個性いっぱいのへんてこ生物たちに人生を豊かにする知恵を楽しく学んでいく「へんてこ生物アカデミー」。
これまで紹介してきた生き物は、なんと120以上! 3月25日(土)は、えりすぐりのへんてこを集め、さまざまな部門ごとに“グランプリ”を決定しちゃうスペシャルな企画を放送します。
部門ごとに選ばれたノミネート生物の中から、一番印象に残った“へんてこ”を選び、最も得票数が多かった生物が、栄えあるグランプリとなります。
果たして選ばれるのは、水中からジャンプをして鳥を食べる凶暴な巨大魚? 親子でかわいいダンスを披露する渡り鳥? はたまた、動物園や水族館でも大人気のクオッカやチンアナゴ?
進行は、当アカデミー塾長の林 修さんとプレゼンターの中川翔子さん。アカデミー研究生の陣内智則さん、トリンドル玲奈さん、Aマッソ(村上 愛さん、加納愛子さん)らが審査員となりグランプリを選んでいきます。
大盛り上がりとなった収録直後の出演者の皆さんに、番組の見どころを聞いてきました!
生きものから人生を考えさせられた
林 :グランプリを決めるとあって、今回は本当にレベルの高い生きものばかりが登場しましたね。
中川:本当のえりすぐりでしたね。
陣内:中でも、頭を巣の入り口にはめてドアマンとして一生を過ごすナベブタアリの人生が気になり過ぎて、収録が終わってもずっとその話をしていましたね。切なすぎません? 同じナベブタアリなのに、頭のサイズが巣の入り口のサイズとピッタリなアリだけが一生をドアマンとして生きなければいけないのって。

村上:私なら頭の整形とか考えちゃいます。
加納:ナベブタアリがほかの生物のことを知ることができたらいいですよね。自分以外にも、もっとへんてこな生きものっているんだと分かったら少し気が楽になるかも。
陣内:あ~それもそうだよね! 頭スケスケの深海魚・デメニギスとか会わせたいよね。トリンドルさんはどんな生きものが印象に残った?
トリンドル:私はかわいい生物が印象に残っています。生まれてすぐにスカイダイビングをしなければいけないふわふわのカオジロガンの赤ちゃんとか、口角が上がって見えるクオッカとか。

中川:個人的にはクオッカとトリンドルさんの自撮りが見たいですね。
村上:それ、待ち受けとかにしたいです。
加納:運気上がりそうですよね。
林 :クオッカが埼玉県こども動物自然公園にいるということを知って、子どもと見に行きたいと思いました。
トリンドル:私もいつか行ってみたいです。

医療にも役立ちそうな生きものとは?
陣内:首を切られてもカラダが再生するコノハミドリガイ(ウミウシの仲間)は、すごくなかったですか? 医療方面でも役立ちそうですよね。

林 :おっしゃるとおりで、あの再生能力は研究の価値が十分にありますよね。
中川:臓器まで再生しちゃうんですよね。あの映像は早く皆さんに見ていただきたい。
陣内:その再生能力で僕たちも若いままでいられるとかできないですかね。
林 :若いままでいられるけど、絶対に顔がコノハミドリガイのように緑色になってしまうとなったらどうします?
トリンドル&村上&加納:やだ~~!!
中川:それだけは絶対に嫌ですね(笑)。コノハミドリガイって光を受けて再生しているのかもってことですが、私はいつも紫外線を避けて生きているので、光を浴びる?そんなのとんでもない! どんな理論で光を受けて体が再生されているんですかね。コノハミドリガイのことをもっともっと知りたくなりました。

人間のような行動をする鳥に大盛り上がり
村上:ボスのために、弟子たちがメスに集団で求愛ダンスをするエンビセアオマイコドリは、陣内さん共感したんじゃないですか?

陣内:待って、僕はそんなことしていませんでした! 昔はたまにそんな話を聞きましたけどね。後輩が先輩にアシストするみたいなね。
中川:今も芸人さんの中ではそのシステムはあるんですか?
陣内:今はコロナ禍になって飲み会も少なくなりましたけど、昔はありましたよ。
林 :誰がやっていたのか知りたいですけどね。
トリンドル:この先輩に、この子はなびかないだろうけど、後輩だから頑張ってアピールしないとみたいなこともあったんですか?
陣内:そりゃあるでしょうね(笑)。
中川:相手の子が、周りでアピールをする後輩の方を好きになるなんてこともあったんですか?
陣内:それは…、ちょっと呼び出して「今日はちょっとゴメンな、別の日なら」って。
村上:後日いくんかい!
林 :生々しいですね。経験があるかのような(笑)。
陣内:決して僕の事じゃないですよ。
トリンドル:でも本当に、弟子がメスへのアピールを手伝うところが、鳥なのに人間みたいでおもしろかったですよね。

子どもたちにこそ見てほしい!
陣内:話は尽きませんが、こんなにも見たこともない生きものがたくさんいるんだと本当に勉強になりました。生きる知恵がおもしろかったり、生き延びるためだとはいえどうしてそんなことをするのと切なくなったりもしましたが、どの生きものも皆頑張って生きているんですよね。とても考えさせられました。
村上:いろいろな生きものがいることを知ることで、人間のへんてこなところって大したことないんだなと思えましたし、むしろこの人はこんな個性があるんだなと発見できるかもしれないと思いました。そこに気付ける番組だなと思います。あと、私たちが「変身願望を抱いた生きものたち」を紹介するコーナーもあるので、ただただ生きものの見た目がおもしろいので楽しみにしていてください。

加納:たくさんの生きものの特徴を知ることができて、得している生き物も、なんでこの特徴を持って生きているんだろうという謎な生きものもいて、その中から自分がどれになりたいか考えながら見てもらえたらおもしろいと思います。
トリンドル:とにかく癒やされました。これまで見たことのなかった動きや声には驚きましたし、皆それぞれ一生懸命に生きているんだということも知ることができました。生きものたちに、自分も頑張ろうと思えるパワーをもらいました。
中川:春休み時期の放送なので、子どもたちに絶対に見てほしいなと思いました。皆と同じ行動をするのが難しいなとか、皆とちょっと違うことで悩んでいる子もいるかもしれませんが、生物界を見てみると、そのちょっと変わった個性こそが武器だったりするので、生きものたちの生き様を見て、不安を抱えている子たちの勇気につながったらいいなと思いました。皆違って、かわいかったり、キモかったり、かっこよかったり、“ぶっちぎってる”って最強だなと思いました!
林 :たくさんの珍しい生きものを紹介しましたが、それでもこの世で生きている生物のほんの一部なんですね。この番組をきっかけに、さらに興味を持って生きもののことを自分で調べたり、研究したりしてもらえたらいいですよね。特にお子さんにそんな思いになっていただけたらいいなと思いました。

「へんてこ生物アカデミー春休みSP へんてこ☆グランプリ」
【放送予定】
3月25日(土)[総合]後7:30~8:15