毎週月曜~木曜にかけて総合でお送りしている15分のドラマ枠「夜ドラ」。
2月13日(月)からは、まつだこうたさん、大間九郎さんの同名漫画を原作とした「超人間要塞ヒロシ戦記」がスタートします。
物語は、スカベリア姫国の領土にして人型要塞・緋炉詩(ヒロシ)の中で暮らすスカベリア人たちと人間の女の子・しずかが繰り広げる新感覚のラブコメディー。実は、スカベリア人たちにとって人間との「恋」は危険なこととされており…。
スカベリア人たちは、この難局をどう乗り越えどんな未来を見つけていくのか。そして、しずかの恋は実るのか!?!?!? 複雑に絡み合う恋の物語、国家の物語をお楽しみください!
【あらすじ】
餃子店のバイトで生計を立てるごく普通の青年・田中ヒロシ(豆原一成)。むだな浪費をせず、つかず離れずの人間関係を保ち、ただ無事に帰宅する。それが内部に6000万人のスカベリア人が暮らす人型要塞・ヒロシの絶対的に守らなければならない1日だ。ある日、ヒロシは本を探しに図書館へ。そこで、大学生・雅しずか(山之内すず)と偶然出会う。そこでのアクシデントをきっかけに、ヒロシに前代未聞の危機が訪れる。前艦長の失職で突如艦長となったアケミ・バルドー(高山一実)は、次から次へと襲い来る難局を乗り越えるべく、人型要塞から指示を出し、新しい未来を模索する。
外の世界の人間関係も絡み合い物語はさらに複雑に。スカベリアの人々の選択は?ヒロシとしずかの未来は?
【人物紹介】

アケミ・バルドー(高山一実)
スカベリア姫国の要塞戦艦“緋炉詩”の乗組員。急きょ新艦長となり、 “緋炉詩”をコントロールする。操縦に悪戦苦闘しながら艦長として成長していく中で、スカベリア姫国の新たな未来を模索していく。

田中ヒロシ/超人間要塞・緋炉詩
(豆原一成/JO1)
一見、餃子店でアルバイトするごく普通の青年。しかしその動きは操縦されたものだ。スカベリア姫国の英知を結集した人型要塞であるヒロシは、地球人の青年を装い、周囲に気付かれないよう暮らしている。

雅しずか(山之内すず)
“運命の人に出会えるか?”という妙な重圧を抱えながら毎日を過ごす大学生。ヒロシがバイトをする餃子店のオーナーの娘でもある。あるアクシデントをきっかけに、ヒロシに思いを寄せていく。
今回は、人型要塞ヒロシの艦長・アケミ役の高山一実さん、ヒロシ役の豆原一成さん、ヒロシに恋をする大学生・しずか役の山之内すずさんの、鼎談をお届けします。ドラマの魅力や撮影秘話を語っていただきました!
高山一実 × 豆原一成 × 山之内すず
仲良し鼎談スタート♪
──今作出演のお話が来たときはどんなお気持ちでしたか?
高山一実(以下、高山):主演です、とお聞きしたときは出演者さん全員に「主演ですよ」と言ってオファーするんだと思いました(笑)。ちゃんと理解してからはありがたい!という気持ちと、不安が半々で。不安な気持ちを聞いたスタッフさんたちが、「できることはするので楽しんでやってください」と言ってくださって「とにかくこの期間は頑張らないと!」と思いました。

豆原一成(以下、豆原):僕は去年の夏、韓国にいた際にリモートでこのお話を聞いて、撮影が始まるのはまだ先だったのですが「今すぐ日本に帰る!」と思いました(笑)。最初は人型の要塞の役と聞いて想像がつかなかったんですけど、演技をすることが好きなので、自分にとってもプラスになるような役だなと思い、ぜひやりたいと思いました。
山之内ずず(以下、山之内):私は、ドラマで恋をする役が初めてなので、気持ちを上手に表現できるのか不安ではありましたが、何よりも原作を読んでからのワクワクが止まらず、今もワクワクしながら撮影しています。
高山:原作を読まないと想像ができなかったかもしれないですよね。
山之内:そうですよね。しずかは普通の女の子なので想像はつきましたが、ヒロシの中の世界がどう映像になるかが想像がつかなかったんです。回を重ねるごとにそれぞれの目線が分かってくるんですよね。
高山&豆原:うんうん(うなずく)
──それぞれどんな役柄なのか、どのような世界を見ているのか教えてください。また、演じる上で意識したことなどはありましたか。
高山:私が演じるアケミは、地球にいる青年ヒロシの姿をした人型要塞・緋炉詩を操り、同胞たちを危険な目に合わせないようにと国を背負って生きている人物です。例えば、人間の世界では恋は普通ですが、ヒロシにとっては重大な危機だったりするので、恋が始まりそうにならないよう常に緊張しながら生きています。ことばづかいは堅苦しく、迫力を出すために声を低くして演じています。
豆原:ヒロシは、人ではなく人型要塞、いわゆる戦艦なので、中にいるアケミやクルーの皆さんの意志を行動に出していく役柄なんですね。首の動き、手の動きなど、一つ一つを動かしてくれる人が自分の中にいるということを意識して、指示されている「間」を大切にしながら演じています。ふだんしない動きが多いので、ヒロシのおかげで姿勢が良くなった気がしています(笑)。
山之内:しずかは、一見普通の女の子に見えて、運命の人を見つけなければいけないという重圧を背負っている子です。恋に盲目になったり、抜けていたりする部分もありますが、どんな人に対しても真剣に向き合うので、話が進めば進むほどいとおしくなっていくような子だと思います。

──アケミの視点、ヒロシ&しずかの視点、それぞれの現場の雰囲気はどんな様子だったのでしょうか?
高山:アケミがいる緋炉詩内のメインブリッジのシーンは、外部発言戦略管理局司令補・エリック役の大東駿介さん、スカベリア姫国・姫役のファーストサマーウイカさん、艦長・トオル・マキシム役の斎藤工さん、ハジメ大統領役の吹越満さんと、経験豊かな俳優さんたちとの撮影なので、学ぶことがたくさんあって本当に楽しいです。

高山:空気を引っ張っているのはやはり艦長の工さんです。撮影の合間もクルー全員に話しかけるなど、その姿を見て私も頑張りたいなと思いました。また、女性の軍人役が難しいなと思っていたら、大東さんが「エヴァンゲリオン」を見るといいよと教えてくださったりもしました。
山之内:ステキな現場ですね~!
高山:ヒロシとしずかのシーンは同世代が多いんじゃないですか? それもいいですよね。
山之内:先日、豆原さんとは(芸能界の)友達がいないという悩みを打ち明け合いましたよね(笑)。
豆原:あははは。しました!(笑)。共演の方々と結構話をしていますよね。その中で、ヒロシとしずかの関係性が出来ていってるのを日々感じています。

──注目してほしいシーンやポイントはありますか?
豆原:個人的には初めてしずかと対峙した図書館のシーンは印象的で、そこは見てほしいですね。
山之内:大がかりなシーンになっているので、私も初めてひじやひざにサポーターを付けて撮影に挑みました。キュンとするシーンですし、特に豆原さんが頑張ったシーンなので楽しみにしていてほしいです!
豆原:すごく暑かったんですけど頑張りました。
高山:私は、しずかがセクシーな服で登場するみたいな回もあるのでそれも楽しみです(笑)。ヒロシは表情も工夫されているんですか?
豆原:基本的に表情は豊かではないですが、ぎこちない笑顔は見てほしいです(笑)。
高山:私は、ぜひ要塞の中のメインブリッジのセットを見てほしいです。緋炉詩を操るモニターもかわいいですし、細かく作られていて大好きです。衣装もおもしろく、ゴーグルとかの装具がたくさん付いていて、クルーによってはトランシーバーが付いていたり、つなぎスタイルの人もいます。アケミは髪をおだんごにしているんですけど、お正月休み明けの撮影でおだんごにしてみるとやる気が出るというか、役への愛着が湧いているんだなと実感できました。あと、スカベリア姫国の多くの人たちは、紫の瞳をしているんです。
豆原:へ~そうなんだ。かっこいい~。
山之内:初めて聞くことばかりでクルー全員がそろった姿は楽しみですね。
高山:見どころを語ったらきりがないです(笑)。いまだに「役者さんはすごい!」と思い、日々現場で勉強させていただきながら頑張っているので、ぜひたくさんの人に見てほしいです!
夜ドラ「超人間要塞ヒロシ戦記」
【放送予定】
2月13日(月)放送スタート!(全20回)
毎週月曜~木曜[総合]後10:45~11:00