絶景を車窓から 俳優・玉木 宏が巡る 南米6か国の鉄道旅

玉木宏が行く 遥かなる南米鉄道の旅

[BS]午後7:30~8:59
2月17日(土)「(1)~ペルー・チリ~」
2月24日(土)「(2)~ブラジル・コロンビア~」
3月2日(土)「(3)~アルゼンチン・パラグアイ~」

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俳優・玉木 宏さんが、南米6か国を鉄道旅! 多様な民族、文化、そして息をのむ絶景の数々を巡ります。

アンデスの峰々、パタゴニアの荒野、広大な砂漠へと続く鉄路の先に見えるものとは…? 現地の方々にもお話を伺いながら、知られざる南米大陸の今に迫っていきます。

今年1月にBSP4Kで先行放送した番組を、2月17日(土)からBSでお送りします。玉木さんとともに現地のロケに同行した酒井 克ディレクター(以下、酒井D)に、玉木さんとの旅の思い出や番組の見どころを伺いました!

2月17日(土)は、
ペルー・チリへ

ペルーでは、玉木さんも以前から乗りたかったという観光列車「チチカカ号」に乗り、標高4,000メートル超えの鉄道旅へ! 車窓に広がるアンデスの峰々に息をのむ場面も。

観光列車・チチカカ号

車内では景色や食事を楽しみながら、鉄道員の皆さんや、伝統文化をつなぐダンサーたちとの交流を楽しみます。

列車の中で朝食を楽しむ玉木さん

チリでは、海岸沿いの山々の裾野を走る、国鉄「リマチェ・プエルト・トレイン」に乗車します。車内ではギター弾きの男性と出会い、政情不安に巻き込まれたその人生を伺います。

列車の中でギター弾きの男性に遭遇

最後は、“天国の谷”と呼ばれる港町・バルパライソを町巡り。食を堪能しながら、町の名物・アセンソール(ケーブルカーのようなもの)にも乗車します。

酒井Dが語る注目ポイント

ペルーの「チチカカ号」は、マチュピチュなどを巡る観光列車で、外国人観光客がたくさん乗車していました。玉木さんは、ペルーの方々との交流を大事にされていて、中でも乗務員さんのお話に、「仕事に対するモチベーションを教わった」と感銘を受ける場面もありました。「チチカカ号」の乗車時間は10時間。食事や景色を楽しみながら、祖父との鉄道旅行の思い出も語っていただきました。

チリでは、ハプニングとまではいいませんが、列車の中に堂々と犬が寝っ転がっていました(笑)。玉木さんもその自由さに笑っていましたが、乗客の皆さんがいつものことのようにあまり気にされていなかったところもお国柄なのか、おおらかさを感じました。

2月24日(土)は、
ブラジル・コロンビアへ

ブラジルでは、サンパウロの通勤電車「CPTM10号線」に乗車する玉木さん。沿線にあるブラジリアン柔術の道場を訪ねます。

いざ、CPTM10号線へ乗車!

また玉木さんは、移民の歴史を今に伝える駅へも足を運びます。ブラジルを発展させた鉄道の姿とは? 移民の皆さんに話を聞きながら、ブラジルの鉄道の今を見ていきます。

世界最長の貨物列車も走るカラジャス鉄道(ブラジル)

コロンビアでは、かつては世界一危険な街といわれた都市・メデジンで、メデジンメトロに乗車します。その先にある、ロープウエー・メトロカブレに乗り換えると、なんとスラム街の上を空中散歩! スラムの治安と生活を向上させたという、ロープウエーの秘密に迫っていきます。

ロープウエー・メトロカブレ

酒井Dが語る注目ポイント

ブラジルでは、ブラジリアン柔術の道場を訪問しました。時間の都合で、玉木さんが実戦する姿を撮影できなかったのが残念でしたが、道場の先生にブラジリアン柔術の起源の秘密を伺うことができました。メデジンでは、スラム街の住民や、そこで育った女性にもお話をお聞きしました。交通の整備による力は、さまざまな面で役割以上のことを果たしていることが分かり、鉄道の力、可能性を見ることができました。

3月2日(土)は、
アルゼンチン・パラグアイへ

アルゼンチンでは、一度は廃止されるも復活を遂げた観光列車「雲の列車」に乗車します。

「雲の列車」で“天空の旅”を堪能!
車内で出会ったご家族にマテ茶を勧められる玉木さん

また、地元民の生活に根ざした列車「トレン・パタゴニコ」で荒野をひた走り、山岳鉄道の廃線跡にも向かいます。

酒井Dが語る注目ポイント

アルゼンチンとチリにまたがるパタゴニアは、日本では絶対に見られない絶景ばかりで、“大地”を感じることができました。ここでは、週に1本しか走らない列車も撮影しました。幸いスピードが速くなかったので、“撮影しては追いかける”を繰り返し、さまざまな列車の顔が撮影できました。ペルーでもそうでしたが、アルゼンチンの旅も高山病になりうるほどの標高で、玉木さんの体力があったおかげで撮影をスムーズに行うことができました。

最後は、かつて鉄道大国と言われたパラグアイ。国内を走る鉄道は2009年に全て廃止となりましたが、SL復活に挑む元鉄道員と出会い、SL復活への情熱を伺いました。

旅を終えて…
番組ディレクターよりメッセージ!

全体の取材は約2か月、玉木さんとは2週間で6か国を巡るロケを行いました。大規模なロケだったので、スケジュール通りに進まなかったこともたくさんありましたが、なぜか玉木さんに参加いただいたパートだけはそれが一度もなく、現地のコーディネーターさんも驚くほどでした。また、この旅一番のカギは玉木さんの体力といっても過言ではありません。ロケ中、標高が高い場所での撮影や、長時間の列車移動でも一切疲れを見せることはありませんでした。むしろ、早朝に必ずトレーニングをしてからロケに臨まれていたんです。玉木さんは、旅好きで旅慣れていることもあり、今回の鉄道旅をとても楽しまれていたのも印象的でした。
番組では、現地の方々にお話を伺い、鉄道がどのように町の人たちに根付いているのかも探っています。南米という土地柄もあり、明るく気さくな方々ばかりでしたが、さまざまな経験、感情を持って過ごしていることが分かり、その土地の文化や歴史も知ることができました。もちろん、鉄道員たちの熱い思いも伺っています。改めて、鉄道員のハートの熱さは万国共通なのだと感じることができてよかったです。
鉄道からはさまざまな歴史や情勢が見えてきます。この番組をご覧になって、南米の鉄道や土地、そしてそこに暮らす人たちにも興味を持っていただけたらいいなと思います。

3月は、BSP4Kで南米鉄道旅の短縮版を放送します!

南米鉄道をじっくり味わえる15分間。こちらもぜひお楽しみに!

【放送予定】[BSP4K]午前7:45〜8:00
3月11日(月)「ペルー・ペルーレイル」
3月12日(火)「チリ・チリ国鉄」
3月13日(水)「ブラジル・旧サンパウロ鉄道」
3月14日(木)「ブラジル・カラジャス鉄道」
3月15日(金)「コロンビア・メデジンメトロ」
3月18日(月)「アルゼンチン・トレンパタゴニコ」
3月19日(火)「アルゼンチン・トロチータ」

「玉木宏が行く はるかなる南米鉄道の旅」

【放送予定】[BS]午後7:30~8:59
2月17日(土)「(1)~ペルー・チリ~」
2月24日(土)「(2)~ブラジル・コロンビア~」
3月2日(土)「(3)~アルゼンチン・パラグアイ~」

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