連続テレビ小説 バトンタッチセレモニー
連続テレビ小説は、放送中の「おかえりモネ」が来週、最終回を迎え、11月1日(月)からは、上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんの3人がヒロインを演じる「カムカムエヴリバディ」が始まります。本日、東京・渋谷のNHK放送センターで「おかえりモネ」のヒロイン・清原果耶さんから「カムカムエヴリバディ」の初代ヒロイン・上白石萌音さんへのバトンタッチセレモニーを行いました。お二人のコメントとともにお知らせいたします。
【セレモニー式次第】
1.コメント → 2.プレゼント交換 → 3.バトンパス1.コメント
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2.プレゼント交換
↓
3.バトンパス
※清原さん、上白石さんは役衣装ではありません。

「おかえりモネ」永浦百音 役
清原果耶さんコメント
【上白石さんへのエール】
(上白石)萌音ちゃんは、わたしがヒロインに決まったときも連絡をくれたり、撮影期間中も気にかけてくれたりして、ずっと大好きで尊敬している方なので、こうしてバトンを渡せてうれしいです。次の「カムカムエヴリバディ」の放送、楽しみにしています!
【「おかえりモネ」最終週の見どころ】
いよいよ最終週です。気仙沼の家族や幼なじみ、気仙沼のひとたちと重ねる尊い奇跡のような日々が繊細に描かれています。愛を込めて作った大切な作品ですので、みなさんの心にぜひ残るものがあればうれしいです。最後までモネたちのことを見届けていただけたらと思います。
「カムカムエヴリバディ」橘 安子 役
上白石萌音さんコメント
【清原さんへのねぎらいのことば】】
同じ時期に“朝ドラ”をそれぞれ頑張っていたことがすごくうれしくて、お互いに優しいことばをかけ合ったり、精がつく食べ物を贈り合ったりしていて本当に心の支えでした。こうして(清原)果耶からバトンをもらえてとても幸せです。撮影、本当にお疲れさまでした。
【「カムカムエヴリバディ」第1週の見どころ】
すごく温かい人間の愛やつながりが描かれていますので、少しでも穏やかな気持ちになっていただけたらと思います。そして、ヒロインが3人いる分、物語は3倍速で進んでいきます。ぜひ毎日見逃さずに見ていただけるとうれしいです。
<ドラマゆかりの品をプレゼント交換>

「おかえりモネ」清原果耶さんからのプレゼント
<手作りのインディゴのストール>
生まれ育った「海の町」宮城県・気仙沼に、気象予報士として帰ってきたモネ。「森の町」登米や、東京での経験を経て、大きく成長したモネを、故郷の海は優しく迎えます。清原果耶さんからのプレゼントは、気仙沼で女性がいきいきと働ける職場をつくろうと考えた女性たちが、赤ちゃんから大人まで、どんな人にも安心して使ってもらいたい、という思いを込めて、手染めで仕上げているインディゴのストールです。世界に向けて開かれた港町・気仙沼の優しさが詰まったストールで、ラジオ英語講座を軸に三世代の女性の人生を描く「カムカムエヴリバディ」の始まりを応援します。
上白石さん プレゼントを受け取ってのコメント
すごくきれいな深い青で手触りも柔らかく、「おかえりモネ」のタイトルバックを彷彿とさせる、とてもすてきな生地です。なんだか(清原)果耶そのものって感じがします。大事にします。ありがとうございます。
「カムカムエヴリバディ」上白石さんからのプレゼント
<御菓子司「たちばな」の特製紅白まんじゅう>
安子は甘いあんこの香りが漂う御菓子司「たちばな」で生まれます。その後、激動の人生を歩むことになる安子ですが、その傍らにはいつも大好きな和菓子がありました。物語の中で「甘くておいしいお菓子を怖い顔して食べる人はいない。怒っていても、くたびれていても、悩んでいても、自然と明るい顔になる。」という言葉があります。その言葉通り、和菓子はいつも安子の気持ちを奮い立たせてくれる大切な存在です。その和菓子の力を清原さんにも感じていただきたいと、「たちばな」特製の紅白まんじゅうをお送りいたします。
清原さん プレゼントを受け取ってのコメント
「カムカムエヴリバディ」と「おかえりモネ」のロゴが並ぶととってもかわいいです。とてもすてきなおまんじゅうなので、食べてしまうのがもったいないですが、みんなでおいしく食べたいと思います。ありがとうございます。
「カムカムエヴリバディ」新たな出演者も発表
3人のヒロインすべてに関わる銀幕の大スター役に尾上菊之助さん

尾上菊之助
連続テレビ小説初出演
銀幕の大スター
桃山剣之介(ももやま・けんのすけ)
日本映画界を率いる銀幕の大スター。
時代劇映画の『棗黍之丞(なつめ・きびのじょう)見参』が大ヒットし、シリーズ化される。清新な演技と甘いルックスを兼ね備え人気を不動のものとする。デビュー作の『桃から生まれた剣之介』からモモケンの愛称で親しまれる。
《コメント》
朝ドラにはいつも朝の15分に安らぎと感動をいただいていたので、その現場に参加することができ、とても光栄でうれしく思っています。
ふだん歌舞伎をやっている私には、銀幕の時代劇スターの役は斬新なので、皆様には新鮮な気持ちで見ていただけるのではないかと思います。
今回は、3世代のヒロインが100年にわたって織りなす物語です。私がそこにどんなふうに寄り添い、関わらせていただけるのかご注目していただきたいと思っています。
出演者発表にあたって
制作統括・堀之内礼二郎
桃山剣之介は「カムカムエヴリバディ」の世界の中で、戦前から活躍する銀幕の大スターです。この令和の時代でも昭和の香りをまといつつ、当時の映画スターの気品と美しさを表現できる役者をイメージした瞬間、菊之助さんの姿が頭に浮かびました。殺陣シーンの撮影の初日、「歌舞伎と時代劇の殺陣は勝手が違うので大変です」とおっしゃっていましたが、始まってびっくり。その流れるような刀さばきは、美しい舞いを見ているかのようでした。剣之介さんの雄姿をテレビでご覧になったときはぜひ、「よっ!モモケン」とお声がけください!
で、そもそもなぜ銀幕の映画スターが出てくるのか。それは本編でのお楽しみに…。
“朝ドラ”46年ぶり出演の浜村 淳さんと初出演の中川家のおふたり

浜村 淳
連続テレビ小説「おはようさん」(1975年)以来
お茶の間で人気の名物ラジオパーソナリティー
磯村 吟(いそむら・ぎん)
《コメント》
人生、泣き笑いの波の中に生きている。
さまざまな人と出会い、別れて、紡ぐ人生模様がある。
これだけは、このドラマについてハッキリと言える。
『夢と勇気をありがとう!』

中川家
連続テレビ小説初出演
漫才師 エンタツ・アチャコ
エンタツ:中川家 剛
アチャコ:中川家 礼二
《コメント》
エンタツ・アチャコ役にてオファーをいただき大変光栄です! ありがとうございます。
伝説の漫才師さんなので非常に緊張しましたが、スタッフさんが温かく迎えてくださり、楽しむことができました!
信頼と実績でやらさせていただいております!
出演者発表にあたって
制作統括・堀之内礼二郎
「カムカムエヴリバディ」の物語は、1925年3月22日のラジオ放送誕生とともに始まります。ラジオから広がる音の世界は、ドラマを最初から最後まで貫く重要な要素です。
中川家のおふたりには、戦前、庶民から熱狂的に愛された漫才コンビのエンタツ・アチャコを演じていただきました。話していただいたのは人気のネタ「早慶戦」。おふたりの息のあったしゃべくりに、録音スタジオは大笑い! 時代を越えた「おかしみ」が生まれました。
浜村 淳さんにはドラマの中でも人気ラジオ番組のパーソナリティー“磯村 吟”として、映画解説やニュース紹介をしていただきます。磯村 吟さんが伝える言葉や情報が、登場人物の人生に大きな影響を与えていきます。いつまでも色あせない味のある浜村、いや磯村節を、ぜひお楽しみに!
語りは城田 優さんに決定!

《コメント》
ナレーションは、物語の世界観を作り上げるとても大切なものだと思っています。その重要な役割を任せていただけてとてもうれしいですし、光栄に思います。今回、誰も見ていない状態のドラマを先に見られるすてきな席に座らせてもらっていますが、まだ音も入っていない仮の状態で何滴涙を流したかと思うほどすてきなお話です。物語の雰囲気を壊さないように注意しながら、作品そのものをすごく楽しんでいます。
起用にあたって
制作統括・堀之内礼二郎
「カムカムエヴリバディ」は、ラジオ英語講座が、ヒロインたちの人生を切り開いていく物語です。そのため、日本語と英語のナレーションが、物語の世界へと視聴者を誘います。日本語でも英語でも、時にわかりやすく情報を伝え、時にヒロインに寄り添って心情を伝えられるような表現力を持つ方を考え、城田 優さんにお願いしました。個人的な話で恐縮ですが、舞台が大好きで、城田さんのパフォーマンスを幾度となく拝見していました。城田さんなら「カムカムエヴリバディ」の世界を声ですてきに表現してくれるに違いないと思いました。
番組の公式SNSでは、城田さんの肉声で、日本語と英語のコメントを公開しています。城田さんが語る「カムカムエヴリバディ」の世界に、ぜひ一足早く触れてみてください。
ちなみに、英語が堪能な城田さんですが、元から話すことができたのではなく、あとからご自分で勉強して身につけられたものだそうです。城田さんが話す美しい言葉の響きが、英語を学ぶ多くの方々の勇気ややる気につながってほしいと願っています。
ものがたり
1925(大正14)年、日本でラジオ放送が始まった日に岡山の和菓子屋「たちばな」に生まれた安子(上白石萌音)。
家族や周囲の人々に愛され育ち、やがてラジオ英語講座に出会う。そして恋に落ち、結婚。さまざまな試練が安子に降りかかるなか、いつも安子を支えたのはラジオ英語講座と「たちばな」のあんこだった。
そして安子の娘、二代目ヒロイン・るい(深津絵里)の物語は、昭和30年代の大阪から始まる。とある理由から“自分らしく自由に生きていきたい”と願い、岡山を飛び出したるい。自分のことを誰も知らない新天地・大阪で新たな人生を歩んでいく。ひょんなことから道頓堀の小さなクリーニング店で、住み込みで働くことになる。
大阪での新しい景色や出会いが、るいの日常を鮮やかに彩り、人生を切り開いていくのだった。
るいの娘で三代目ヒロインひなた(川栄李奈)の物語は、昭和40年代の京都から始まる。
昭和から平成、そして令和へ。三世代ヒロインは、その時代時代の試練にぶちあたり、ときに、世間や流行から取り残されながらも、恋に、仕事に、結婚に、自分らしい生き方を、不器用ながらも、それぞれが違うあり方で、見いだしていく。
そして、3人の傍らには、ラジオ英語講座があった。
安子、るい、ひなたと、三世代の女性たちが紡いでいく、100年のファミリーストーリー。
連続テレビ小説「ちりとてちん」の藤本有紀が、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナルストーリー。
2021年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」<4K制作>
【放送時間】
《NHK総合》
月曜~土曜 前8:00 再後0:45
《BSプレミアム・BS4K》
月曜~土曜 前7:30 再月曜~金曜 後11:00
※土曜日は1週間を振り返ります
【作】藤本有紀 《オリジナル作品》
【音楽】金子隆博
【主題歌】AI「アルデバラン」
【出演】上白石萌音 深津絵里 川栄李奈 ほか
【制作統括】堀之内礼二郎、櫻井 賢
【プロデューサー】葛西勇也、橋本果奈
【広報プロデューサー】齋藤明日香
【演出】安達もじり、橋爪紳一朗、深川貴志、松岡一史、二見大輔、泉並敬眞