NHKと民放キー局のアナウンサーが今年も大集合!

1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために

今年の夏は「地球沸騰化」といわれるほどの熱波に世界が襲われ、山火事や大雨・洪水の被害も相次いでいます。

脱炭素社会の実現が待ったなしの今、NHKのスタジオに、民放キー局のキャスターや科学者が集い、気候変動について一緒に考え、アクションにつなげるスペシャル番組を放送します。

この番組は、国連SDGメディア・コンパクトの加盟社が展開する「1.5℃の約束─いますぐ動こう、気温上昇を止めるために。」というメディアの垣根を超えたキャンペーンの旗印として、NHKと民放キー局が6局連動で協力して制作するものです。
去年に引き続き2回目となる今回は、6局のアナウンサーが、気候危機を伝え脱炭素社会に向けて社会を動かすためにいま何ができるのか、本音で語り合います。6局連動のシンボルとして、民放が取材した第64次南極地域観測隊の貴重な映像も交えて、世界で進行する気候変動の現状を科学者とともに伝えます。
さらに、危機を乗り越えるための解決策やメディア自身の削減対策も紹介します。番組では、YouTuberや若者世代からのメディアへのメッセージもお届けします。ご家族そろって、ぜひご覧ください。

今回の番組での環境への取り組み

NHKでは、今回のスペシャル番組の美術セットに、リユース・リサイクル素材を取り入れたり、番組後も活用できるものを選定し、環境負荷の低減に努めています。また、放送センターおよび全国の放送局のスタジオやオフィスの照明のLED化を拡大し、今回の番組でも使用しました。
さらに、番組制作に関連して排出されるCO2の量を算定するツール(※)を、実験的に導入し、環境に配慮した番組制作を進めていく際の参考にしています。事前にグリーンメモといわれる、環境への意識を高めるための目標や具体的な取り組みを記したメモをスタッフで共有し、昨年の番組制作時よりもCO2の排出を減らせる見込みです。

※ このツールは、イギリスの公共放送BBCが開発し、現在は、「アルバート」というコンテンツ制作における環境負荷を低減し、持続可能な制作を促進する業界コンソーシアムが運営・管理しています。世界2100を超える放送局や制作プロダクション、大手配信業社などが活用しています。

中田敦彦さんも出演!

今回の番組には、ユーチューバーとして活躍するオリエンタルラジオの中田敦彦さんも出演。気候変動をテーマにした動画を数多く発信している中田さんには、現在暮らしているシンガポールからオンラインで番組に参加いただきます。

中田敦彦さんメッセージ
私は、気候変動はメガトレンドの一環だと思って伝えています。どのメディアも一部の人にしか届けられない時代だからこそ、メディアごとに連携して、YouTubeはYouTube、TikTokはTikTok、民放は民放、NHKはNHKの届く層に深く刺して、「これは自分事なんだ」という人を一人でも多く増やせれば、ある時、社会の空気がガラッと変わると思います。応援しております。

NHK 民放6局連動 環境スペシャル番組
「1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために」

【放送予定】9月24日(日)[総合]午前10:05~11:00

【司会】高瀬耕造 アナウンサー(NHK)

【スタジオ出演】
鈴江奈々 アナウンサー(日本テレビ)
山口 豊 アナウンサー(テレビ朝日)
日比麻音子 アナウンサー(TBS)
松丸友紀 アナウンサー(テレビ東京)
安宅晃樹 アナウンサー(フジテレビ)

江守正多(東京大学/国立環境研究所)

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