岡田准一 司馬遼太郎に思いをはせて鎌倉へ!

新・街道をゆく 三浦半島記

8月6日(土)[BSプレミアム・BS4K]後9:00

司馬遼太郎さんの歴史紀行作品を映像化し、大きな反響を呼んだ「街道をゆく」(97年放送)が、20年余りの時を経て復活!

※司馬遼太郎さんの「遼」の字は、正しくは二点しんにょうです。

舞台は、三浦半島。鎌倉のある三浦半島を巡り、司馬さんは何を見いだし、何を思索したのか──。

今回、司馬さん原作の映画に多く出演されている岡田准一さんが、司馬さんの言葉とともに、日本人の原点を探る旅に出ます。

岡田さんが巡ったのはコチラ

■発掘中の鎌倉武士の居館跡

鎌倉武士の暮らしが分かる遺跡の発掘現場。「ロマンだな」と感慨深げに遺跡を触る岡田さんに注目です!

■戦艦・三笠

横須賀の岸壁に保存されている、連合艦隊の旗艦。岡田さんは、司馬さんとゆかりのある元海軍士官の息子さんに、気になっていたことを尋ねました。

横須賀港の記念艦・三笠

ほかにも、由比ケ浜から鶴岡八幡宮に向けて一直線に伸びる参道・若宮大路の段葛だんかずらを歩いたり、武士の所作を習ったり…。

貴重な鎌倉の旅を、どうぞお楽しみに!

今回初めて撮影が許可された、三浦半島記の原稿や取材ノート

歴史好きとしても知られる岡田准一さんは、今回の旅でどんな出会いがあったのでしょうか。感想をお聞きしました。

岡田准一さんインタビュー

僕でいいのかと…


司馬遼太郎さんは僕の大好きな作家さんです。司馬さんの作品で映画の主演を務めさせていただいたこともあり(2017年「関ヶ原」で石田三成 役。2021年「燃えよ剣」で土方歳三 役)、昔から司馬さんに思いをはせることがよくありました。ただ、僕がどんなに年齢を重ねても、司馬さんの知識や取材力、情報量、全てがすごすぎて、決して追いつけない方です。

そんな司馬さんの名作を映像化して好評を博していた番組の、リニューアル版に出演させていただくということで、うれしい反面、「僕でいいのだろうか」と少し不安でもありました。でも、旅を終えた今は、司馬さんにお見せしても許してもらえる番組になっているのではないかと思っています。

司馬さんが「頼朝の首都設計の背骨」と考えた鶴岡八幡宮

いろいろなことが体験・体感できた


今回伺った中に、武士の精神を守り伝えている小笠原流の教場があるのですが、小笠原流は、礼法だけでなく武術界でもコアな存在なんです。歴史も深いし、神事も行っていて。それを受け継ぐ32世にあたる方が僕と同い年だったので、シンパシーも感じて、じっくりお話を聞いてみたいと思いました。その方に礼法を教えていただいたり、実のある話を聞けたりできたのは、とても刺激になりましたね。

鶴岡八幡宮の流鏑馬神事を執り行う小笠原家を訪ねた岡田准一さん

ほかにも、遺跡の発掘現場では、自分の背丈と同じくらいの深さの土の中に歴史が埋もれているということが分かるなど、司馬さんの足跡をたどりながら、いろいろなことを体験・体感することができました。

幕末に建設が始まった、横須賀の造船所。司馬さんが「近代日本の礎」と考えた

鎌倉っておもしろい!


鎌倉はおもしろい時代なんです。乱暴な部分もあれば、運慶・快慶が出てきたように美術の部分でも力があって。「そこに日本人の源流があるはずだ」と司馬さんはおっしゃっていて、どこにあるのかを探しながら旅をしていたのですが、その相反する文化が爆発している鎌倉というのは、改めておもしろいなと思いましたし、僕は大好きです。

司馬さんを通して鎌倉を追うというのは、新鮮でした。鎌倉武士を追いかけていたはずなのに、人間とは何なのかとか、いつの時代も移りゆく美意識とか、品格や生きる知恵とか、「実は人間の永遠のテーマのようなものを追いかけていたのかもしれない」と、本を読んだときには気付けなかったようなことを感じることができたんです。

想像を絶する膨大な知識と調査で、自分が納得できたことを言葉にしていく司馬さんを、僕はよく“取材の鬼”と表現させていただくのですが、今回、改めて鬼のすごさを痛感しました。圧倒的な情報量から導き出す言葉には説得力があるので、いろいろな発見があって楽しかったです。

司馬さんが三笠で取材された元士官の息子さんたちに話を伺います

本を読んだことがある方は、映像を見ることで新たな発見を得られるかもしれません。放送を見たあとに、本を読み返してみるのもオススメです。もちろん、読んだことがない方でも、十分見応えがあると思うので、皆さんにも“旅”を楽しんでいただけたらうれしいです。


「新・街道をゆく 三浦半島記」

【放送予定】
8月6日(土)[BSプレミアム・BS4K]後9:00

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