ラランド・サーヤ、成田悠輔、エリイらと、性の話を ゆるト~ク

はなしちゃお!~性と生の学問~ 夏休み特集

8月12日(金)[Eテレ]後10:30 「セックス×薬史学」「男の下着×男性学」
8月19日(金)[Eテレ]前0:30 ※木曜深夜

8月19日(金)[Eテレ]後10:30 「生理×生物学」「春画×社会心理学」
8月27日(土)[Eテレ]前0:30 ※金曜深夜

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性はみんなに関係する大事なこと。でも多くの人がひとりで悩み、体やこころを傷つけてしまうことも…

それならいちど、みんなで「はなしちゃお!」。

意外な学問を手がかりに、性にまつわるアレコレを再発見! ラランド・サーヤさん、コンドームの妖精・まっきぃ(声:マキタスポーツさん)、成田悠輔さん(経済学者)、エリイさん(芸術家)らと、「生理」「男性の下着」「春画」などについて、たっぷりまったりおしゃべりしていきます。思いがけず役立つ知識も身についちゃうかも!?

収録後、出演者の皆さんに“台本なし”の収録の感想や番組の見どころを聞きました。真野プロデューサー(以下、真野P)の解説もあわせてどうぞ!

8月12日(金)は、「セックス×薬史学」「男の下着×男性学」

▶「セックス×薬史学」

貴族たちの謎の秘薬、庶民に広がる効果の怪しい薬、バイアグラやED薬…人類は膨大なリソースを「セックスのお悩み」解決のための“薬”につぎ込んできた!?

乾燥させたオオヤモリも生薬に!?

性交痛の専門外来を開く婦人科医・丹羽咲江さんに日本の現状を伺ったり、日本で最初に作られた薬専門の博物館を訪ねたりしながら、薬の歴史から見える人の業を描いていきます。

まっきぃが古来の“惚れ薬”を試飲!?

▶「下着×男性学」

いまレースの男性用下着が大人気だって知っていました? ブリーフ、トランクス、ボクサーパンツと、男性の下着の変遷を通して男性の自意識や自己表現、多様性にも迫っていきます。

真野Pの解説メモ

日本で最初の医学書を見てみると、その時代から性のお悩みに効くとされる薬のことが書かれているんです。「セックス×薬史学」では、今も変わらない性に対する探求心を、薬という視点から見ていきつつ、男女の差についても考えます。また、「男の下着×男性学」では、あまり注目されない男性の下着から、“男らしさ”の変遷を読み解いていきます。まっきぃの50代男性としての価値観、サーヤさんの20代女性としての感覚の化学反応もお楽しみください。

8月19日(金)は「生理×生物学」「春画×社会心理学」

▶「生理×生物学」

実は哺乳類で月経がある種は約2%しかないんだそうです。そして月経がある類人猿も、妊娠すると4~5年は生理が止まるのが当たり前なんだとか。実はヒトも昔はそうだった!?

ヒトに最も近い大型類人猿・ボノボの生涯の生理の回数は!?

進化に“追いつけていない”ヒトの生理を生物学から見つめ、“生理の常識”を覆していきます!

左から、エリイさん、成田さん。生理とどう付き合っていけばいいのか話し合います

▶「春画×社会心理学」

江戸ではおおらかに楽しまれた春画(性の“交わり”を描いた浮世絵)。それがなぜ今の日本では“隠される”のか。

春画にまつわる江戸のさまざまなエピソードを紹介しながら、性を“恥ずかしい”ものとする規範がどう作られていったのか、現代日本の独特の在り方などを社会心理学から読み解いていきます。

真野Pの解説メモ

「生理×生物学」では、野生の類人猿を研究している徳山奈帆子さんが、ヒトの生理の回数について問題提起してくださいます。そして、東京大学医学部産婦人科の甲賀かをりさんからは、現代のライフスタイルに合わせ、生理をコントロールすることもありだというお話もあり、サーヤさん、エリイさんの体験談も交えて生理とのつきあい方を話していただきました。「春画×社会心理学」では、春画に対する日本人の価値観が揺らいだきっかけを、昔話ふうに楽しくお伝えします。また、SNSで春画の魅力を発信している「春画―ルさん」にもご登場いただき、現代の春画の見られ方についてお話を伺っています。

出演者からのメッセージ

サーヤさん(ラランド)※12日、19日(金)出演

前回も思いましたが、時代によって社会が変化しているのと同時に、性の問題も変化しているというのが知ることができるのが単純におもしろいです。男性の下着をとってみても、昔はふんどしが主流で、履いてないと徴兵検査で落ちがちだとか、今だったら面接でそんなことしていたらセクハラやパワハラで炎上しそうですよね。
私の場合、学生のころからダイバーシティという言葉が当たり前にあって、社会は多様性が受け入れられているものだと思っていたら、意外と上の世代の人に「え?」って顔をされたりするので、自分とのギャップを感じることがあったんですね。でも、きょうのVTRを見て、時代によって「これがよし」と決まっている中で生きていたらその一律の価値観になっていくのがよく理解できた一方で、たまたま世の中をリベラルに見られる時代や環境にいさせてもらっているだけなんだと衝撃を受けました。性について話しているのが大前提ですが、そういったものの見方や価値観への発見や驚きもあるのがこの番組の魅力だと思います。
どの年代の人も、性の話には興味や関心があると思うので、ぜひいろいろな人に見てもらいたいです。どんな世代にも間口を広げている番組なので、軽い気持ちで見ていただければ。

コンドームの妖精・まっきぃ(声:マキタスポーツ)※12日(金)出演

性への切り込み方や広がり、深さを、明るく語り、というのがこの番組の好きなところです。そういったことをコンドームの姿で案内をするという立ち位置がまたおもしろいですよね。
今回は薬史学から性について考えてみたり、男性用のレースのパンツが登場したり。人って、昔からずっと同じ悩みにトライ&エラーしてきたということや、無意識に自分が1つのパターンにハマっていた“量産型おじさん”で、おじさんってやっぱり新しいことには弱いんだということも知ることができて、なかなかに興味深かったです。個人的な見どころは、サーヤさんが、バイアグラの認可が異例の速さだったという事例に「なんでだよ!」と瞬時にツッコんだところ。薬の歴史から男性社会の構造も知ることができて、多様性を考えられる番組にもなっていますし、新たな発見やおもしろみが得られる番組です。ぜひ楽しみにしていただければ。

成田悠輔さん(経済学者)※19日(金)出演

この番組は台本もなく、考えを作らないといけないというプレッシャーもなしで話すのが新鮮でした。テレビは最近作り込みすぎているじゃないですか。でもこの番組は家にいるような感覚です。番組をご覧になる方々も気づいたらテレビの前で考えを話しているような放送になったらいいですね。
収録中に考えていたのは「自分の体や性と向き合うために心をどう使えばいいんだろう?」ということです。学校教育では、生物や保健体育みたいに客観的に体を知る教科と、国語や道徳のように主観的なことを教える教科を切り分けてしまいます。でも、性の話、差別や偏見、そういう問題は客観(物)と主観(心)の間ですよね。自分の内側と外側の境界線にある部分についての教育をどう作れるのかを考えさせられました。

エリイさん(芸術家)※19日(金)出演

性の話を学問から読み解くという内容で、今回のテーマは生理や春画についてでした。番組でも出産後の悩みを話しましたが、産後は身体からだが痛くて、1年以上に渡ってもう電車に乗ったりするような日常生活を送ることができないんだろうな、と思っていました。そしてつらいな、と気付いてはいましたが、振り返るとそれは想像以上のものでした。丁度コロナ禍も重なっていたのもあるかもしれませんが、当時はどうすることもできずにいたのは胸が痛いです。
きょうはいろいろなことを話しましたが、「知る」ということで誰かの気が楽になるといいなとも思います。私自身、そういう経験があるからです。生理が重いという話もしましたけど、それを聞いて自分だけじゃないんだと気付く人もいれば、生理って重い人がいるんだと初めて知ってくれる人もいると思うんです。性についての悩みって言いにくい人も多いと思うので、みんなで話してみようというのではなく、私たちが話しているのを聞いてみる? って感じで、気軽に見てもらえたらいいですね。

「はなしちゃお!~性と生の学問~ 夏休み特集」

【放送予定】
8月12日(金)[Eテレ]後10:30 「セックス×薬史学」「男の下着×男性学」
8月19日(金)[Eテレ]前0:30 ※木曜深夜

8月19日(金)[Eテレ]後10:30 「生理×生物学」「春画×社会心理学」
8月27日(土)[Eテレ]前0:30 ※金曜深夜

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