍!中高生・大人たちの悩みを「哲学」で解決!

ロッチと子羊

#2「学校編」 9月6日(月)[Eテレ]後10:50〜11:15
#3「学校編」 9月13日(月)[Eテレ]後10:50〜11:15
#4「商店街編」9月20日(月)[Eテレ]後10:50〜11:15
#5「商店街編」9月27日(月)[Eテレ]後10:50〜11:15

「ロッチと子羊」は、ロッチのお二人が親身になって相談に乗る“お悩み相談”番組です。哲学者の山口大学教授・小川仁志さんも世界の有名哲学を引用しながら、解決のヒントを探ります。

9月6、13日(月)は、「学校編」。中高生の素朴で、大人にも通ずる悩みに寄り添います。
9月20、27日(月)放送の「商店街編」では、巣鴨商店街で働く、人生経験豊富な大人たちのお悩みにも向き合います。「イヤな仕事を先延ばしするクセをなんとかしたい」「自信が持てない」という多くの方が頭を悩ませたことがある悩みには、どんな哲学が飛び出すのか?

番組には、「ロッチさんと相談者との爆笑トーク」「哲学の専門家・小川仁志教授の哲学解説」「ポップでかわいらしいイラストでの哲学解説」など、「哲学」に親しみをもってもらうための工夫がいっぱいです!

今回は、商店街編の収録後、ロッチさんと小川先生にインタビューしました。
番組の見どころや哲学をわかりやすくするためのポイントをご紹介します。


今回の迷える子羊たちのお悩みは?

#2「学校編」
・人見知りを克服するには?
・まわりの空気を読んでしまい、自分の意見を伝えられない

#3「学校編」
・友達は多いけど、「親友」がいない
・素の自分を出すには?

#4「商店街編」
・イヤな仕事を先延ばしするクセをなんとかしたい!
・テレワークになってから飲み食いが止まらない

#5「商店街編」
・自分の衰えを辛く感じる。衰えとどう付き合う?
・自信が持てない。どうしたらリーダーシップの取れる店長になれる?

ロッチがあなたの悩みに寄り添います!

お笑いコンビ・ロッチが、お悩みの解決を目指し一緒に考えます。
笑いあり、中岡創一さんの哲学顔マネやパントマイムあり(?)の楽しいトークで、むずかしいと思われがちな哲学に触れることができます。

共感できる悩みが多かった分、一緒に考えられた(コカド)

コカドケンタロウ(以下、コカド):今までは、中高校生の悩み相談だったので、大人の方のお悩み相談になって、番組の雰囲気がガラッと変わりましたね。人生経験が多い分、学生の方に比べて柔軟なところもあれば考え方が固まってきているところもありましたね。

中岡創一(以下、中岡):そうですね。相談者の皆さん、これまである程度対策を練ったうえで悩んでいたので、納得するまで結構時間かかった印象です(笑)。哲学を使って、解決に向けて具体的に理論立てて会話をしていくと、みんな次第に理解されていたようでした。今回はとにかく僕自身も共感できる悩みが多かった。

コカド:中岡くんは今回のお悩みすべて当てはまるでしょ。

中 岡:そうですね。食べ過ぎちゃうし、先延ばしにもするし…。とにかく全部ですね(笑)。
今回取り上げた悩みは誰もが持っていると思います。その分、視聴者の皆さんにとっても参考になると思いますよ。

コカド:共感できる悩みが多かった分、一緒に考えていくことができました。悩みのヒントとなる哲学を聞いて、僕らも一緒に納得できましたからね。

中 岡:たしかに。解決のヒントを得て、相談者の顔がだんだんと晴れやかになってくるのと同じタイミングで、僕らの表情も変化していっていると思う。

コカド:それに、「衰えとどう付き合う?」というお悩みを持った方は、お話を聞いているうちに、僕たちの心に響く名言が生まれました。

中 岡:人生の先輩から、逆に哲学されましたね。

悩みに向き合う方には、僕のパントマイムコーナーが必要(中岡)

中 岡:今回から、「哲学パントマイムコーナー」という新企画が生まれました。難しい哲学をわかりやすくするために、僕が体で表現しています。でも、どんなに全力で立ち向かっても、何が正解かわからないのが僕にとっての悩みになってしまうので、今度はそれについての哲学をぜひ聞きたいです(笑)。

コカド:そんな哲学、あるか!(笑)。

中 岡:悩みに向き合うとやっぱり真面目になりすぎちゃうので、笑顔になるのは大事なこと。そのためにも、パントマイムは必要でしたね。

コカド:「哲学をわかりやすくするためのパントマイム」なんですけど、逆に邪魔じゃないですかね(笑)。でも哲学と聞くと少し身構えてしまいそうので、中岡くんのコーナーはちょうどいいかもしれないですね。それに、みんなの日常の中でよくぶつかる悩みが紹介されているので、哲学に興味を持つ第一歩になると思います。

中 岡:小川先生から悩み解決のヒントとなる哲学を教えてもらうまで、相談者と僕らで解決方法を模索しています。そのトーク部分で、「自分やったらこうするな」と一緒に考えながら見てもらえたら、より楽しめると思います。

コカド:小川先生がとにかく、哲学は楽しいことだよって教えてくれますしね。

中 岡:小川先生はリモートで参加しているので、まだ直接お会いできていないですが、先生のトークは圧倒されちゃうので、もしかしたらこの距離感がちょうどいいかもしれないです(笑)。

小川仁志教授が、哲学者の考えをわかりやすく伝授!

お悩み解決のヒントとなる哲学を伝授してくれるのは、哲学者の小川仁志教授(山口大学)。一見、とっつきにくい思われる哲学の言葉を、日々の生活の悩みに通じるように置き換えて、アドバイスします。

「哲学者」は悩みの“プロ” だからその言葉は今を生きるみんなに響く

今回、中高生と大人の方の悩みが登場します。中高生の悩みは、大人になっても解決できていない悩みだったりして、基本的に人間が抱える悩みには、年齢は関係ないと思っています。なので、「学校編」を大人の方が見ても参考になると思いますし、逆もそうだと思います。皆さんが一度は抱えたことのある悩みも登場しますので、自分のこととして置き換えて一緒に考えていただきながら見ていただけたらと思います。
また、哲学は2000年以上受け継がれてきたアドバイスなので、それだけ人々が必要としてきたものですし、哲学者が批判も含めて議論を通して、磨き上げてきた強じんな言葉です。現代に生きる人にとっても役に立つ知恵になりますので、この番組をきっかけにぜひ、哲学を知っていただきたいですね。

「説得」より「納得」が大事

相談者自ら解決のヒントを見つけられると、相談が終わったとき表情が明るく変化しています。やはり頭の中で悩みが堂々巡りしている状況から脱するとスッキリした気持ちになりますからね。そのお手伝いを、哲学を通してできることはうれしいです。
僕が哲学の道に進んだのは自分自身悩みを抱えていたときに、その状態から抜け出すツールとして哲学に出会ったからなんです。会社を辞めて挫折を経験し、30歳手前で引きこもり状態になってしまいました。そのときに立ち直るためにさまざまな書物を読みあさり、「これをすれば救われます」みたいな、押しつけに感じるものもあったなかで、哲学だけは、“自分で考えて答えを見つけなさい” “自分が納得したらそれが答え”というスタンス。哲学が一番受け入れられました。だから、もともと哲学に興味があって勉強したいと思ったわけではないんですよね。
その時の経験が今につながっていて、僕がアドバイスをする際にはいつも、「説得より納得」という言葉を心に留めています。「こうしたほうがいい」と説得しても、人はなかなか受け入れられないけれど、自分で納得することができると、解決に向けて動けるんです。古代ギリシャの哲学者ソクラテスが行なった「産婆術」という方法を取り入れて、相談者が解決の糸口を見つけられるように、答えを押しつけるのではく、“相談者との対話”を繰り返すようにしています。

「難しい」言葉を「分かりやすく」伝えたい

相談者に向けた言葉を選ぶ前にまず、哲学者の人選から始まります。哲学者には、リーダー論で有名な人や、身体について哲学した人など、それぞれに得意な分野があって、相談のテーマに合わせて何人か哲学者をピックアップ。そこから相談に対してどの言葉が響くのかを考えています。そして、哲学者の言葉そのままでは難しいですから、視聴者の皆さんに伝わりやすい言葉に要約しているのですが、そこが一番難しいところ。本来の意味を変えないようにしながら、皆さんに納得してもらえるようにスタッフの皆さんと激しい議論を繰り返しています。わかりやすくしようとすればするほど哲学の言葉から離れていき、哲学者が意図していたことが正確に伝わらない。いつも、分かりやすさと哲学者の言葉を正確に伝えたいという思いのはざまですごく悩んでいます。どんな言葉にするかを考えることはとてもエネルギーを使い、疲れるところですが、やはり視聴者の方や悩んでいる方にちゃんと届く言葉にしたいので、番組スタッフの方と一緒に議論を重ねています。

哲学をポップでかわいらしいイラストで解説!

小川先生が教えてくれる哲学をイラストで解説することで、理解がより深まります!

「ロッチと子羊」

【放送予定】
#2「学校編」 9月6日(月)[Eテレ]後10:50〜11:15
#3「学校編」 9月13日(月)[Eテレ]後10:50〜11:15
#4「商店街編」9月20日(月)[Eテレ]後10:50〜11:15
#5「商店街編」9月27日(月)[Eテレ]後10:50〜11:15

関連記事

その他の注目記事