魔改造の夜で勝つための「技術養成学校」ができた!? 教官・劇団ひとりからのメッセージをお届け!

魔改造の夜 技術者養成学校

毎週水曜[Eテレ]後10:30
▶ 番組ホームページ

超一流の技術者たちが家電やおもちゃを怪物マシンに改造し勝負する番組「魔改造の夜」
エンジニアたちがガチンコ勝負を繰り広げる夜宴を主宰している魔改造倶楽部が、なんと学校を開校! 「魔改造の夜」への出演を希望する生徒たちが学ぶための「技術者養成学校」です。

魔改造の夜で勝つためのスキルを学べるこの学校、果たして、どんな講義が…?

今回は、気になる番組概要とともに、教官役として出演する劇団ひとりさん、養成学校の生徒たちからのメッセージをご紹介します!

第1回をおさらい!
教材は“扇風機50m走”

まずは、4月6日に放送された第1回の講義内容をおさらいしましょう。
講義に使われる教材は、魔改造の夜・第3弾にエンジニアたちが挑戦したお題「扇風機50m走」です。扇風機を魔改造して、風力だけで25m走ったあと、ターンし往復50mを走るという難しい競技。魔改造に費やした1か月半、そして本番中に起きたハプニングが、講義の教材となるのです。

講義には、チーム・Sライズの「超速!くるりんぱ3号」も登場!

第1回の特別講師は、3Dプリンティングによるモノづくりの先駆的メーカーであるチーム・Sライズの井上雄介氏。「扇風機50m走」で扇風機を魔改造し、50mを6.90秒で走るというモンスターを作り出し見事優勝を果たしたチームの総責任者です。

講義内容は、ずばり!

「扇風機50m走」に学ぶ、
技術とリーダーシップ

扇風機を速く走らせるためには、技術はもちろん、魔改造するアイデアを出し合うチームメイトをまとめてけん引するリーダーシップ力が必要です。井上氏は、魔改造に取り組んだ1か月半に起こった出来事を例に出しながら、魔改造に必要な“技術”と“リーダーシップ”について講義しました。特に井上流“リーダーシップのとり方”は、理系文系問わず、誰もが深く感心させられる内容です。

例題を交えながら、扇風機を速く走らせるための技術を学んでいきます。
井上氏の答えは…? 「ホワイトボードを使ってミーティングする際は、チームの意見をひとつにまとめる必要があるため、自分と違う意見が出た場合はあえてボードに書かない」のが井上流。
「本番1週間前、マシーンが全く動かなくなったとき、リーダーはどう振る舞う?」生徒たちも意見を出し合い、リーダーのあるべき姿を模索します。

講義の最後には、「技術者養成学校 校歌」を生徒たち全員で合唱! 魔改造への熱き思いを込めて、いざ歌わん!

校歌

胸に潜めし魔の心 腕に忍ぶはじゃのスキル

己と友とライバルと 常軌を逸していざゆかん

ああ魔改造 ああ魔改造
過ち倒して切り拓け

ああ魔改造 ああ魔改造
我らは誇り高きマッドなエンジニア

第2回以降を予習しよう!

4月13日放送
“赤ちゃん人形綱登り”から学ぶ 
絶体絶命の「失敗」からの脱出

教材:赤ちゃん人形綱登り=赤ちゃん人形を魔改造し、8mの綱をいかに速く登るかを競う競技

特別講師:大西卓哉(宇宙飛行士)

講義内容:大手自動車N産は最高レベルのマシンを生み出しつつも、2回の試技で悲劇の結果に。その失敗の真相を学び、何を教訓とするのか、みずからの宇宙飛行士としての経験も交えながら、“赤ちゃん人形綱登り”で学ぶべき失敗学を読み解いていきます。

4月20日放送
“ワンちゃん25m走”から学ぶ 
なぜ「魔獣」は生まれたのか

教材:ワンちゃん25m走=ワンちゃんの人形をすさまじい速さで走るよう魔改造して、25mレースに挑む競技

特別講師:伊藤亜紗(東京工業大学教授)

講義内容:大手自動車メーカーT社が生み出した「伝説の魔獣」。「魔改造には、アートの要素が必要」と語る伊藤氏が、1か月半の制作期間中に起きた秘密から、魔獣を生み出すために必要な視点を考えます。そのヒントは、自分を魔改造してみること?

4月27日放送
“ペンギンちゃん大縄跳び”から学ぶ 
「人間」と「機械」のチームワーク

教材:ペンギンちゃん大縄跳び=ペンギンのおもちゃを魔改造。チームメンバーが縄を回して改造マシンで大縄跳びをする競技。

特別講師:佐倉 統(東京大学教授、理化学研究所)

講義内容:初の人間とマシンの共同作業競技。全く違う作り方だったS陽とRコーのマシンが登場。勝利の秘密を解剖することで、人とマシンの“未来のチームワーク”を考えます。

以後も、興味深い講座がゾクゾク!

教官・劇団ひとりと生徒たちの
メッセージ

教官/劇団ひとり

僕自身、子どものころはよく家のものを勝手に分解して怒られた記憶があります。今回は、「魔改造倶楽部が学校を開校する」ということで、生徒の皆さんに一つでも多くのことを学んでもらえたらという思いで、収録に臨みました。驚いたのは、学生たちのスキルの高さ。特に、自分たちで作ってきた作品を見せてもらったときは興奮しました。講義を通じて、僕自身も、一見関係のないようなジャンルにこそ、求めていたヒントが隠されているのだということがよく分かりました。何かに夢中になっている人は、皆さんすてきです。ぜひ僕と一緒に刺激を受けてください。そして、生徒の皆さんの顔をしっかり覚えていてください! その中の誰かを、10年後、たぶんどこかで再び見ることになると思います!

生徒/電子工作ギャルユニット ギャル電 きょうこ

モノづくりの際、チームで取り組むことがあまりなく、自分の手法に飽きてしまっていたので、「魔改造の夜」では各チームの専門的な加工機械や材料、機構の選び方に注目して見ていました。とはいえ今回は、そもそも魔改造をどうやって学ぶのか全然分からなかったので、どんな講義になるのかワクワクしながら収録に臨みました。一緒に学ぶクラスメイトはどんな方々だろう、「魔改造友達100人できるかな」という思いもあって、めっちゃ楽しみにしてました。
講義は、どれも最高におもしろかった! 学生時代は、勉強はあまり得意ではありませんでしたが、もしもこの学校の授業を受けていたら、人生が超変わって、今ごろ“魔改造エリート”になっていたかもしれないなと。特に印象に残っているのは、#1の井上先生の授業。リーダーは、それっぽい人が自然となるのではなく、リーダーとしての修行とテクニックがちゃんとあるんですね。ホワイトボードを制する方法、マジで役に立つなと思いました。

生徒/高専5年 舘野 桜

私はものづくりが好きで、工業系の学校に入学しました。ですが、ものづくりにはアイデア出しやチームワークなど、技術面以外にも大切なことがあり、それらは学校では教えてもらえません。今回、ほかでは知ることができない、役に立つことが聴けるのではと楽しみにしていました。
講師の先生方のお話はためになるものが多く、ものづくりに対するモチベーションがさらに上がりました。ほかの生徒の方の意見を聞く機会も多く、そこもおもしろいなと思いました。
特に印象的だったのは、#2の大西卓哉講師の授業です。「何かやることに失敗は絶対につきものである」、「自分が失敗したことは周りの人に共有して次回からのミスを無くす」という言葉に感銘を受けました。これから社会人として生きていく中で、失敗はカッコ悪いこととして隠すのではなく、積極的に共有していく姿勢を持って行動したいと思いました。

生徒/機械工学修士課程1年
青野航大

今回は、多様なバックグラウンドをお持ちの方や専門の先生方から、分野の垣根を超えた経験や考え方を学べることを楽しみに参加させていただきました。講義では、実際にアイデアの出し方からその実現の仕方、マインドなどを、楽しいワークを通して知ることができ、とてもためになりました。どの回も何かしら魔改造につながる要素があるような気がします。
中でも、#3の伊藤亜紗先生の回が特に印象的です。突拍子もないアイデアの背景には、その人の熱いおもいや、徹底的な観察で得られた知見、科学に裏打ちされた技術が存在することを学び、感銘を受けました。与えられたお題と自分を合わせて魔改造するというワークは、自分にとっては難解でしたが、異質なものを結びつけるという考え方は、広く創造のプロセスで生かせると思っています。

関連記事

その他の注目記事