副業を解禁する企業が増える中、「自分も副業したい!」という人気芸人がここに1人…。
キングオブコント王者「空気階段」の鈴木もぐらさん。無類のギャンブル好きで、かつては借金600万円を抱えていたこともあったというもぐらさんが、高齢者施設での副業に挑戦します。本業とは異なる仕事の現場で出会った人、気づいた問題とは? 汗と涙の体当たりの経験を通じて、社会課題にも触れていきます。
本気で副業に挑戦した鈴木もぐらさんに、ロケの感想や副業の魅力などを聞きました。
鈴木もぐらさんインタビュー
──副業を経験してみていかがでしたか?
今回、高齢者施設の仕事を経験させてもらいましたが、そこでの経験は本業にも生かせるんじゃないかなと思いました。利用者の方と接する中で、「この角度のギャグがツボるんだ」とか、「年配の方が多い会場では、遠慮しすぎないでちょっと暴れるぐらいのほうが受けるのかな」という空気感を学びました。副業をやることで、コントなどのネタづくりのヒントも得られます。お金の面でもプラスになることはもちろんですが、今回のロケは本当にためになったなと思いましたね。


介護福祉の仕事は、もともと抱いていたイメージとはだいぶ違いました。体を動かす仕事が多そうだなと思っていたんですけどそれだけではなくて、利用者の方と会話をするなど、対面で接する機会が想像以上に多かったです。僕は体操のサポートや料理の配膳、洗濯などを担当しましたが、暑い部屋で黙々と作業する洗濯が一番大変だと思いました。もし洗濯だけをやらなければいけなかったとしたら、早々に逃げ出していたと思います(笑)。一方で、僕はマージャンや将棋が好きなんですけど、利用者の方にたまたま同じ趣味の方がいて、その方と話しているときは、仕事じゃなくてただ遊んでいるだけなんじゃないかというくらい楽しかったです(笑)。


──今後、やってみたい仕事は?
マージャン店の店員さんや競馬場のスタッフさんはやってみたいですね。あと、将棋の駒が工場でどのように作られているのかも知りたいので、その仕事も経験してみたいです。自分の好きなものに関わってみたい一方で、まったく経験のない業界も新鮮だと思うので、興味があります。例えば、ヘアカラーの染料工場。染料そのものは白いのに、髪に塗るとどうして髪の毛が青や金色に変色していくのか知りたいので、それを作る仕事や、相撲の土俵を掃いている「呼出」の仕事もやってみたいですね。

──副業で稼いだお給料を、何に使いたいですか?
汗をかいて何時間もかけて稼いだお金だからこそ、一瞬で消える可能性があってもやはりギャンブル、競馬に使いたいですね。堅実に貯金したりおいしいものを食べに行ったりという使い方ではなく、「一瞬」に賭けたいです(笑)。

──副業の良さはどんなところに感じましたか?
副業は、頭や体のふだん使っていない部分を使うので刺激にもなります。発想を得るためのインプットとして、映画を見たり漫画を読んだりする人もいると思いますが、副業を取り入れてみるのもありなんじゃないでしょうか。話のネタとしてもおもしろいと思います。
今回の番組では、本気で働かせてもらいました! そのリアルな空気感が、見てくださる方に伝わればいいなと思います。


レギュラー番組への道「副業バラエティー もぐらの穴掘り」
【放送予定】8月19日(土)[総合]午後11:30〜